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2024/03/10
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
3月10日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

2月が異常にに暖かいと思ったら3月に入って真冬に逆戻りした感じ。この時期の天候不順は毎度のことではありますが、今年は異常と言っていいほど乱調。週にまともに釣りが出来る日は2日ないし3日あるかどうか。先週もほとんど出られる日が無く、週末も土曜は西風が吹いて海がダメかと思ったのですが、予想ほどは悪くなかった模様。水曜の時点で、日曜の方が良さそうだったので、予約入れて中10日振りの出撃。ここ数年、春先は航路下でイサキが釣れるようになって、元々イサキの場所なのだそうですが、水温上昇のせいか戻って来てくれて、今季は冬の間からずっと釣れ続いています。所謂、寒イサキといって脂の乗りも絶妙な極上品揃い。



いつもの時間に単独到着すると、本船はお客様6名で右舷ミヨシに私、胴の間に1名様、トモにいつもは木曜のK名人。木曜はシケてましからね。左舷はミヨシに常連O達人、その後ろにお2人連れ様。お隣マダイ船は3名様で右舷によくお会いする常連さんとトモにAさん。左舷はT達人1名だけ。ムツは本日休船。7時前に出船して港前でスパンカ揚げてしばらく待機。定刻7時を迎えるといざ発進。今日も航路下のイサキポイントに一直線。航程13分前後で減速、場所は浦賀水道航路1番緑ブイと中央1番赤白ブイの間の南面の緑ブイ寄り。何度か旋回して位置取りが決まると7時15分、第1投目のアナウンス。



北東の弱風で晴れ、海上ナギ。水色は上の方は澄んでますが色着いた水。朝5時半頃が満潮で、この時間すでに下げ潮が速め。11時頃が干潮で後半上げ潮の予報。指示ダナはいつもと同じく、底まで下ろさず海面から30mより上。開始早々フグに針盗られてすぐに周り直し。フグの被害は最初だけで済んでくれて、3投目くらいからポツポツアタリが出始めますが、ホントにポツポツ程度でアタリが続きはしません。最初から潮が速くて船流してるのもありますけどね。今日は別船のマダイ船も同じ辺りを探索。イサキ狙ってる船は本船のみで、他の僚船はみんなマダイ狙いですね。そろそろ乗っ込みの季節だもんな。



4月になるとマダイ船の出船時間が6時に変わっちゃって乗れなくなるので、3月中に1回やりたいとは思っているんですが、毎回いいイサキが釣れるんでなかなか浮気できずにいます。8時15分、今んとこ今日イチの36cmが上がりました。このサイズが普通に混ざるので夏場の剣崎沖でウリンボ釣るのがバカバカしくなります。この夏どうすんのかな?下げ潮がやや速めで活性は悪くて掛かんのやバレが多いです。この潮が緩んできた頃から上げ潮が時合いでしょう。終盤風が止みそうなので上げ潮時に船が横向かなければいいのですが。最初、重たくてぜんぜん巻けないアタリが出て、コレはアレでしょう。



タモ入れしたのは後の計測で41cm、1.37Kgのメスのウマヅラ。コレは自己記録に迫るサイズ。メスでよかった。先っちょに餌着けてるとこういうのがあるからウレシイ。ホントはイシダイ釣りたいんですけど、今年は数が少なくて型も小振りですもんね。船中1、2枚出るか出ないか。H丸のイシダイ五目の釣果見てたら歴然ですよ。今年は木っ端も見ないんで、何年か前にイシダイバカ釣りしてたのが影響あるのか無いのか?やってて判りますがホント少ないです。もしくは水が澄み過ぎて温いってのも良くない要因かな。マダイもずっとダメでしたからね。ここ数年、年間通して水がキレイ過ぎるし水温も高過ぎ。



東電越しの富士山は雪で真っ白。9時過ぎると風がやや強くなって、アタリはポツンポツンからポッツ〜ン、ポッツ〜ンに変わって最初から良くなかったのが徐々に失速。ツ抜けしたのが確か開始1時間半くらいだったかな。ですが、下げ潮で忘れた頃にガツンと来るヤツは良型率が高いと思います。逆に入れアタリモードになると細かいのが増えるのが定石。現在、10何匹か釣って半分近くは30cm超で、28、9cmのもけっこう居ます。今日の規定は25cm超のみキープと決めてますが、今んとこ放流は2尾くらいだけ。10時過ぎるとポッツ〜ンからシ〜ンに変わって気配無し。まだ下げ潮が行ってます。



