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2022/11/27
マダイ 久里浜港 五郎丸
11月27日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

先週、W五目やって下船後、マダイ船で最後の1時間イシダイが入れ食いとの話で、そろそろ本格的になる季節だよな。まぁやってみないとナントも言えませんが、今週はイシダイ狙いでマダイ船に乗船することに。昨日土曜日は日中本格的な雨で南西風も強まる予報だったものの、風なんかナンモ吹かずに雨も午前中ちょろっと降っただけ。これだけ予報技術が発達しても翌日の天気すらまともに当たらないんですからね。逆に今日は穏やかな晴天のはずだったものの、北風が強めに吹きそう。潮は中潮の2日目で朝8時前に満潮、その後下げて、13時前に干潮と潮変わりが2回あるので、その辺りの潮具合がキモになりそう。



いつもの時間に釣友と2人で到着すると釣友はW五目でお客様5名くらい、本船はお客様7名で右舷ミヨシに私でお隣が常連O氏、左右トモに前にアカムツで知り合ったお客さんで右舷3名、左舷4名の配置。ムツ五目は4、5名様でしょうか?まずまずのお客の入りで本日は全船操業。7時前に出船して港前で少し待機すること定刻7時を迎えいざ発進。真沖に進んでアシカ島を超えて、航程7分、笠島の黄色ブイの下手で減速。場所が決まると7時10分、第1投。北の風やや強く晴れ、体感で風速9〜10m。水の色は海面は澄んでますが、すぐ下から色着いた水で濁り気味。水深47mで指示ダナは終日下から10m。思ったより上げ残りの潮が効いており、筋が合わずにすぐに周り直し。



今度は50mから入れて徐々に浅くなる流し。7時20分、右舷トモ氏が早々に2キロ半くらいの良型マダイ。7時30分、左舷ミヨシ氏に船中初イシダイ。潮先なので今釣らないと!?と焦り気味になりますが、なかなかアタリ出ず、7時50分、ようやくアタリが出てくれて、ちょっといいかな?と思ったら、後の計測で27cmと28cmのやや小振りなのが2枚着いてました。潮加減は狙い通り最高なのですが思ったようにアタリ出てくれません。う〜んダメかっ。8時を回ると上げ潮も止まり気味になってしまい万事休す。狙いの上げ残りで型出しただけ良しとしましょう。



8時15分、回収指示で南寄りに走って東電前。水深36mから。左舷2番氏に良型イシダイ。しかしアタリ単発。周り直して今度は右舷胴の間のO氏にも良型イシダイ。左舷トモ2番さんがキロ超のマダイと周り直すと何かしら1枚上がるのですが、アタリが続かずモグラ叩き作戦となり、小移動しながら35m中心に40〜27mの範囲を探っていきます。下げ潮が殆ど流れないので魚の活性も上がらないようです。水深28mの場所で久し振りのアタリを捉えましたが魚が小さい!回収すると28cmのハナダイ。下浦の本命ポイントには居なくなってしまったようですが、まだこんなトコに居たんですね。



9時半ごろから風が強くなってしまい体感で13m超。海がぶっ壊れ始めてプチシケ状態。まともに立って居られず、上下動激しく仕掛けも安定せず、よろめいて左脇腹を傷めしばし戦意喪失。まともにできん!ダメだこりゃ!しばらく我慢の時間帯、だんだん納まって来るとは思うのですが。出船時の船長の指示はハリス4号か5号で長さは6mか7mということだったのですが、3号8m統一で作って来ているので、朝イチから仕掛けは変えずにタナは11mでやってます。こんだけ海悪いとハリス長めの方がいいと思うのですが、ちょっとヒド過ぎて、こんだけ揺れるとハリスの長さなんて些末な話なのかもしれません。釣れる気がまったくしないもん。



