交通事故ドリル

〜交通事故後立ちはだかる壁に風穴を開けろ!〜


(練習問題6回答)
次の時、回転半径Rは何mか?
R=3÷(1-cos55°)=3÷(1-0.57…)=7.03…(m)
R=3.5÷(1-cos55°)=3.5÷(1-0.57…)=8.20…(m)
R=4.3÷(1-cos30°)=4.3÷(1-0.86…)=32.09…(m)
R=3.32÷(1-cos25°)=3.32÷(1-0.90…)=35.43…(m)
R=6.1÷(1-cos73°)=6.1÷(1-0.29…)=8.62…(m)
R=7.3÷(1-cos87°)=7.3÷(1-0.05…)=7.70…(m)
R=3.6÷(1-cos64°)=3.6÷(1-0.43…)=6.40…(m)
R=5.7÷(1-cos68°)=5.7÷(1-0.37…)=9.11…(m)



 【ポイント】
 問題(1)X=3m、衝突角度θ=55°をエクセルで計算する場合には、数式
  =/(1-COS(RADIANS(55)))
で計算できます。
 エクセルの使用はOKですが、毎回式を手書きしてください。
(※コピペでは、式が頭に残りません!)
 本来は紙に式を書いて、関数電卓を叩くのがベストです。
(amazonなら\2000を切る関数電卓が沢山有ります!)

 この数式 R=cd÷(1-cosθ) で、回転半径Rの値に最も影響を及ぼすのは、衝突角度θの値です。
 0≦cosθ≦1の範囲で存在します。
 これにより、cosθの値が1に近付くと1−cosθの値は0に近付き、Rの値は爆発的に大きくなります。
 つまり、『接触角度θの値が浅い(0に近い)程、回転半径Rの値はとてつもなく大きくなる』と言えます。
 何の根拠も物証も無く「衝突角度は浅かった」と鑑定を行ってしまうと、「事故現場の道路状況では、物理的に回り切れない程大きな半径で旋回した!」と言っている事と同義になります。

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