ほぼほぼ下げ止まりの11時10分、いきなりガッツリ乗ったのが、本日最大の37cm。まったく気配が無いのにデカイのがいきなり食うんですよね。3往復目くらいだったので、案の定ウィリーに食ってましたが、抜き上げちゃいました。掛かる魚の大方は上唇貫通なので、まぁバレはあれども、水面まで来ちゃうと案外抜いても落ちません。11時半頃から上げ潮っぽくなってきて、正直なもので急にアタリ連発。下げ潮時はタナがバラバラで26、7m〜高いトコで22mでも食いましたが、連荘モードに入ったら、27mくらいが芯ダナになって少し下がった感じ。船の流し方も違うので、どう言ったらいいのか。



放流基準サイズを27cmまでハードル上げましたが、桶の中あっという間に真っ黒になってしまいました。入れ食いなんですが、さっきも言った通りで細かいのが増えちゃったもんで8割9割が釣ってすぐに放流。小さいって言ったって23cmはあるので、一応カウントには入れてますけどね。夏の剣崎沖で一日やって束釣りして20cm超がゼロなんて日もあるので、アレ考えたら別次元の釣りであることは言うまでもありません。まぁ釣り自体も別モノではありますけどね。前半、こうなるかどうか分からなかったので、26cm級も入ってますが、多過ぎるので終盤はほぼほぼ全部放流。



マズイことに今日はいつもの引き取り先がお留守なんで、あんまり持って帰ると持て余しちゃって大変。自宅用に20尾キープと決めて、12時45分、ちょっと早いけど自主早上がりとさせて頂きました。放流したのが26尾で釣果としては合計46尾で打ち止め。みなさんもかなり釣られた様子なので、船長も少し早く上がろうか!ということで、13時20分頃に全体早上がりとなりました。今日はムツ船がお休みだったので勇太船長がワカメを採って来てくださって、帰りに沢山頂戴しました。コレがウレシイんです。明日はヅケ丼にメカブ乗せよう!



【本日の釣果】
イサキ、46尾(37、36、33、32、31×2、29〜26cmの20尾の持ち帰り、26〜23cmの26尾は放流)、ウマヅラ1枚(メス、41cm/1.37Kg)、以上。先っちょにオキアミ着けてイシダイ狙ってるのですが、今季は明らかに数が少ないし、出ても小振りが多いです。今回はデカウマの恩恵に預かりましたが・・・。

【船宿釣果情報】
久里浜沖35m前後
イサキ12〜57匹 23〜36cm
その他 イシダイ・ウマヅラ

今日は朝から潮が速くて開始早々から流し釣りになりましたが、魚の機嫌は良いようで活発にアタってくれました。全体的には1日通して順調にアタっていましたが、なかなかアタリの出ない方もいらっしゃって残念でした。イサキはトップから57匹、46匹が3名で少し早めに上がらせていただきました。



写真は船宿HPから借用。デカヤツを上に被せてます。



茹でワカメ。当日は魚は手を付けませんでした。船宿さんから頂いたワカメ、さっと湯掻いて色がキレイな緑に変わればOK。そのまま食べてもポン酢や醤油でも旨いんですが、今晩は酒の肴なのでマヨネーズに出汁醤油を合わせて戴きました。普段から買ったものを食べていますが、採れたてをその日に賞味するのはシャキシャキ感や香りが一味も二味も違います。



イサキのヅケ丼。翌朝はいつものコレ。頂いたメカブを乗せているのでお味は抜群。イサキは中羽から使ってますが脂乗ってます。貰い手が居ればもっと持って帰れるのですがねぇ。



