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2022/02/19
マダイ 久里浜港 五郎丸
2月19日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

順番からすると今日はムツ五目でもよかったのですが、なんだかマダイな気分で2週連続マダイ船で予約完了。週末の天気予報がビミョーで木曜に続き再び南岸低気圧が通過する模様。最新の予報では土曜日はお昼前後から雨で日曜の朝にかけて雨量もけっこうまとまるそうです。土曜の夕方から低気圧が発達しながら通過して日曜日にかけて南西大シケ予報。気温が高めなので雪は無いようです。土曜の日中は風は吹かないようなので雨は覚悟で頑張って来ましょう。しかし、船宿さんのご都合でしばらくW五目やってませんので、そろそろシャクリたい気分も満々。逆にこんな頻度でマダイ船に乗るのも初めてながら、年末から直近5釣行ボーズ無しは自分でも出来過ぎかな?



釣友と2人でいつもの時間に到着するとマダイ船は久しぶりのサブちゃん船でお客様4名。右舷ミヨシに私、トモに常連Oさん。左舷ミヨシに釣友、トモにT達人。お隣、新ちゃん船が今日はムツ五目で出船。お客様5、6名で知り合いのお客様も数名。予報の影響かどちらも釣りやるには楽な人数となりました。7時10分前に離岸して港前で待機。7時ジャスト定刻を迎えるといざ発進。澄んだ温い潮が入ってから手前のポイントが不調なようで、今日も航路下のポイントに一直線。例年この時期水深100m前後でメダイ交じりのマダイ釣りになるはずが、今年はまだ水深4、50m程度なので楽だしやる気にもなります。



航程約15分で減速、2回ほど大きく周って位置取りが決まると7時20分、第1投。浦賀水道航路1番緑ブイと中央1番ブイの間の下手、やや中央寄りの場所。北北東の弱風で海上静穏。空は薄曇りで空気はかなり冷たい。水色は澄み。中潮の2日目で朝イチ下げっ端から12時40分頃干潮、終盤上げ潮に変わる予報ですが、潮が来てくれるかどうか。指示ダナ35mなので、39〜40mくらいまでビシを下ろしてストップ、3、4回に分けて竿をシャクってコマセを振り上げ、最後、ビシの位置で指示ダナに合わせて仕掛けとコマセの帯が馴染むところが最大のチャンス。先日までシャクって誘う釣り方も有効でしたが、ここんとこあまり動かさない方がいいみたい。



餌盗りが多く、付けエサが一瞬で無くなるので早め早めの入れ替え。朝イチは上っ側だけ下げっぽかったのですが、底が上げ残り気味。ミヨシ席に望みがあったのですが、すぐに止まって、少し経つとトロトロと下げの1本潮。周りでは左舷中心にイナダがアタってますが、こちらにはピクリともせず、左舷の潮なの?餌盗りの中には良型のウマヅラも多いので、釣友は針のサイズ小さくして狙っていると、早い段階で結果が出て1Kg級のウマをゲット。残念ながらオスでしたが、狙って釣った貴重な一枚。8時25分、左舷トモのT達人に船中初マダイ。見た目キロ近いので最近見るタイの中ではまずまずサイズ。流石、結果出すのが早い!



その後が続かず再び船中ポッツンポッツンとイナダがアタりますが、何故か今日は私はイナダにも嫌われている模様。ナンモアタんねぇぞ!最近、寒イサキが釣れるそうですが、場所はこの辺りみたい。この時期のイサキなんて釣ったことないので釣ってみたい。しかし、今んとこ餌盗りのピコピコかモタレ以外のまともなアタリは皆無。10時25分、1回周り直して指示ダナ30m。35mまで下ろそうとしたら32mくらいで底に着いちゃった。デカイ根で傾斜が激しいみたいなのでイサキ狙いか?25mくらいまで上げてみてもアタリ出ず。1回入れて誰もアタリ出ないと即見切りを付けて、10時30分周り直し。やや南西側に位置取って指示ダナ35mで再開。



