*** 2019年3月8日 早春の舞岡公園 ***

1.ヒイラギ
ナンテン1
2.ヒイラギ
ナンテン2
3.ヒイラギ
ナンテン3
4.ヒイラギ
ナンテン4
5.ヒイラギ
ナンテン5
6.ヒイラギ
ナンテン6
7.田圃1 8.サンシュユ1 9.サンシュユ2 10.サンシュユ3
11.サンシュユ4 12.サンシュユ5 13.白梅1 14.白梅2 15.白梅3 16.白梅4 17.白梅5 18.白梅6 19.白梅7 20.白梅8
21.小矢戸の里
入口
22.古民家1 23.古民家納屋 24.母屋囲炉裏 25.マンサク1 26.マンサク2 27.マンサク3 28.マンサク4 29.アカバナ
マンサク1
30.アカバナ
マンサク2
31.古民家母屋
&納屋
32.古民家母屋1 33.古民家母屋2 34.ミツマタ1 35.ミツマタ2 36.中庭 37.ワラボッチ1 38.ワラボッチ2 39.田圃2 40.干し藁
41.枝垂れ紅梅1 42.枝垂れ紅梅2 43.枝垂れ紅梅3 44.枝垂れ紅梅4 45.枝垂れ紅梅5 46.枝垂れ紅梅6 47.枝垂れ白梅1 48.枝垂れ白梅2 49.枝垂れ白梅3 50.枝垂れ白梅4
51.枝垂れ白梅5 52.白梅9
&火の見櫓
53.白梅10 54.白梅11 55.白梅12 56.白梅13 57.白梅14 58.白梅15 59.白梅16 60.白梅17
61.前田の丘 62.トチノキ1 63.トチノキ2 64.田圃3 65.白梅18 66.白梅19 67.アケボノ
アセビ1
68.アケボノ
アセビ2
69.アケボノ
アセビ3
70.アケボノ
アセビ4
71.寒緋桜1 72.寒緋桜2 73.寒緋桜3 74.寒緋桜4 75.寒緋桜5 76.寒緋桜6 77.寒緋桜7 78.寒緋桜8 79.寒緋桜9 80.寒緋桜10

 3月8日(金)、久々の晴天に恵まれたので、今春初の"舞岡公園"に出かける。この時期、撮影の対象となる花は、"ウメ"くらいかもしれないが、その際は軽登山に切り替えることにする。それくらい、この公園はアップダウンに富んでおり、登山の事前訓練場所としても最適と思われる。
 14:08、公営駐車場に駐車し、ここから歩き始める。"もみじ休憩所"手前まで来ると、昨年末色付いていた"ヒイラギナンテン"が、ベル型の黄色い花を付けている。名前からすると、"ヒイラギ"か"ナンテン"に近い品種とも考えられるが、明らかに"ヒイラギの花(2018年11月16日参照)"と形状が異なっており、単に、葉と実が夫々"ヒイラギ"と"ナンテン"に似ていることから、名付けられたようである。南門から園内に入り、階段を下って行くと、長閑な田圃が広がっており、その右斜面に黄色の花が見受けられる。近寄ってみると、"マンサク(2016年3月4日参照)"のように花弁が縮れておらず、これまで見たこともない花である。帰宅後、偶々NHKの夕方ネットを見ていたところ、この花の名所として"水戸弘道館(2013年2月22日参照)"が紹介されており、"サンシュユ"と判明する。この名前を聞いて、ふとWひえつき節"の歌い出し『庭の"サンシュウ"の木 なる鈴かけて・・・』が思い浮かぶ。謂わずと知れた宮崎県椎葉村に伝わる民謡だが、同県のHPには、"山椒"とあり、これが訛って"サンシュウ"となったことが分かる。改めて、ネット上で"サンシュユ"をチェックしたところ、江戸時代享保年間に、中国/韓国から渡来したとか。してみると、同時代初期にもたらされた"ロウバイ"の後輩と言うことになる。更に、秋には艶やかな赤色の実を付けるようなので、その時期に再訪したい。近くには白梅も咲いており、青空をバックに真直ぐ伸びる姿が、何とも瑞々しく映る。これを撮影したのち、"小矢戸の里"に向かう。
 14:24、"小矢戸の里"の門を潜り、母屋に入ると、ひな祭りが終わったせいで、掛け軸は"つくし"に代わっている。母屋の裏庭では、"マンサク"が丁度見頃を迎えており、特に黄色のそれが見事である。所で、年明けから花々を撮り続けてきたが、何故か黄色の花(ロウバイ,フクジュソウ,ナノハナ,ミツマタ,ヒイラギナンテン,サンシュユ,マンサク)が半数以上を占めている。その理由は、人気の"チコちゃん"に言わせると、『虫が好きな色だから!』と言うことになろう。一方、芳香を放つ花々(ロウバイ,ナノハナ,白梅,紅梅)も少なからず見受けられ、同様に、『虫が好きな匂いだから!』ということになろう。つまり、昆虫が少ない春先でも、昆虫が好む色で色と匂いで引き寄せ、確実に受粉できるよう、植物が進化した結果と考えられる。暫し道草したので、そろそろ"瓜久保"に向かうことにする。途中の湿地帯付近には、10人以上もの"鳥マニア"が、手持無沙汰げにたむろしている。私も、念のために、ざっと眺めてみたものの、鳥らしき姿は確認できなかったので、早々に立ち去ることにする。
 14:42、"瓜久保"に辿り着くと、休憩所周辺にある紅白の枝垂れ梅が、丁度満開を迎えている。紅梅は地味な薄桃色で、決して壮観とは言えないものの、それなりの存在感を示している。この花々を順次撮影していると、青色のネットに覆われた"谷戸"の水溜りから、カエルのような鳴き声が聞こえてくる。中を覗くと、多数の鯉らしき魚が、泳ぎ回っている。つまり、このネットは、サギ等の大型鳥類から守るための防御用と言うことになる。更に近づいて確認しようとしたものの、この先は工事中で通行止めになっているため、"前田の丘"を経て駐車場へと戻ることにする。途中の"中丸の丘"では、"トチノキ"と思しき裸木が、面白い姿を見せている。駐車場手前まで戻ってくると、"アケボノアセビ"が色付いている。この花は、開口部が狭く、一見すると、昆虫が入り込むのが困難そうに思えるが、やはり虫媒花であり、その内部は巧妙なメカニズムになっているようである。だが、説明が長くなるので、この辺りで留め置くことにする。最後に、俣野公園の"寒緋桜"を撮影して自宅に戻る。この花は、"鳥媒花"であり、やはり鳥が好む色と蜜を発するようである。

★活動量計データ(上り階段数:670,早歩き歩数:8,802,総歩数:12,912,歩行距離:10.2km(本年累計:351.2km),活動カロリー:967kcal,一日総消費カロリー:2,705kcal,脂肪燃焼量:48.0g) 

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