タチウオの刺し盛り。番外編ではありますが、帰りにお隣T丸からタチウオに乗った常連Hくんからお裾分けで90cm超のタチウオを1本頂きました。翌日ですが、早速刺し盛りにして楽しませてもらいました。ありがとうございます!タチウオを3本にぶつ切りに分けて、上と真ん中は場所によって炙り刺身と縦切り刺し身、尻尾側は叩きにして賞味。タチウオ釣りやりたいと思っていたのですが、行く前に口に入りました、噂通り脂の乗り良くて旨いっすねぇ。



イサキの皮焼き。朝のヅケ丼と翌朝のヅケ茶漬け用で皮がけっこう出たので焼いて塩振っておつまみ一品。テキトーなサイズに切って、ホイルに乗せてグリルで焼くだけ。



イサキのヅケ茶漬け。ヅケ丼の次はヅケ茶漬けといういつもと同じ流れ。コレが毎週続いても飽きないんです。熱々の出汁を注いでヅケが半生になって口に入れた瞬間溶けちゃいます。この味を憶えちゃうとも〜止められないですよ。



イサキの刺し身。今晩は普通に刺し身。30cm級ですが脂乗ってていい身質です。醤油味が続くので、ちょっと味変で梅肉ダレ(梅肉叩いて出汁醤油で伸ばしたモノ)で賞味。イサキと梅は相性よくサッパリ食べられます。



イサキの炙り丼。イクラを併用することが多いのですが、今回はからすみを振ってみました。魚卵系はコクが深まって相性いいです。メカブは船宿さんからの頂きモノ。出汁醬油と減塩醤油を半々、山葵を溶いてから回しかけて食べます。も〜サイコーっす。味噌汁はイサキのあら出汁で具は頂いたワカメとイサキの切れっ端。イサキの身は鍋や味噌汁にするとトロっと溶けるような食感で抜群に旨いです。



イサキのパエリア。久し振りにやったかもしれません。アクアパッツァとパエリアは両方ともアサリが必需品ですが、アクアパッツァは生の良質アサリが欲しいところ、パエリアは冷凍の剥き身で十分。私のお昼ご飯用に一食分取って、残りはかみさんが娘の家に持って行っちゃったので、今回はこれで終わっちゃいました。



ウマヅラの薄造り。魚がデカかったのでキモもスゴイ量採れたのですが、身体に良くないので全部ゴメンナサイ。半身のお腹側半分ですかね、薄造りで頂きましたがコレが絶品。きめ細かいですし脂も薄っすら。やっぱ味もメスの方が上です。ポン酢に赤柚子胡椒を溶いて頂きました。



ウマヅラ出汁の湯豆腐。ウマヅラやカワハギのあらは甘みがあって大変上品な出汁が採れます。メインは豆腐ですが、シイタケや船宿さんのワカメ、ウマヅラの身の切れっ端が入っています。優しいお味です。



イサキの握り寿司。30cm超の良型使って寿司。4日目ですが、歯応えもありつつ脂の乗り具合もよくバランスは絶妙。いくら魚があると言っても朝から寿司なんて贅沢ですよね。



イサキの炙り刺し身。2番目にデカかったヤツの上側のいいトコを炙って賞味。4日後の夜ですが、デカイのはまだ硬いくらいですよ。脂乗ってるので強めに炙ってちょうどいい感じ。このサイズだとお味の方も貫禄があります。



イサキのソテー。30cm超の半身を洋風にソテーで賞味。塩、コショウで下味付けた身をオリーブオイルでソテーして、仕上げにバターを少し加えて香り付け。ソースは魚焼いた油にバルサミコ酢を入れて煮詰めたもの。好きなのでたまにやる料理ですが、ハナダイなどでも美味しいですし、このサイズ感の白身魚だったら何でもできると思います。アジでもやったことあったなぁ。



イサキの炙り茶漬け。炙り刺身で賞味した残りの下側の身や切れっ端を炙って茶漬け。炙った身が半生になって口に入れた瞬間溶けます。丼もいろいろできますし、茶漬けもいろいろできて、どれも美味しくて朝ごはんにピッタリ。茶漬けでウチでやるのはヅケ茶漬け、炙り茶漬け、なめろう茶漬け、焼きおにぎり茶漬けなどですかね。出汁の味付けは、具がヅケの場合はヅケ汁で調整、他の場合は塩だけの場合や薄口醤油を併せて使うか。