1投目、少し待ち気味で本日初のまともなアタリが出て、700g弱の食べ頃サイズをゲット。おっとこれで6釣行連続ボーズ無し!これもアタリ続かず単発で終了。陸では朝の冷え込みはさほど感じなったのですが、沖は空気が冷たくこの時間になっても手がかじかんで針結ぶのも困難。たまに陽が差してくれるとホッとしますが、すぐに隠れてしまってとにかく寒い。心配していた雨ですが、大島方向の空が明るいのでまだ大丈夫そう。ここまできたら最後まで持ってくれるといいのですが。11時15分、左舷トモのT達人に2枚目。コレもアタリ続かず、11時43分、左舷ミヨシの釣友にも初物。みんな600g前後で今のアベレージサイズですが太ってて旨そう。



しばらく音沙汰が無くなった後、ほぼほぼ下げ一杯の12時過ぎ、左舷トモのT達人が連荘で2枚ゲットで計4枚。続いて12時20分、右舷トモのOさんにキロオーバーのナイスサイズ!次投でナント同級を追加で連続で2枚ゲット。完全トモ寄りの時合いですね。模様が良くない日だとポッツンと単発のみで時合いが来ない場合もありますが、同じ人が連荘でアテて2、3枚獲れる日は明らかに時合いなんですよ。下げ潮が速かったワケでもないのに下げ一杯で食い気が立つこともあるんですね。こんな少人数でもそれがはっきり出るんですから、海の中はいったいどうなっているのだろう?何回釣りやっててもつくづく不思議なものです。



一旦潮が止まった後、潮時表通りに上げ潮が来てくれてミヨシの時間に。しかも船がやや西寄りに向いてこの時間自分が特等席。すると12時45分、明確なアタリを捉えましたが、なんか違くね!?引きはあるけど上まで来てもちょっと泳ぐ感じがあるのでタイじゃない。ビシ取ってハリスを手繰るとイナダのように回るけどそこまでデカくない。水面に魚影が現れるとなんか黄色っぽい。サバフグかよバカヤロ〜!と思ってさらに手繰ると、逆にバカモン!イサキだよ!慌ててタモで救ったのは36cmのデップリイサキ。ヤッホー!イサキ釣りたいって思ってましたが、まさかこのタイミングでこんなデカイのが食うなんて想定の範囲外。



その後、イサキ5発アタって1発アワセのアイミング合わずすっぽ抜けも4尾確保。うち3尾はデップリ寒イサキで体形メジナみたい。合間を縫ってマダイが2枚と午後に入って絶好調。釣友にもタイが2枚とイサキが1尾食って完全ミヨシの時合い。そうこういっている中、左舷トモのT達人がポツポツと3枚追加して計7枚とブッチギリ。最後の最後、思い切り上げ潮行き始めると餌盗りの猛攻となってしまい万事休す。14時5分、納竿となりました。12時半を境にトモの時合いからミヨシの時合いへと変わり全員何かしらが行き渡って、船中4名でマダイ15枚とこの時期にしてはかなりの好釣果。マダイもウレシイけどデップリ寒イサキ3尾には歓喜。心配の雨も最後まで持ってくれてセーフ、終わってみれば良い一日でした。



【本日の釣果】
マダイ3枚(37cm/680g、34cm/570g、30cm/400g)、イサキ4尾(36cm/640g、36cm/620g、35cm/580g、25cm)、以上。その他、イナダ1回掛けましたがハズれたので1本お裾分け頂きました。

【船宿釣果情報】
久里浜沖40〜50m、水温=15.0℃、水色=澄み
0.4 〜 1.2 kg ・ 2 〜 7 枚
外道にイサキ・イナダ
竿頭 = 横浜市 ・ T氏



イサキのキモポン。イサキのキモなんて食べたことありませんでしたが、型が良かったので合わせ技でキモポン1回分採れました。さっと湯掻いて中は半生。コレは旨い!お腹の中ラードの塊でイシダイ状態でしたが、キモも脂乗っててコクが深くて超珍味。本体食べるのが楽しみ。



イナダの刺し身。当日なのでいつも通りに柵にしてから塩振って、10分置いてから水洗いして拭き取りの簡易塩イナダ。この一手間で食感と旨味がゴロっと変わります。小振りでしたが今のイナダは旨い。(頂いておいて小振りとか言うな!)