東電前からアシカ島の下手一帯、一通り探ってみましたが特に釣果上がらず。11時10分、朝やった笠島ブイの南東面に戻ります。水深46m前後。風がだいぶ収まってやり易くなり。おっと、下げ潮がトロっと動き始めたかと思った次の瞬間、トン、ト〜ンと竿が絞られて30cm超のイシダイ。この時間、完全に時合のようで、ナント3連発でイシダイゲット。型は30cm前半中心で中型が多いですが、回数アタリ続くと燃えますね。ところが4回目のアタリは掛かりドコが悪かったようですっぽ抜け。あぁついにやってしもうた。回数アタリ出るとこういうのたまにはありますよね。なかなか全部モノにするのは難しい。



下げ潮でド潮ケツなのに何故私にアタリが出るのかさっぱり判らず、何なんでしょうね。食いが止まったので、再び下手に移動しますが、1、2回入れるもアタリ無く、走っている時間の方が長い感じで、結局、再び笠島ブイの南東面。水深43〜47m。今日は潮時表通りに潮が動いてくれて、少し上げ潮っぽくなった13時10分、トン、ト〜ンと来て中型イシダイ。これで6枚目。空回収もありますが、アタリけっこう出てくれてあっという間にウマヅラ挟んで3枚追加。これで8枚目と絶好調。今日はフグの被害は少な目で針盗られたのが2回あって釣れたのが2尾だけ。フグ釣れた場合、ハリスに傷が着くことが多いので、自信無ければ結び直しが吉。



この時間、すっかり風も止んでくれて海上ナギ、おまけに終盤上げ潮が来てくれて、こんだけアタリ出てくれれば申し分無し。ミヨシ席がド潮先となり、周りの皆さんにもアタリは出ているようですが、圧倒的にアタリの数が違います。今日はマダイがまったくアタってくれませんでしたが、もともとイシダイ狙いなので作戦大成功。出船前に船長にイシダイ釣らせて!ってお願いしたおかげかどうか分かりませんが、今日は航路下のポイントには行かずに一日手前の根回りで粘ったのが奏功。マダイは船中3枚まで確認しましたが、右舷トモ氏と左舷トモ2番氏でいずれも1キロ〜2キロ半くらいの良型。



最後の最後、13時55分、今日イチのアタリが出てガッツリヒット。仕掛けが何枚も釣った使い古しなので多少の不安はありましたが、ナントか海面に浮上したのは、本日自己最大のキロ超のイシダイで9枚目。針飲まれたのでハリス切って、う〜んどうしよう。14時2分前でほぼ終了時刻だし、針結んでもう1回入れたらまたアタリそうな雰囲気はあったのですが、少し迷った結果、釣果十分によりお片付けに入りました。私が片付け始めちゃったの見て14時回ったところで終了。最後もう1回入れれば10枚行ったのに!と後で船長に言われちゃいました。



【本日の釣果】
イシダイ9枚(38cm/1.04Kg、32、31、30×3、29、28、27cm、船長にお願いした甲斐があって中型主体に数が出てくれました。)、ハナダイ1枚(28cm)、ウマヅラ1枚(40cm、メスでラッキー!)、以上の持ち帰り。その他、サバフグ、ショウサイフグ、小アジ数尾は放流。マダイのアタリは判る限りはありませんでした。

【船宿釣果情報】
久里浜沖35〜46m
マダイ0〜2枚(船中7枚) 0.6〜2.5s
イシダイ0〜9匹(船中17匹)
その他、メジナ・クロダイ




写真は船宿HPから借用。



イシダイの茹でキモポン。イシダイのキモをチリツモで集めて茹でキモポン。お腹の中ギッシリラードでしたが、キモは脂は無く、コリコリした食感で、いつもとはまた違った食感で珍味でした。



ハナダイの湯引き刺身。当日、食べるモン無いのでハナダイを湯引きで賞味。お腹の中、真子が少しだけ残っている状態で、完全に終わりですね。



ウマヅラの薄造り。翌日です。メスで良かった。オスだと身のど真ん中にデカイ血合いがあって、コレを除去すると平身が殆ど取れず刺し身にしてもショボいので、揚げ物などに回されることが多いのですが、メスは血合いがほとんど無いのでほぼほぼ全部使えるという、この差は大きいんです。キモは叩いてキモ乗せ刺し身で頂きました。水温も18度台まで下がって身質が冬場の品物になって来て最高です。本カワハギより透明度があって臭いが無いです。



