交通事故ドリル

〜交通事故後立ちはだかる壁に風穴を開けろ!〜


《 制動距離(ブレーキ→停止までに進む距離)の計算 》

停止距離=空走距離+制動距離
 (例題3)
 速度が時速40kmの自動車が急ブレーキで停止しました。
 路面の摩擦係数μを0.8とする場合、ブレーキが効き始めてから停止するまでに自動車が進む距離(制動距離)は何mでしょうか?

 (回答3)
 制動距離はSで表され、
  S=vv÷(254×μ)
で求める事ができます。
  S=vv÷(254×μ)
 よって、時速40km、摩擦係数μ=0.8とする場合の制動距離は約7.87mと言えます。
 ※ この式では速度に(km/h)を用います。 その理由については次項で解答と一緒に解説を行います。



 (練習問題3)
 次の条件下での制動距離の値を求めよ。
 (1) 時速50km、路面の摩擦係数μを0.7
 (2) 時速60km、路面の摩擦係数μを0.7
 (3) 時速70km、路面の摩擦係数μを0.7
 (4) 時速80km、路面の摩擦係数μを0.7
 (5) 時速90km、路面の摩擦係数μを0.7
 (6) 時速100km、路面の摩擦係数μを0.7
 (7) 時速40km、路面の摩擦係数μを0.5
 (8) 時速50km、路面の摩擦係数μを0.55
 (9) 時速40km、路面の摩擦係数μを0.15


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