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2022/01/26
ムツ五目 久里浜港 五郎丸
1月26日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からムツ五目に出撃してきました。

日曜日にマダイで予約入れていたのですが、急用ができてしまいキャンセル。結果、模様はイマイチだったようですが、それもそのはず、黒潮の分流の影響か水が南国の海のように真っ青になって、水温が12、3度だったのが17度くらいまで急上昇。よくあることではありますが、海の急変に魚もビックリ、人間もビックリ状態。水が戻るか魚が水に慣れてくれないとまともに口使ってくれる状況ではなさそうです。本日はそんな状況も鑑みて影響が少しでも少なさそうな水深の深いムツ五目に参戦することにしました。後から見たら前日はタイがトップ5枚とまずまず出ていたようですが、月曜日に予約しちゃったのでまずは型出すことを目標に頑張ってきます。



いつもの時間に単独到着すると今日は本船のみの出船でお客様は5名。右舷ミヨシに私とトモに1名様で2名。左舷はミヨシからお二人連れとトモに1名様の3名。こんな環境で魚の活性高ければウハウハもあり得るんですが、前回出船時も達人が3尾でトップ、船中7尾とかなり渋かった様子なので今日もキビシイの覚悟ですね。一歩間違うとボーズ喰らう釣りですが、個人的な成績としてはたまにボーズを挟みながらアタリ1回で1尾のみとか綱渡り状態。ボーズ率は比較的低い状況が続いております。波崎でも伊豆でもなく電車で行けて航程15分の海でアカムツが釣れるだけスゴイと思った方がいいと思います。



7時過ぎに出船、定刻まで港前で待機すること7時15分を迎えいざ発進。東電防波堤を大きく周って下浦方向へ。航程15分ちょいで減速すること位置取りが決まって7時35分、第1投のアナウンス。北北東の風、中速で曇り、海上若干ドタバタ気味。水色は真っ青。小潮の最終日で最初上げ潮、10時頃が満潮、その後、下げ潮に変わる予報。水深230mくらいから浅くなる流し。開始20分弱で左舷ミヨシさんに本日船中初物。35cm級の太っててコンディションの良いアカムツが釣れました。潮前に行ってるから自分も今がチャンス。



指示ダナはオモリの位置で底から2、3m。10mくらいまでは魚居るので、アタリが無ければオモリの位置で5、6mくらいまでは探ってみてください!自分はここんとこのやり方と同じで基本3m切って、徐々に浅くなる流しというのも考慮してたまに5mくらいに上げてみたり。誘い過ぎて仕掛けが絡むのがイヤなので、あまり派手な誘いは入れませんが、オニカサゴと一緒で頻繁に底立ちを取ってその動きで誘うイメージ。外道のアタリもナンモ無かったところ8時ジャスト、ガチョチョチョチョン!とヒステリックなアタリが出て、これは間違い無くアカムツのアタリ。アワセを入れて巻き上げ始めますが大したサイズじゃないですね。



無事ダモ入れして頂いたのは後の計測で33cmのアカムツ。見た瞬間チッチェ〜!と思いましたが、計るとけっこうあるもんですね。ヨッシャ!今日は早めに顔見られたので何尾か行けそうかな!?直後の8時10分、回収指示で2流し目も同じような水深。しっかし簡単にはアタリ出てくれません。いい日だと時合いに入れば船中バタバタ、同じ人が連続でアテたりするものですが、そんな状況にはあらず基本激渋。2流し目、左舷トモで1尾出たみたいですが死角になってよく見えず。8時35分、再び左舷ミヨシさんにヒット。コレ本命だったらけっこう良さ気!でもちょっと動き過ぎ?と思ったら、ナント正体はバラムツ。直後周り直しで水深240m前後から。



最初の2流しはトロトロ上げ潮が行ってましたが、少しづつ潮が物足りない感じに。3流し目は左舷からサメの猛攻が始まって。最後、私も捕まって6、70cm級の歯がスゴイやつ、水面でハリスが切れてくれてかえって良かった。サメ回避で10時、周り直して4流し目。ここも同じくらいの225mから、まだ若干上げ潮残り。再びサメに捕まって10時20分、周り直して5流し目。潮が行かねぇ!アタリもねぇ!!ミヨシの時間もこれまでか?11時に6流し目もアタリナンモ出ず。早めに型見たけどこれヤバいパターンかも。



11時半、回収指示で少し上手に走って東電沖230m前後から。移動後ブッ込みで左舷トモさんにアカムツが出た模様。気持ち下げ潮っぽくなってきましたが、まだ芯の潮が来ません。下げ潮に変わってもちゃんと流れてくれれば、この人数だしミヨシもチャンスあるんですけどね。船中忘れた頃に単発。デカイのも出ないのでこういう日は得てしてキビシイんですよ。水澄んでるので曇ってる方が良いとは思うのですが、途中で風強くなったりで体感気温が朝イチと同じか寒いくらいで、今季自己最高の寒さ。陽が出ないわ風あるわだもん仕方ない。12時前に食い上げのアタリが出ましたが引きが変。



