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2022/12/27
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
12月27日(火)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

先週末は数年振りの土日クリスマスとなりましたが、天候は所謂クリスマス寒波の到来で金土は西の強風で大シケ、日曜はだいぶナライに収まって船は出そうな状況でしたが、冬型が緩みそうな週明けに釣行して今年の釣り納めにしましょう。今年の釣行回数は恐らく48回だと思います。健康のためとウチの食材稼ぎのため月平均4釣行のペースは保つことができました。うち47回は定宿の久里浜五郎丸、1回はスミイカでしたが、スミイカはさっぱりの釣果で、その後も冬場は水が温くて状況がパッとしないので諦めました。今年の特徴は春から航路下で良型イサキが釣れ続いていて、今日もたぶんイサキがメインターゲットになると思います。型が良いので10匹釣れたら満足なんですがどうなることでしょう。



いつもの時間に釣友と2名で到着すると、本船はお客様6名で右舷ミヨシから私、拙ブログをご覧頂いているというTさん、トモにアカムツ船長のY太君。左舷ミヨシに釣友でその後ろに2名様。お隣マダイ船は4名様で、常連Yさん、Aさん、Sさん他。ムツ五目船は本日お休みのため、船長は本船に乗っておかず稼ぎ。ここんとこのイサキの状況は日曜日は流石にシケ後のためか苦戦した模様ですが、良い人はツ抜けしてました。昨日は良型多く全員20尾超えと好調、さて本日は?平均30cmあるので目標10尾。今日もいつもと同じくハリス2号3m、マダイ針7号にオキアミ餌の2本針仕掛けで狙うことにします。航路用のウィリー仕掛け作ろうかと思いましたがサボリました。



7時前に出船して港前で成り行き定刻7時を迎えると真沖に向かっていざ発進。いつもの航路下の浦賀水道航路1番の緑ブイと中央1番赤白ブイの中間の下手、航程約15分で減速すると間もなく位置取りが決まって7時18分第1投。北東の弱風で快晴。水色はキレイな澄み。中潮の3日目で朝イチ上げ残りで8時半頃が満潮、その後、帰り際の13時40分頃が干潮の予報。指示ダナ底まで下ろさず37〜30m。道具を入れると上げ潮がまともに効いており、北東風の上げ潮で逆潮のため船はやや東に向いて左舷ミヨシに流れる潮。右舷は船下に糸が入ってしまってかなりシャクリ辛い形。イイ日だと初っ端から型が出るのですがアタリ出ません。食えば芯ダナは32m前後と思います。



5投、15分くらい船中沈黙でアレッ?と思ったところ、左舷で初物が上がって、自分にも初アタリ。ところが食いが渋くて餌だけ盗られるの連続。針が口まで届きません。11月頃のアタリ方とは雲泥の差でモゾっときてすぐ放しちゃう。なんだこの渋い食いは!もしかして水が冷えたかな?でも昨日はけっこう好調だったのにねぇ。掛かんないアタリが5回ほどあってようやくヒットしたのは開始30分後。型はまずまず30cm弱。その後もたまにアタっては掛からないの連続でまったく釣れません。潮先側の釣友は上げ潮の一瞬で6尾上げましたが、右舷は全員1、2尾と難易度AAA。ウィリー仕掛けの方が掛かりが早い分有利に見えます。



8時半には潮時表通り潮が止まって、その後、下げ潮がなかなか流れず、フグの猛攻。おっと掛け損なったというのはフグでほぼほぼ針が無し。船中、早い時間帯は左舷優勢にイサキやショゴ、ウマヅラなどが順調そうでしたが、この時間アタリがすっかり止まってマッタリ状態。9時10分、北西寄りに回って32mから。アタリでないまま9時30分、35mから27m。9時50分、モタ〜っとモタレアタリの後、少しテンション掛けたらトーンと穂先が入って、やっとウマヅラ乗ったぜ!引きも重たい割に激しい突っ込みは無いのでウマだとばかり思っていたら、水面を割った魚影はまったく色違い。お隣Tさんにタモ入れして頂いたのは45cmと小振りですがヒラメ。



