情報

*** 2018年4月20日 戸塚の花とカルガモ ***

1.シャクナゲ1 2.シャクナゲ2 3.シャクナゲ3 4.新緑の若葉1 5.新緑の若葉2 6.新緑の若葉3 7.シロバナ
ハナミズキ1
8.シロバナ
ハナミズキ2
9.シロバナ
ハナミズキ3
10.シロバナ
ハナミズキ4
11.アカバナ
ハナミズキ1
12.アカバナ
ハナミズキ2
13.アカバナ
ハナミズキ3
14.アカバナ
ハナミズキ4
15.アカバナ
ハナミズキ5
16.アカバナ
ハナミズキ6
17.アカバナ
ハナミズキ7
18.アカバナ
ハナミズキ8
19.アカバナ
ハナミズキ9
20.アカバナ
ハナミズキ10
21.ツツジ1 22.ツツジ2 23.ツツジ3 24.ツツジ4 25.ツツジ5 26.ツツジ6 27.ツツジ7 28.ツツジ8 29.ツツジ9 30.ツツジ10
31.ツツジ11 32.ツツジ12 33.ツツジ13 34.ツツジ14 35.ムラサキ
ハシドイ1
(ライラック)
36.ムラサキ
ハシドイ2
(ライラック)
37.新緑の若葉4 38.ツツジ15 39.ツツジ16 40.ツツジ17
41.ツツジ18 42.ツツジ19 43.ツツジ20 44.ツツジ21 45.フジ1 46.ツツジ22 47.ツツジ23 48.ツツジ24 49.ツツジ25 50.ツツジ26
51.ミヤコワスレ1 52.ミヤコワスレ2 53.ミヤコワスレ3 54.ミヤコワスレ4 55.ミヤコワスレ5 56.ホタルカズラ1 57.ホタルカズラ2 58.ミヤマオダマキ1 59.ミヤマオダマキ2 60.ミヤマオダマキ3
61.ミヤマヨメナ1 62.ミヤマヨメナ2 63.ミヤマヨメナ3 64.エビネ 65.タツナミソウ 66.テッセン 67.カザグルマ1 68.カザグルマ2 69.カザグルマ3 70.カザグルマ4
71.コデマリ1 72.コデマリ2 73.セリバヒエンソウ 74.チョウジソウ1 75.チョウジソウ2 76.チョウジソウ3 77.サクラソウ1 78.サクラソウ2 79.サクラソウ3 80.サクラソウ4
81.カルガモの夫婦1 82.カルガモの夫婦2 83.カルガモの雌 84.カルガモの雄1 85.カルガモの雄2 86.カルガモの雄3 87.フジ2 88.フジ3 89.ホウチャクソウ1 90.ホウチャクソウ2
91.キンラン1 92.キンラン2 93.キンラン3 94.キンラン4 95.キンラン5 96.キンラン6 97.キンラン7 98.キンラン8 99.ナデシコ1 100.ナデシコ2

