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2018/02/18
番外編 最強の枝素結び?
2月18日(日)です。今週は家庭の都合と体調不良のダブル攻撃で釣りはお休みになりました。昨日、ウィリー五目に出撃した釣友はアジが30そこそこと食い悪く、後半、予報通りの大風に見舞われて、残念ながら30分ほど早上がりになってしまったようです。船中ヒラメが3枚出たらしいですが、ご本人には今回は運が無かったそうです。まぁ良い日もあれば良くない日もありますよ。年間通じてどうかと言えば良くない日の方が多いんじゃないでしょうか?(と思っていれば間違い無い。)

・・・ってことで、釣りに行けなかった分、番外編で1個ネタを思いついたんで、書いてみることにします。内容はズバリ表題の通り、最強の枝素結び!?親子サルカンなどの金具を使わない仕掛けで、糸と糸を直接結んで枝素を出す際の結び方についてです。私は年間通じてウィリーシャクリをやっていますが、この仕掛けがまさにこのパターンに当て嵌まります。

不意に良型の魚掛けて自分が下手クソで針のチモトから切れるのは仕方が無いと諦めがつくのですが、時折、枝素の結び目から切れちゃうことがあります。これは完全に仕掛けの作り方が下手クソな証拠。これが一般的な8の字結び1回だとちゃんと結んでも切れることがあるんですよ。市販の仕掛けは一切使用しませんので、この辺が課題でトライ&エラーの繰り返し。色んな結び方があるんですが、強いんだけど結び目の位置が一定に定まらないなどのデメリットがあったり、これぞ究極!というのがなかなかみつかりませんでした。

なんやかんや言って、自分で作ってはフィールドで試しているウチに、今回ご紹介する結び方でまったく問題を感じなくなりました。一点敢えてデメリットを挙げるなら、結ぶのがメンドくさいってことでしょうか?たぶんこの結び方はネットなどいろいろ検索しても見たことが無いので、私のオリジナルと言っていいのかな?同じ結びやってる方がいらっしゃったら申し訳ありません。基本的には8の字結びと編み込みの組み合わせですのでメンドくさいだけで技法的には簡単です。



まず本線と枝素です。本線の枝素を出したい長さの気持ち余裕をもった位置に爪で折り目を着けます。ハリス2、3号だったら5mmくらい長め。同じく枝素も出したい長さ+5mmくらいの位置に爪で折り目を着けて、端切れは後で編み込みをするので10cm以上残しておいてください。



本線の爪で折り目を着けた場所に8の字結びをすると自動的に折り目が結び目の中に入ります。ちょっとコツがあるので、上手く行かない場合は、何度か試してコツをつかんでください。8の字結びは穴に糸が通せるくらい緩くしておきます。



8の字結びの片方の穴に枝素の先端を通します。枝素の位置がこの時点で確定しているので、何組作っても寸法にほぼ誤差の無い仕掛けが作れます。



8の字結びのもう片方の穴に枝素の折り返しを反対側から通してV字になるようにします。8の字結びの両穴に枝素が入ってることで、ただ結ぶよりは長手の強度が向上しているような気がします。



枝素のV字部分を本線にキッチリ寄せて、本線の8の字結びをゆっくり締め込みます。



本線と枝素(針結んである側)を束ねて、枝素の端切れ側で上に向かって3回編み込みを入れます。これも摩擦熱が発生しないようにゆっくり締め込んでください。



最後、枝素(針結んである側)のみに再び3回編み込んで、端切れを除去すれば完成!!

如何でしょうか?4本針仕掛けだと仕掛け1組でコレ3回ですからね。慣れないと時間が掛かってこんなのやってられるか!!となりますが、慣れちゃうと案外これが当たり前という感覚になるので最近はコレで続いてます。

1.5号の枝素に食ったキロ超のイナダを獲れましたし、この作りの3号ウィリーで先針に食った5.2Kgのワラサも獲れたので、長手の直線強度も大丈夫。実際に釣りやってみて強いという実感はあります。これ以上、やり取りで魚に負けて針のチモトから切れるのは、良くはないですが切れ方としては正しい切れ方と考えます。

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