今日は小魚がぜんぜん居ないので、たぶんオキアミに反応したものと思われます。食いダナはナント28m。ヒラメは釣れるときはかなり上で食いますからね。たぶん底潮もかなり澄んでいるのでしょう。その後、底からタナ採って3〜10mの指示となりましたが、たま〜に忘れた頃に何方かがイサキを上げるのですが、どれも単発でその後が来ない。10時20分、回り直して朝イチの場所にほど近く指示ダナ37〜30m。ようやくトロっと下げ潮が動き始めた瞬間、胴の間から後ろのお客さんにイサキのアタリが出て、良い人はここで5尾くらい追加できたかどうか。左右ミヨシ席にはアタリ回らず、潮ケツはフグばっか。



11時20分、回り直して同じ水深。下げ潮がマトモに流れ始めたら再び生体反応皆無となり、釣り方がどうのこうのという問題以前に魚の活性が低過ぎ。お隣Tさんがカラー針を試したら2、3尾食ってきて、やっぱ澄み潮で水温低下時にはカラー針が有効というのはココでも一緒なんだなぁ。再認識させられました。この季節は水温20度あった時期とは違って、やっぱ準備は入念にする必要がありそうですね。水温15度あるかないかまで下がってきて、ザ・激渋寒イサキ。12時ジャスト、4時間超振りに突然イサキっぽいアタリが出て、朝イチ以来の2尾目でこれが少々小振りの27cm。アタリ続くか!?と思いましたが、これも単発。逆になんでアタリ出たのかまったく意味不明。



本来は周りにマダイ船が操業していてオキアミコマセ撒かれるとアミコマセのシャクリには反応しなくなるものですが、ここんとこはそうでもなく、マダイ船はマダイが釣れて、イサキは交ざる程度、イサキはシャクった方が断然釣れるというパターンで常識に当て嵌まらない形になっていますが、今日はそういう影響以前にも〜降参という様相。昨日の全員20尾超の成績がウソのように釣れません。今日は航路下から動かないのかと思ったところ、13時前に回収指示が出て移動。10分弱西に走って、ここは笠島の黄色ブイの南東面。いつもは平作丸のイシダイ五目船が操業している場所ですが、この時間、船は一隻もおらず、場所が決まって再開。



指示ダナ底から3〜10mで下げ潮ちょっと速いかも!!と船長。水深46、7mで確かに下げ潮がまともに効いてますが、まぁ60号のままナントかなる程度。開始1投目からコレはアレでしょ!というアタリが出て、お約束のシマシマちゃん。20cm無いので放流。開始早々ほぼほぼ入れアタリで船中ダブルなどもあって少し賑やかに。私は良型狙いでハリス3号3m、マダイ針8号の1本針仕掛け。デカ目のオキアミ餌で狙いますが、アタるのは小振りばっかで少しマトモな22cm級は船長の了承の元キープ。針がデカいので半分は掛かりませんが、どうせ放流サイズなので、このまま変えずに通します。実は航路下で一発イシダイらしきを掛けて2号仕掛け途中で飛ばされたんですよね。



良型はこれだけまともに流れている最中はそうそう食わないんですよ。小型の方がガッツいているのでこの潮でもガツガツと食ってきます。速い潮が止まりかけた一瞬とか、止まってた潮が動き始める一瞬とか潮変わりのタイミングでデカイのはよく食ってきます。場所は良いのですが潮時が合いません。良い人でシマシマ6、7枚キープしたのかな?13時半、噂の平作丸の五目船が何処からともなく現れて、真横にビタ着け。シマシマちゃんも時間とともに食いが落ちてきて、オキアミコマセの船が横に着いちゃったのでこれにて万事休す。14時45分、ラスト10分コールが出て、最後まで粘ってみましたが、アタリ特に出ずに13時55分、お片付け開始。