イナダのキムチ味ヅケ丼。翌朝です。お約束のキムチ味ヅケ丼。ヅケるときにキムチの素を加えて、食べる直前、ヅケたイナダの身とキムチの駒切りをゴマ油で和えて盛るのがサイコー!食べ方がパターン化していますが、何度食べても美味しい証拠だと捉えてください。



イサキの刺し身。翌日です。食べ頃的には早いかな?とも思ったのですが、お腹の中ラードギッチリだったので、間違い無く脂ノリノリ、案外柔らかくなるのが早いかもと料理人。3匹あるので試しに食べてみましょうということでお刺身に。皮引いて血合い骨抜いて渡りで切ったら、立派があるのでスゴイ長さ。お味の方は翌日でコレか!?という程の脂、身は歯応えがありますが、料理人の読み通りイシダイなどと比べると柔らかくなるのはやや早めなのかな。脂はまだ出てくるポテンシャルがありますね。臭みは皆無で極上の白身。イサキは相当食べてきましたが、冬場の良型は初めて。夏の魚とは違う魚種と言ってもいいかも。夏が良くないという意味ではなくコレはちょっと違うモノという感じ。あぁ釣れて良かったよ〜。



イサキの皮の塩焼き。引いた皮は一口大に切ってホイルに乗せてグリルへ。焼き上がりに塩振ってコレが最高に旨い。表面カリカリ、裏側は皮岸の脂があり、型が良いので程好い厚みがあってもうサイコー。皮は捨てちゃダメですよ。



イナダ出汁の蕎麦。先週は3回食べましたが、今週も行きますよ〜。アジが釣れる時期はアジのあら出汁でやりますが、今はイナダが釣れるのでもっぱらイナダ出汁。どちらでも旨いので、どっちかが釣れているといいのですが。週3回食べても飽きませんからね。



鯛釜飯。一番小振りのヤツを一人半身で釜飯を炊いてみました。全体に薄味でしたが、かえってタイの風味が生きて美味しかった。久し振りにやったけど土釜で炊いたご飯は特有の旨さがあってコレもいいなぁ。この釜1個でご飯1合炊けますが、さすがに多いので残しておいて、あとは焼きおにぎりなどにしますかね。



釜飯の釜は「峠の釜めし本舗おぎのや」の釜なんです。30年近く前の話、仕事で長野に出張することが多く、まだ新幹線が無い頃、信越本線の横川駅で碓氷峠を超えるための機関車の接続、切り離しの際に停車時間が5分以上あって、その間に電車のホームでコレを買うことができたんです。帰りの電車で中身は食べてしまうのですが、食べる度に釜を家に持って帰って貯まる一方。引っ越しの際にだいぶ処分しましたが今でも4個所持しています。何年か振りに使いましたが丈夫で壊れないですね。空き釜の使い方などもHPに出てますので、ご興味があればご覧ください。



イサキの炙り刺身。一番デカかったイサキは半身を西京漬けにして、残りの半身を炙り刺身で賞味。いや〜コレはヤバイっすよ。脂の乗り具合はアカムツと同等か超えちゃってるくらい。炙った瞬間ジュワ〜と浮き出してきます。皮はただでも旨いので炙って香ばしく、身質もしっかり、香りはやっぱイサキなんですよね。西京漬けも間違い無いでしょう。この時期のイサキ、近場の海では狙ってそうそう釣れるものではないので、ホントに運が良かったです。



