「エーテル空間」ノート

■テキスト
ジョージ・アダムス 『エーテル空間』 (石井秀治訳・耕文舎叢書/2012夏発行)

■全体構成
「はじめに」
「I.ユークリッド幾何学と近代幾何学」
「II.反空間とその力」
「III.球面に関する対極性」
「IV.物質とエーテルの力と実体」

●『エーテル空間』ノート

『エーテル空間』ノートpdf(全データ)

「はじめに」

note0:導入

「I.ユークリッド幾何学と近代幾何学」

note01:幾何学と霊的認識
note02:人智学的幾何学と対極性
note03:太陽的(エーテル的)なものと地球的(物質的)なものとのあいだにある対極性
note04:点と平面との対極性
note05:無限遠点
note06:平面の縁はひとつの直線であり、空間全体はひとつの平面を持つ
note07:エーテル空間/内包的なものを外延的に、外延的なものを内包的に体験すること(点と平面)
note8:点と平面の対極性は直線によって媒介される・エーテル空間における直線と平面との関係
note9:射影/平面像への拡張と点への収縮/光の種子
note10:種子と像の対極性・リズミカルな交替

「II.反空間とその力」

note11:周縁全体から作用する反空間を体験する能力を培うこと
note12:物質空間の反対の性質を持つ空間形態としての原空間
    (ユークリッド幾何学が扱う一面的に物質的な空間との関係)

note13:「形成原理」は、個々の部分のプロセスと同時に全体のなかにも現れる
    その理念は時間においても空間においても見出すことができる

note14:ただひとつの宇宙点を起点とする反空間が存在する
    その反空間では、ひとつの点が“無限遠”となる

note15:死後、私たちは太陽の領域へ、星々の領域へ向かい周縁的なもののなかで生きる
note16:地球上の自然のなかでも、また人間の肉体を理解する上でも、
    反空間の作用に関する空間理念、空間感情を育んでいくこと

note17:ユークリッド幾何学と非ユークリッド幾何学の対象となる空間と
    アントロポゾフィー的な空間認識の違い
    地上的な空間に対して天上的な空間を見出すこと

note18:地上的物質的な空間と天上的な空間の相互作用
    物質的な空間は、エーテル的なものからその形態を受け取り過去へと向かわせる
    エーテル的な力は、ひとつの物質的な種子点(地球)へ向かい未来と関わる

「III.球面に関する対極性」

note19:物質的な相における点が完全に球面のなかにあるように、
    エーテル的な相における平面は完全に球面のなかにある:空間の質的反転

note20:これまでの議論のイメージ的なまとめ:物質的な相を内的かつ積極的に乗り越えること
note21:球をつくり出していくエーテル的形態形成のプロセス
    エーテル的な側面と物質的な側面との相関と差異

note22:球の中心点から放射する物質空間の諸半径は、
    エーテル空間の中心平面を織り成す天球諸直線に対応している

《間奏あるいは幕間狂言》

note23:
・球は中心点に直角三角形をつくり出すだけではなく、天球周縁にも直角三角形をつくり出す
・プロセスとしての球形形成運動
・球形形成原理は、虚数に関わり、数エーテル(化学エーテル)として現象界に現れる

note24:
・霊的ー魂的な三つ組は、地上でと同じように天上でも作用し、
 宇宙の霊的根源においては思考、感情、意志の三つ組と関連している
・数学的に述べられてきた事柄は、超感覚的作用に関連して「質的ー理念的」に理解する必要がある
・「彫塑的空間」としてのエーテル空間
・形成諸力体としてのエーテル体
・人間を全宇宙から形成されているものとしてとらえる必要性

「IV.物質とエーテルの力と実体」

note25:
・物質空間:ポジティヴ(プラス)な実体とエーテル空間:ネガティヴ(マイナス)な実体の対極性
・空間世界に作用している物質的なものとエーテル的なものの諸力の対極性:重さと光の軽さ
・重さと光の軽さは、エーテル体と物質的体は互いに均衡を保っているが、死の際にはそれぞれの領域へと向かう

note26:
・ポジティヴな物質空間とネガティヴなエーテル空間の質的反転
・物質空間の容積としての球(点)とエーテル的な球の内部空間としての平面
・物質空間における球面外部の無限空間=エーテル空間の容積
・物質空間における球面内部の容積=エーテル空間的には空っぽ・内への空虚

note27:
・中心点から外へ向かい希薄になっていく物質的作用
・天球周縁から宇宙点に達し無限に拡がる球面面積を持つ点となるエーテル空間の作用

note28:
・エーテル空間においては、中心点(宇宙点)へと向かう規則正しい成長を
・物質的に見れば、宇宙点に向かって密集していくように見える。
・物質的表象としては、∞,1,1/2,1/3,1/4,1/5,・・・
(エーテル的感情としては、無限に続く規則正しいリズム:0,1,2,3,4,5,・・)
・物質的な成長像は、“相反半径による変換”を用いることでエーテル的な成長像へと変換することができる。

note29:
・物質的なものとエーテル的なものの振幅運動の理念
・内へと成長し宇宙点へと到るエーテル的なものはその瞬間に、その物質に新しい始まりをもたらす
・その点のなかで熱が放射し無限平面へ到りまた再びエーテルの活動力へと反転していく

note30:
・物質的なものとエーテル的なものにおける圧力及び吸引力
・エーテル球における「ネガティヴな重さ」と「空間をネガティヴに満たそうとする傾向」とのあいだのバランス

note31:
・エーテル空間の観点から観たホメオパシー作用
・物質を希釈すればするほどエーテル球面の力が周縁的に凝縮しエーテル作用が高められる
・質的な意味での純粋幾何学による「空間知の霊化」という課題