イシダイの兜焼き。キロちょっとのヤツは釜下からタスキ落としにして塩焼きで賞味。食べるのが少々面倒で手が汚れますが、それ以上に旨い!脂スゴくてゼラチン質もタップリ、お肌に良さそう。眼や皮も旨い!



イシダイ鍋。刺し身の食べ頃にはまだ早いので、先に火を入れた料理が来ます。まずは鍋。実質1枚半を贅沢に使ってます。出汁はイシダイ5枚分の頭と邪魔しないであろうハナダイのあらで採って、イシダイの身や野菜からも出汁や旨味が出て至高の鍋とはこのこと。イシダイの身は脂乗っていてトロっと溶けてしまうほど。汁はやや色んな出汁や脂からトロ味が出てクセは一切無く濃厚そのもの。も〜最高っすね!もちろんお代わり頂きました。味付けはポン酢、塩ポンズ、赤柚子胡椒、九条ネギ。



イシダイ鍋定食。翌朝です。昨夜の鍋の残り、コレでご飯イケちゃいます。おかずは納豆と昨夜の残りモノの肉炒め。鍋は一晩経ってさらにトロ味が増してバカウマ、朝からお代わりしちゃいました。



イシダイの串焼き。焼き鳥風に串に刺して塩焼きで賞味。野菜はネギだけだとネギ間と言いますが、長ネギとかみさんの好みでシイタケを挟んでいます。もう味の方は間違い無し。早い段階でも火を入れると脂出てくるのですが、下ろしてて脂出てきたと言ってましたので、そろそろ生食の食べ頃が来たかもしれません。刺し身は何度かやると思います。



イシダイ出汁のうどん。昨日の鍋があと一人前分ほど残っていたので、それをベースに新しく採った出汁と昨夜の串に刺しきれなかった切れっ端の身を加えて、うどん用に調味しました。魚出汁のうどんは平打ちの細めの乾麺がよく合います。とにかく汁が濃厚で旨いという一言しか出てきません。柚子胡椒を少し加えると味がピリッと引き締まるので、最初はそのまま味わって、途中で味変するのも良いです。



イシダイの刺し身。下処理の段階でだいぶ脂出てきているようだったので、まずは第一弾の刺し身で頂きました。脂はそこそこ出てますが、実力から考えるとまだ走りかな?これでも美味しいのですが、最高の味を知っているのでまだまだピーク前。まだ行きますよ〜っ!



イシダイの皮の茹でポン酢。皮は茹でてポン酢で頂きました。皮が旨い魚ですからね。焼くか茹でるかはその時々のお好みで。コレも外のお店では味わえない、釣ってきたならではの珍味と言えるかもしれません。酒のあてにはも〜最高!



イシダイの炙り茶漬け。ヅケ茶漬けは色んな魚でよくやりますが、今回はイシダイの刺し身で茶漬け。皮目を炙って身をご飯の上に並べて、ヅケ茶漬けの時より少ししっかり目に調味した熱々の出汁を掛けて、表面が白く半生になったところが最高の食べ頃。さすがイシダイ、半生になっても歯応え好く脂あって味が濃い。炙った皮の香ばしさと山葵の香りがベストマッチ。



イシダイの刺し身。5日寝かせました。やっと食べ頃という感じですかね。脂ノリノリで身が硬いという絶妙なイシダイならではの食べ頃というのでしょうか?この感じですとあと2、3日は生で行けそうです。



イシダイの皮焼き。削いだ皮は塩焼きで賞味。茹でポンは先日やったので今回は塩焼き。皮岸の脂がスゴくてコレだけでも一杯行けちゃいますよ!