鯛釜飯の焼きおにぎり茶漬け。昨日の鯛釜飯の残してあったご飯で焼きおにぎり茶漬け。出汁はタイの頭とイサキの頭の混合出汁。おにぎりにタイの身は入っていませんが、タイの香りが感じられますし、出汁が濃厚だけど臭みは一切なく極上の朝ごはん。



イサキの塩焼き。デップリ君に交ざって釣れた25cm級は塩焼きで賞味。流石に見劣りしてしまってあまり期待していませんでしたが、なかなかどうして脂ノリノリで美味しかったです。



イサキの握り寿司。3匹目は握り寿司で賞味。この身の長さ、スゴイっすね!脂ノリノリで甘みが出てきて、身はいまだにしっかりした歯応えが残っており、なんじゃコリャっていうくらい。醤油多めにつけても全然負けない。爆食いでかみさんと2人で1匹食べちゃいました。お寿司屋さんでもこのネタはないでしょうね。



マダイの刺し身。真ん中のサイズ、半身づつ上が湯引きで下が炙りです。昼間、イサキの寿司で醤油だったので、タイは桜塩で頂きました。脂は乗っているのですが、如何せんイサキが脂スゴかったので、そこまでは敵いませんが、タイはタイの味がして旨い。火曜日に用事で蒲田に行ったのですが、駅地下のU力で大分産の同じサイズのマダイが¥3,980で売っててビックリしました。



イサキの茹で皮ポン。寿司にしたイサキの皮は夜に皮ポンで賞味。皮が旨い魚のひとつがイサキ。しかもウリンボと違ってこのサイズになると適度に厚みもあり、皮岸の脂も多く、これだけでもいい肴になります。



イナダ出汁の蕎麦。今日は珍しくちくわ天が乗ってました。先週は3回食べて今週は2回目。ほぼほぼ主食に近いので、イナダに変わってアジが釣れてくれないと困りますねぇ。



マダイのしゃぶしゃぶ。一番大きかったヤツの胴体の身を渡りで薄切りにしてしゃぶしゃぶで賞味。そのままだと皮付きで薄切りにするのが難しいので、柵取りしてから冷凍庫で半凍り状態にして切っていました。タレはウチの定番、塩ポン酢、ポン酢、赤柚子胡椒、大根おろし、小ネギ。全体が薄っすら白く濁る程度が食べ頃。熱を入れ過ぎると壊れちゃうほどで、口に入れた瞬間ホロっと溶けます。



マダイのヅケ茶漬け。しゃぶしゃぶで使わなかった尻尾に近い身はヅケにして、翌朝ヅケ茶漬け。出汁はもちろんマダイのあら出汁。何十回食べても飽きずに旨い。



マダイ出汁の雑炊。かみさんはしゃぶしゃぶの残り出汁で雑炊にして食べてました。マダイのあら出汁に加えてマダイの身をしゃぶった脂や旨味が加わってコレも旨いんですよね。



イサキの西京漬け。一番デカイヤツの半身を西京漬けにして賞味。半身をかみさんと半分こ。いや〜唸りますよコレ。銀ダラとか銀ムツに匹敵する脂の乗り具合で、そのおかげで漬かり過ぎてもおらず、絶妙の味加減で概念を覆されるほどのお味、こんなイサキは初めて食べました。恐るべしデップリ寒イサキの実力。コレまた釣りたいけどなかなか上手くは行かないのでしょうねぇ。運が良かったとしか言いようがないかも。これにて今週の食材は終了ですかね。また何か釣って来ないと。



イサキ出汁のうどん。翌週日曜の朝です。昨日釣りに行ったのですが周回遅れで登場。イサキの出汁が残っていたのでうどんで頂きました。船宿さんからワカメを頂いたのでたっぷりトッピング。イサキの出汁、脂スゴイです。全体に優しいお味でやはり白身系はうどんに合います。

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