上がったのは小振りのタチウオ。アタリ出ずに餌盗るヤツが居ると思ったら正体はコレかぁ。90cmくらいあるとウレシイけどこれじゃちょっとねぇ。まぁキープ。PE噛まれないだけいいんですが、コレが居るのはけっこう怖いっす。12時20分、12時55分と周り直しますが、左舷トモで本命出たのかな?見えないので雰囲気だけ。こちら1流し目以来、本命っぽいアタリゼロで完全にヤバいパターン。基本魚っ気ゼロ。めぼしいところでは左舷胴の間さんかな?クロムツが上がってました。型は35cm級のまずまずサイズ。このくらいあると太さもあっていいおおかずになりますよね。お昼からやっと陽が出てきて若干楽に。でも今だ指がまともに動かず。



12時50分、回収指示でさらに北上すること久里浜沖はアシカ島ラインの下手。水深215〜220mから下げ潮でどんどん深くなる流し。10秒くらいで5m下がったりするので底取りがけっこう難しいっす。程なく船中ジャリサバのオンパレードとなり、サバ避けで周り直し。しかし何回周り直してもサバサバサバで私も本日初のオマツリで仕掛けオシャカ。合間を縫ってまずまずサイズのメダイが船中2、3本出ましたが、自分は最後までジャリサバしかアタリ出ずダメだこりゃ!14時に自主早上がりさせて頂き、その直後ラスト10分コールが出て14時20分納竿。

【本日の釣果】
アカムツ1尾(33cm)、タチウオ1本(78cm)、ユメカサゴ1尾(23cm)、以上。左舷トモ氏が3尾でトップ、私と左舷ミヨシ氏が1尾づつで船中5尾。ゼロが2名様とかなりキビシイ一日となりました。

【船宿釣果情報】
下浦沖〜久里浜沖・190〜250m、水温=16.0℃、水色=澄み
アカムツ = 25 〜 35 cm ・ 0 〜 3 尾
他にメダイ=2.1〜3.2kg・船中5本とクロムツ・シロムツ
竿頭 = A氏



タチウオのヅケ丼。翌朝です。小振り1本薄く切って強引にヅケ丼一人前採りました。色がいつもより薄めに見えますが、色が入り過ぎちゃうのを考慮して薄口醤油で漬けたそうです。なので見た目よりはしっかり味が着いてます。タチウオは小振りとはいえ、翌朝なので歯応えコリコリで脂も乗ってて旨かったっす。



ユメカサゴの湯引き刺身。23cmくらいのユメカサゴ、2日寝かせて湯引きで賞味。ギリギリ煮付けや塩焼きになるくらいのサイズでしたが、やっぱウチは生派なので、湯引きでお刺身にしました。大した量は採れませんが、コレが脂薄っすら回って来て、コリコリした歯応え感は十分でかなり旨い。以前はオニカサゴの外道でたまに釣れましたが、久し振りにありつけました。コレが釣れるのは経験上、水深160m以深、浅いと18cm級、230m超えて20cm超、300m超えるとやっと25〜30cmのが釣れるかなぁという、ホントにカサゴ系では深い海に生息する種族。最大でも30cmチョイまでしか育たたない魚ですので、ある意味貴重な存在でもあります。



アカムツのお造り。毎度のことですが尾頭付きで炙り刺身を造りました。コレが毎度と言えるだけいい方ですよ。何故か一日アタリ1回で釣果1尾という日が多く、魚運があるのかないのか!?しかし、実際問題、大昔なら別ですが、今の時代に東京湾のアカムツ釣りで型見られる回数の方が多いというのは自分でもけっこうスゴイかも!?と思ったりして。型はともかく一応は食えるサイズが釣れますからねぇ。1尾だけだとやっぱ炙り刺身になってしまいます。コレは万人が旨いというでしょう。3日ほど寝かすと脂の乗り具合、ネットリした歯応え、炙りの香ばしさが三位一体となり極上品としか言いようがない。コレ1尾釣れると釣れないでは大違いなんですが、激渋の中、ナントか型だけは見られている昨今です。コレが経験値で上達した証なのかどうかはまだまだ自分でも判り兼ねますけど、何度もやらないと釣れないし、上手くもならないですからねぇ。そのうちいい日にも当たりたいものです。



アカムツ出汁の湯豆腐。お造りの残りのあらで出汁採って湯豆腐。あらの量が少なかったのでそんなに濃厚な味は出ませんでしたが、まぁ上品で優しいお味でした。

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