ウマヅラの兜煮。40cm級でしたので、頭とキモを煮て食べました。いつものパターンですが、早い段階で煮てしまって、タッパーに仕舞って冷蔵保存。汁がゼラチン状に固まるので、そのまま1週間は日持ちします。日曜に釣って、今日は土曜日ですが、まったく臭みもありません。キモはタップリ入っていましたが、N酸値が高めなので、殆どはゴメンナサイして味見程度だけ。



イシダイの刺し身。3日連続になりますが、6日経ってキタ〜っ!って感じです。一日毎の変わり様がスゴイです。今日はもう脂回り切ってギロギロ、でも硬い、臭みもまったく無い。4日目は脂あるけど割とあっさり、5日目はだいぶ脂出て来たけどまだ出そう、6日目でスゲ〜ッ!て感じです。あと2枚あるのですが、お正月用に真空パックして冷凍しました。なんですが、今日、釣りに行ってまた2枚釣ってきました。今年はイシダイ運がいいのなぁ?



イシダイの茹で皮ポン。先日は焼いたので今日は茹でポンで賞味。皮岸に脂と旨味があって歯応えもコリコリしてて旨い。珍味中の珍味でしょう。



イシダイの小鍋。鍋は先日やったのですが、また刺し身などで切れっ箸の身が出てきたので、もう1回小振りの鍋。何も相談なく出てきたので、料理人もイシダイ鍋好きってことでしょう。イシダイ鍋サイコ〜!



イシダイ出汁のうどん。先日もうどんにしましたが、あれは鍋の残りがベースなのに対して、今回はあら出汁のみという違い。鍋ベースの野菜やイシダイの身を煮込んだ後の複合的で濃厚な出汁とは一味違って、イシダイの旨味がシンプルに生きたお出汁となっております。



イシダイ鍋の雑炊。月曜の朝です。イシダイの小鍋が少し残っていたので、あら出汁を追加して〆の雑炊。イシダイ鍋の出汁は鍋の中でも最強レベルですね。コレで先週の食材は完食かもしれません。土曜日に今週の魚釣ってきたので、今晩から着手。またイシダイ釣れたので楽しみが続きます。

【丸ごと一ヶ月冷凍した後の料理】
全部食べ切れないので、中型2枚を冷凍保存して、ほぼ一ヶ月後の12月の終わりに解凍して賞味。お腹の中、内臓の周りにラードがギッシリ固まっていたこともあり、下手に下処理して切れ目を入れて空気に触れる面積を増やすより、ヌメリが着いたまま丸ごと真空パックにして冷凍した方がイイんじゃね?との発想で、トゲで袋が破れるのを保護するためにリードで包んでから真空パック。



コレが冷凍庫から出したカチカチの状態。冷蔵庫に移動して丸一日かけて半凍り状態まで解凍します。



ウロコ取って頭落として内臓取って下処理をしますが、ハラワタは思った通りラードごとひと掴みで取れちゃいました。頭落としてエラの色見ると生の時とほぼ変わらぬ鮮度良さそうな真っ赤。鮮度落ちると赤色が退色して白っちゃけたピンクになってしまいます。



下処理完了!



まずは茹で皮ポンで皮を賞味。お〜っ!まったく臭みが無くて生の時とまったく違いが判らないレベル。これはいいわ。



お刺身。さすがに皮剥いた後の血合いの色はやや劣化して薄茶色に変化。ですが、臭みはまったく感じられず普通に美味しいです。身質がやや緩くなってしまった感じは否めませんが脂はスゴイです。



塩焼き。釜付きの身を塩焼きで賞味。火を通してしまうとまったく生の時と遜色なく美味しいです。



西京漬け。コレは一番大きかったヤツの釜下一番を上の冷凍とは別に、漬かってからジップロックで冷凍保存したものですが、コレもまったく冷凍したモノとは判別できないレベルで美味しかったです。火を通せばまったく遜色ないので、残りはイシダイ鍋を堪能して完食!

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