茎ワカメと牡蠣のペペロンチーノ。魚料理ではありませんが、旨かったので載せます。船宿さんから頂いたワカメの茎の部分は硬いんですが、以前からペペロンチーノにしたら美味しくて、ウチでは定番になっています。今回、ちょっと良い牡蠣があったので、一緒にペペロンチーノにしたらコレがも〜バカウマ。後から聞いたら塩、コショウして刻みニンニクとオリーブオイルで炒めて鷹の爪は使っていなかったので、正確にはペペロンチーノではありませんでした。市販のペペロンチーノの素でやってもいいです。



ウマヅラのフライ。薄造りにした残りの身はフライで賞味。お味はあっさり軽くていくらでも入っちゃう感じ。臭みは皆無ですし今回は塩で通しました。バクバク食っちゃって翌日のサンドイッチ用までは残りませんでした。



イサキのピラフ。ピラフっていうのは洋風炊き込みご飯みたいなもんです。ホントはアクアパッツァやろうと思ったのですが、時期のせいか、当日、良い活きアサリが手に入らなかったので方針変更。イサキのあら出汁を採る時にサフランを入れて、最初からピラフ用に出汁を採ったそうです。後はデカイのが1匹残っているくらいですかね。釣り行くんだったら明日は南西になっちゃうので今日(土曜日)が良かったのですが、魚が残っているとモチベーションが上がらず来週にスライド。ですが相変わらずの天候不順のため、釣り出来る日と自分の都合が合うか次第。



イサキのしゃぶしゃぶ。一番デカかったヤツはしゃぶしゃぶで賞味。日曜に釣って来て今日は土曜ですが、まったく問題無し。一応一皿分切りましたが、結果、お代わりして約2皿分平らげました。



ピントが手前に合ってなくてスミマセン。鍋で2、3往復しゃぶしゃぶと半生になったところ、下ろしポン酢に小ネギと赤柚子胡椒を加えたつけダレで頂きました。しゃぶしゃぶはマダイ、イシダイ、ヒラメなどでやることが多いですが、イサキもこのサイズだと大変美味しいです。ウチの娘は大人になるまで肉のしゃぶしゃぶを食べたこと無かったようで、しゃぶしゃぶは魚でやるものだと思っていたそうです。



イサキの炙り丼。2回目になりますが、今回はイクラをお供に、メカブはこれで頂いたのは終わりですかね。しゃぶしゃぶで一番デカいのともう1匹使ったのですが、しゃぶしゃぶに適さない下の方の身は残しておいて翌朝に丼で使用。日曜の朝なので、釣って一週間経ちますが、身質はまったく問題無し。まだ硬いくらいです。味噌汁は昨夜のしゃぶしゃぶの残り汁がベースでコレもかなり旨い。



イサキピラフのドリア。昨日のピラフの残りでドリア。コレは定番の流用で、残ったらコレにする予定でした。まったく想像通りのお味だと思います。普通に旨いです。



ウマヅラの兜煮。デカかったので頭を煮てみました。釣ってもう一週間経つんですが、翌日辺りの早めに煮ておいて、タッパーなどの容器に煮汁ごと密閉保存して、冷蔵庫で保存すると、煮汁がブルブルに固まって一週間経っても味が落ちないんです。すぐ食べる分にはそれでよいのですが、こうやると日持ちするので先に食べるものがある時は重宝します。臭みもまったくでておらず、むしろ味がよく馴染んで美味しいかもしれません。



イサキ出汁のリゾット。月曜の朝です。先日のピラフの時にイサキのあらとサフランで採った出汁が残っていたのでそれを使用。具は玉ネギの微塵切り、味付けは塩と粉チーズのみ。サフランの色も香りも良くイサキの出汁も上品ですし、粉チーズでコクが深まって、お腹に優しい朝ごはん。昨日、南西強風で今日は吹き返しの北風強風で、外はゴーゴーと唸っています。水曜は祝日でお天気がまた崩れる予報ですが、雨降るのは夕方からみたいですね。明日、風止みそうなので行ってこようかなと思っています。

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