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ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
1月27日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。前回は先週の水曜日で、だいぶ間が空いてしまいました。あの後、土曜日の午前中くらいまでは穏やかで、土曜の午後から日曜の午前中に掛けて、けっこうまともな雨。月曜日は比較的釣り日和でしたが、火、水、木と今季最強の寒波が襲来し、強い冬型の気圧配置が続いて釣りは断念。金曜はだいぶ収まりましたが定休日。よって本日土曜日の出撃となりました。1月は4釣行目ですが、何故か体調とお天気の関係で水、土、水、土でしたね。今日も難易度の高〜い航路下の寒イサキ狙いでウィリー五目に出撃してきます。目標は自己最大の38cm超え、もしくは数でツ抜けってトコでしょうか。
いつもの時間に単独到着すると、本日の操業は本船のみ。お客様7名で、左舷に常連Oさん親子、お仲間のTさんら4人組が入って、右舷はミヨシに1名、真ん中に常連OさんのTちゃん、珍しく私がトモに入りました。今日は朝イチ上げ残りの潮があるかどうかと、午後からまともに上げ潮が来ればミヨシの日になるかもしれません。トモと言っても船の都合により一人分のスペースを空けてあるので、人は居ませんが場所的にはトモ2番。ここ仕掛け垂らしてるとペラに吸い込まれるので要注意の釣り座。一番怖いのは舷同士のオマツリ。7時前に出船して、港前で成り行き定刻を迎えていざ発進。
ほぼ真沖に走って航程14分程で減速。場所はいつもと同じ浦賀水道航路1番緑ブイと中央1番赤白ブイの間の緑ブイ寄りの下手。ちなみにブイより北側はアミコマセ、オキアミコマセは禁止区域となります。確かコマセが許されているのはアジ釣りのイワシミンチだけだと思います。普段あんまりトモで釣りしたことが無いので、飛沫の避け方が要領を得ず、釣りやる前からメガネが濡れちゃってダメダメ状態。ホント釣りでメガネはストレスありますよね。特に雨の日と今日みたいな強風の日は!今日は新調の偏光グラスを装着していますがコレいいかも!番外編で取り上げようかな。
位置取りが決まって7時18分、本日第1投。北北東の風やや強く、体感で10mくらい。水色はスケスケの真っ青。この色もしかして水温上がっちゃってるんじゃない?この水じゃこの冬もイカ系はダメっぽいですね。海上はそれなりにドタバタ。徐々に収まる予報なので、まぁ午前中は我慢でしょう。大潮の最終日で7時前が満潮、その後下げ潮に変わってお昼頃が干潮。指示ダナ海面から30m〜23mで開始すると、気持ち上げ残りっぽくて、コレはイケそうと思ったら、開始3投目で30cm前後のイサキが2尾続けてヒット。早めに顔だけは見ることができましたが!?すぐ潮変わりの時間だもんね。
その後、アタリ続かず、そんなに甘くないよな〜と思ったら、10分も経たずでイイアタリ。コレがジャスト30cmのイシダイ。ここんとこイシダイゲット率高いですよ。3釣行で4枚。型は小振りではありますが、1回分のお刺身にはちょうどよいサイズ。その後、コレは潮止まりですね。上も下も何にも動かなくなって、ちびライトの上の窓の開け方、同じだとまったくコマセも出なくなりちょっと調整。この時間、魚もお休みのようです。だいぶ経って8時20分、単発でイサキがヒットしてやっと3尾目。間が空いて突然アタると、なんでなのかまったく分らず。
この時期のここのイサキ釣りはコツがあるようで、毎週木曜日のK名人が毎回少なくても20尾は上げられるんでブッチギリの腕前。あとは佐島のS丸で寒イサキ釣り鍛えておられるOさんも上手。困ったもんで隣でマネしてもまったく同じようにならないんですよ。船長曰くフォールで食わせると言うんですが、どうしても実技でやると普通のシャクリになってしまって、フォールのイメージが湧きません。その辺のコツが解ればツ抜けくらいはできそうな気もしますが。如何せん、反応真っ赤と言われても、シャクるとまったく気配も出ないから、ぜんぜん合っていないということは間違い無さそう。
下げ潮も思ったほど速くならずにぶっ飛びまでは行きません。ですが、まともに流れるとアタリが何も出ません。しかも落ち着くはずの風が10時頃から1レベル強くなって、体感で12、3m。海も少し悪くなって、ここんとこ出たり引っ込んだりしていた腰痛が船上で出てしまいヤバイ状態に!普通に立ったり座ったりで電気が走るような痛みに襲われキビシ過ぎ。ベンチに横たわっていても海が悪いので、揺れで上半身と下半身が捻じれるように動くのでまったく腰が休まらず。立って釣りしてても、揺れでどこが痛いのか判んないくらいの痛みになってしまい、自動的に休み休みとなり今日はダメだな。お願いだから揺れないでくれ〜っ!
