〜交通事故後立ちはだかる壁に風穴を開けろ!〜
(練習問題5回答) スリップ痕=制動距離として、次の条件下での衝突前の車両の速度を求めよ。 【ポイント】 旋回運動は、右折でも左折でも円運動で仮定します。 現実には円運動ではない(楕円や二次曲線を描く)事が少なくありません。 しかし、明らかな物証が無い限り、基本的に円運動で仮定します。 上式からも分かる通り、半径 R は速度 v の2乗ずつ増加するので、速度 v が増加すると、半径 R は加速的に増える事が分かります。 路面の摩擦係数μは反比例の関係にあるので、μが大きくなるほど半径 R の値は小さくなります。 つまり、路面の摩擦力であるμが高いほどタイヤはグリップして、小さい半径で回れるのです。 事故現場に照らし合わせると、『曲り切れない半径』での主張を行う…物理的に破綻した鑑定も存在します。 そんな場合は、特に注意して内容を確認してください。 |
≪リンク≫ 【はじめに】 |