【本日の釣果】
イサキ2尾(29〜27cm)、イシダイ2枚(22cm、21.5cm)、ヒラメ1枚(45cm/880g)、その他、サバフグ、20cm以下のシマシマちゃん4枚は放流、以上。イサキの成績は認識できた限り船中0〜7尾で、右舷ミヨシ(私)から2、6、7。左舷ミヨシから6、?、0だと思われます。強烈な激渋デーに当たってしまって四苦八苦でした。偶然のヒラメが救いになります。

【船宿釣果情報】
久里浜沖40m前後
イサキ・イシダイ・カワハギ・ウマヅラ・ショゴ・ヒラメ・コショウダイなど
5〜15匹 23〜46cm

魚の反応はあっても全く口を使ってくれずに万歳お手上げ状態でした。昨日はそこそこアタってくれましたが、一昨日より悪い一日になってしまいました。



船宿HPより借用。



そろそろ水温が15度の壁を切りそうです。同時期の水温としては例年と同じか少し低めですかね。15度の壁と言っているのは、水温15度を下回るとカワハギやハナダイなど色んな魚が口を使わなってくる境界で、だいたい1月2週目以降になると水深浅めの釣りはデフォルト激渋モードになります。いっそのこと2月の後半くらいになってくれると浅場でメバル、所謂春告魚が固まってきて面ムズい釣りができるのですがねぇ。しばらくはイサキの動向がどうなるのか、あとは手前でイシダイ、クロダイ狙いでシャクるか!?(図は神奈川県水産技術センターより借用)



イサキの刺し身。翌晩です。まだちょっと早いので小さい方のイサキを普通にお刺身で賞味。これは持論なんですが、刺し身は冷たいと美味しくない!料理人が夜留守のため予め作って冷蔵庫に入れてあったものを1時間以上、部屋で常温に馴染ませています。その効果は絶大で脂テロテロに輝いて食味が全然違います。マグロなんか豹変しますので是非試してみてください。ちなみに朝は普通にご飯とおかずだったのですが、味噌汁は今回の5尾の頭全部使って採った混合出汁。コレは良かったですね。今週は魚が釣れる有難みを噛み締める日々です。毎週のようにやっていればダメな日だってありますよ。



イサキの炙り茶漬け。大きい方を使って夫婦二人で炙り茶漬け。最近よくやる炙り茶漬けですが、もはやウチの定番の仲間入り。塩と薄口醤油で調味した熱々の出汁を注いだら、混ぜちゃって構わないので、なる早で身の表面が白くなるくらい半生にして、ご飯と出汁と身を一緒に掻き込む。炙った皮の香ばしさにワサビの香りが鼻に抜けて、脂の乗った身はトロットロで出汁の旨味と全体的な纏まりがバランス良くサイコー!



ヒラメの薄造り。大晦日の夜です。4日寝かせて食べ頃ですね。これで裏側(白い側)の2枚。型は小降りでしたが、味はちゃんとヒラメで、細いけど縁側も採れました。残りは元旦の刺し盛りに使う予定。長男が釣って冷凍しておいたタコとスミイカを持って来てくれたのと、1ヵ月前に釣ったイシダイも解凍したのでお刺身的には豪華になりました。



お正月の刺し盛り。上段の左から先日釣ってきたヒラメ、イシダイ。中段が長男が釣ってきたマダコ、スミイカ。下段は買ったマグロ。一応天然本マグロの大トロ、中トロ、赤身。



ヒラメのカルパッチョ。上から2段はヒラメで、手前が元旦の残りのスミイカとタコの頭。ヒラメは小振りでしたが、そこそこに味も量も食べ応えがあって、1枚釣れてくれて年末年始に仕事してくれました。



ヒラメの茹で皮ポン。表側の皮は湯掻いてポン酢で賞味。ウチではよくやる皮の食べ方でコレが珍味で旨いんです。ヒラメが小振りのせいで皮も薄目で食感はやや柔らかめでしたが、味はちゃんとヒラメの味がして、やっぱヒラメも皮が旨い魚の代表魚ですね。

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