下げ潮が完全に止まった11時過ぎ。久し振りのイサキのアタリ。ポツポツとアタって2尾ゲット。1尾はタモ入れ、後の計測で35cmの良型。この調子で行けるかと思ったら、急にフグの猛攻に変わってしまいダメだコリャ。入れると先にフグが食っちゃってどうにもならず。しかも今日のサバフグは30cm超も多くウレシくない型揃い。よって針掛かり率も高いんですが、必ずと言っていいほど糸にダメージがあるので、針と仕掛けの消費が急激に増えて閉口。昼飯タイムにして少し休憩しよう。ですが、昼飯食べ終わって再投入したら一発目でまたフグ。頼むよも〜っ!ここで1回周り直し。
時間的には上げっ端。いきなり引っ手繰るようなアタリで食ってきたのは本日最大タイの35cm級。最初のよりこっちの方が若干太さがあるかな?いずれにしてもコレだったら満足の型です。少し経ってもう1尾追加で6尾目。その他、イナダとウマヅラのオスはゲットしておかず的には割と稼げましたが、如何せん本命君が難し過ぎ。しょっちゅうやってんだから、ツ抜けくらいはしなきゃダメですよね。次第に上げ潮が速くなってしまい、ほぼほぼ釣りにならず。下げ潮が大して流れなかったのに、上げ潮が急にぶっ飛び出すとはあんまり見ないパターン。普段は潮がぜんぜん来ないか遅れて来ることが多いんですが。
お昼を回ってから風がだいぶ収まった反面、上げ潮がぶっ飛び始めたので船が左舷で風を受けてバランスを保つ形となり、仕掛けが左舷ミヨシ方向に急角度で入り込んでシャクリにならず。腰も痛くて帰宅も不安。13時頃からほとんど休みながらの釣りになって、13時半、そろそろ片付けようかと思ったら、お隣のTちゃんがイサキ連荘モード。しょーがないので自分も道具を入れたらイサキの気配は皆無。入れても入れても糸がまったく立たないので諦め。ウマヅラのメスが釣れたのを最後に13時45分、ラスト10分コールとなり早々にお片付け開始としました。
【本日の釣果】
イサキ6尾(35cm×2、30〜25cm)、イシダイ1枚(30cm)、イナダ1本(48cm)、ウマヅラ2枚(38cm/メス、36cm/オス)、以上。その他、サバフグ多数、ミニイサキ、ミニオキメバル、サクラダイなどは放流。
【船宿釣果情報】
久里浜沖35m前後
イサキ3〜10匹 24〜36cm
その他 イシダイ・イシガキダイ・カワハギ・イナダ・ウマヅラ
風が強く、思ったより海も悪くて釣りにくい状況でした。魚も口を使ってくれず苦戦の気配・・・朝一から珍しいゲストが顔を出しましたが、やはりアタリは単発でかなり難しいようで、今日も1日通して厳しい状況でした。
写真は船宿HPから借用。イサキは型のいいのはポツポツ出ますが、如何せん数が釣れません。この時期のイサキ釣りはコツが要りそうなので、もっと修行を積む必要がありそうです。
イナダのキムチヅケ丼。翌朝です。最初、当日に塩〆してお刺身にしようかと思ったのですが、かみさんがヅケ丼にしようと言うことでそうなりました。一晩、醤油、酒、ミリン、市販のキムチの素のヅケダレにヅケてから、翌朝食べる直前に、刻んだキムチ、ゴマ油、白ゴマで和えてから丼に盛ります。コレかみさんも好きみたいで、魚たっぷり、ヅケ丼2人前にイナダ1本全部使ってしまいました。けっこう脂乗っていて腹側の身に刺しが入るほどの上物。味噌汁もイナダのあら出汁。
ウマヅラの薄造り。ウマヅラは今が一番美味しい時期。特にメスが釣れたらお刺身が鉄壁。血抜きも上手くできており、キレイな透明度のある身質。お皿の中央が黄色の模様なんですが、透けて色が見えています。今回、オスとメス2枚釣れて、両方ともこれでもか!というほどキモパンでしたが、ここに乗っているキモでおよそ1/20くらい。身体に良くないのでほとんどはゴメンナサイしました。好きな人は全部食べちゃうんでしょうけど。身はこれで全体の2/3くらい。そのまま山葵醤油でもキモを絡めても絶品。
イナダ出汁の蕎麦。掻き揚げはいつもの生協ではないようで、昨日買い物に行ったときにスーパーでコレ用に買ったものと思われます。やっぱイナダ出汁は効きがいいですよ。蕎麦にはアジとイナダがトップ2でしょう。
イサキの刺し身。イサキの刺し身は皮付きで炙るか、皮引いちゃうかどっちかが主流。2日寝かせたところで、30cm級のイサキを皮引いて普通のお刺身で賞味しました。硬さが残っていながら脂乗っていて最高っすね。脂の質がギロギロしておらず、しっとりして後味がイシダイに似た風格を感じます。この時期のイサキは釣るのが難しいですが、やっと釣れた1尾の価値は大きいです、特に30cm超の良型は!
イサキのヅケ丼。中羽を何尾か使ってヅケ丼。小振りの魚も脂乗っていてかなり旨いです。こういうイサキを食べちゃうと、真夏の炎天下、大船団の中で細かいのセコセコ釣るのがバカバカしく感じてしまいます。
ウマヅラのキッシュ。キッシュという料理があって、本来パイ生地にベーコン、レタス、玉子、チーズなどを具に焼いたモノだと思いますが、今回は肉ではなくオスのウマヅラの身を使用。カロリーオフのために料理人の発案でパイ生地を使っていません。オスだとデカイ血合いを除去しちゃうと、ちゃんとした形の身が採れないんで、こういう料理にはピッタリ。
イサキのニンニクオイル掛け。イサキでやるのもったいなかったのですが、30cm近いのがもう1尾残っていて、明朝は良型使って炙り丼にする予定なので、あえてニンニクオイル掛けで味変してみました。こうやっちゃうと何でも美味しくなっちゃうから、あんまり魚の良し悪しが出ないというのがイイのか良くないのか。でも美味しいから良しとしましょう。
イサキの皮焼き。イサキも皮が美味しい魚ですので、ニンニクオイル掛けにしたイサキの皮をグリルで焼いて塩振って賞味。いや旨いですよ。型が細かいと皮も薄いのでなんですが、30cmくらいのサイズであれば、捨てないでこうやったら美味しく戴けます。
イサキの炙り丼。35cmの良型使って炙り丼。このクラスのイサキになると脂の乗り具合が上品でしっとり感があります。4日目の朝ですが、まだ硬さも残っていて、とりわけこの時期のイサキは旨いっすね。
イサキの棒寿司。一番デカかったヤツの太ってる方で棒寿司。1匹分、半身を2枚、厚みが均一になるよう中央で尻尾側が被さるように巻いています。見てお判りの通り脂スゴイっすよ。激旨です。
身と飯の比率はこんな感じなので、8切れ食べてもそんなに量はありません。あと残るはイシダイそのまんまと各種出汁くらいになりました。土曜日に釣りに行きたいのですが、先週悪化させてしまった腰痛の治りが悪くて、予約入れられず様子を見てるとこです。少し回復してからがまったく進展せずにヤバイかも。ある程度を超えて悪化させると簡単には戻らないので困ります。
イサキの皮焼き。今回2回目かな?茹でてポン酢でも美味しいのですが、気分で焼いてみました。昼、寿司作ったときのイサキの皮。30cm超級ですと1尾分で1品くらいにはなります。皮岸の脂がスゴイです。
ウマヅラ出汁の湯豆腐。カワハギやウマヅラは上品で甘みのある上質な出汁が採れます。味は濃くないので、こういった湯豆腐とか水炊きに使うと個性が光ります。今回は牡蠣を入れていますので、牡蠣からも出汁が出て相乗効果。昼間、イサキの棒寿司を食べたので、イシダイはもったいないから翌日(金曜日)に持ち越し。週末行くなら土曜日なんですが、腰の具合が良くないので諦めます。お天気も考えると早くて水曜日頃になりそう。ここまで治りが悪いと水曜日も自信がありません。
イシダイの刺し身。いよいよ大御所の登場。土曜日に釣って、食べるのが金曜日。30cm級ですけどまだお皿に乗り切れない分があります。6日寝かせて、まだ硬さがあって脂ノリノリ絶好調!釣り的にはキロオーバーの良型がウレシイですが、食べるには30cmあれば十分。
イシダイの皮ポン。イサキの皮は2度ほど焼いて食べましたので、イシダイの皮は茹でてポン酢。スゴイ歯応えで、皮岸に脂があって、噛めば噛むほど旨味を感じます。出汁以外はこれで完食ですかね。これで明日土曜日に釣りに行けば良いのですが、今週は腰痛が治らず断念します。最悪の場合、帰宅困難になりますから。
イサキ・イナダ出汁の蕎麦。余った出汁をブレンドして使用。イサキ:イナダ比が3:1くらいとのことでしたが、味は不思議とイナダが前に出ながらもバランスよく良質な出汁です。
イシダイ出汁のうどん。優しい白身出汁なのでうどんの方が合います。