 4月20日(金)、今年は春の異常高温が続いたせいで、例年5月の連休に見頃を迎える"ツツジ"も、既に満開となっているので、散歩がてら、この光景をポケデジで記録に残すことにする。
 10:04、"俣野公園"に入ると、平日とあって人はまばらで、数組の親子が遊園地周辺にたむろしているのみである。多分、入園前の子供とママ友達であろうが、その先の道端には、艶やかな赤の"シャクナゲ"が満開を迎えており、その奥の新緑の若葉と好対照をなしている。4字熟語に例えると、"花紅柳緑"とも言えようが、この辺りは、先月は"柳"ではなく"桜"の花に覆われていたので、"花紅桜緑"とも言えようか。この造語はさて置き、北門から霊園(メモリアルグリーン)に入ると、西端に多くの白花を付けた大木が目に留まる。近寄ると、10羽程の大小の鳥が一斉に飛び立ったので、中々鳥類に人気の樹のようである。一見すると、"ヤマボウシ(2016年6月3日参照)"に似ているが、これをアップで撮った画像を確認すると、白花の"ハナミズキ"と分かる。更に、花の周りには、蜜蜂のような昆虫も乱舞しているので、お目当てはこの花蜜のようである。霊園の大通りに戻ると、赤色の"ハナミズキ"も多く見られるが、何故か鳥類や昆虫の姿は確認できない。霊園内には、他にも紫の小花が咲いているが、見たこともない花なので、撮影後自宅で名前を特定することにする。するとこれが、何とフランスの香水で有名な"ライラック(和名:ムラサキハシドイ)"の花と判明したので、翌日改めて確認に向かったところ、少し甘い香りがするのみで、とても香水の原料になるとは思えない。寧ろ、梅雨の時期に咲く"クチナシ"の方が、更に強烈な芳香を放つように思える。
 10:12、霊園を抜けると、池の畔に艶やかな"ツツジ"が満開を迎えている。正に目に染み入るような深い赤色で、思わず足を停めたが、この色合いをデジカメで正確に再現するのは、至難の業である。特にポケデジでは、白飛びが発生しやすく、深い赤色がオレンジ色に化けてしまうので、要注意である。つまり、画像素子のダイナミックレンジが狭く、実際の景色の領域をカバーできないのが原因であり、面積の小さいポケデジが一眼デジカメより不利となるのは言うまでもない。よって、ポケデジの場合、明暗差の少ない被写体や曇り日を狙うのが賢明と言えよう。余計なことを考えている内に、公園入口近くの"ツツジ"の前を行く人々も入れ替わり、突然『まあ綺麗!』と歓声が聞こえてくる。振り向くと、介護師に付き添われたお年寄り数人が、車椅子に乗ったまま真っ赤な"ツツジ"に見入っておられる。ふと、長期入院中の母の姿が頭をよぎったが、ここにきて、ポケデジバッテリーの残量が乏しくなってきたので、一旦自宅に戻り、午後出直すことにする。
 12:32、"俣野公園"にて色違いの"ツツジを撮影したのち、"天王森泉公園"に向かう。何時も散歩の際に立ち寄るが、行く度に新しい花が見られる公園である。先ず花壇の手前には、薄紫色の"ミヤコワスレ"が片隅に咲いている。何とも変わった名前であるが、その謂れは、"承久の乱(1221年)"の後、佐渡に流された順徳天皇の句「いかにして契りおきけむ白菊を"都忘れ"と名づくるも憂し」によるとか。一方、NHKの趣味の園芸には、『"ミヤコワスレ"は、本州、四国、九州の山地に自生する"ミヤマヨメナ"の園芸品種につけられた和名です。"ミヤマヨメナ"は淡青色ですが、江戸時代から改良されてきた"ミヤコワスレ"には淡青色だけでなく、青やピンク、白があり、4月から6月にかけて花を咲かせます。』とある。更に、奥に向かうと、花壇の中に白花の"ミヤマヨメナ"も咲いている。つまり、順徳天皇が句に読んだ白菊は"ミヤマヨメナ"であり、それが江戸時代に品種改良されて、様々な色合いの園芸種"ミヤコワスレ"が生まれたことになる。公園奥には、派手な"テッセン"の傍に、艶やかな"濃紫色の菊"も見られるが、これが一番派手な"ミヤコワスレ"ということになろう。従って、この花壇は、雑多に花が植え付けられている訳ではなく、原種から園芸種まで関連付けられているのが、面白い所と言えよう。眼の前の女性二人連れからも、『近くに、こんなに綺麗な花が咲く公園があったとは知らなかったわ。"舞岡公園"位しかないと思っていたのに、あなたが悪いのよ!・・・』なる恨み節も聞こえてくる。最後に"サクラソウ"を撮影して立ち去ろうとしたところ、その先の山葵田に、番いと思しき"カルガモ"が飛来しており、その一羽がしきりに水田を漁っている。もう一羽は、じっと動かずそれを見守っているかのようである。外見上は、雌雄同色で判別は困難のようであるが、ネット情報によると、羽の色が全体的に黒く、特に尾のつけ根部分が黒いのが雄とあるので、先程活動的に動き回っていたのが雄ということになろうか。ここから、"境川遊水地公園"に回ると、渡り鳥が去った湖はひっそりとしている。所が、周回路を歩いて行くと、しきりに浮いた藻をつついている"オオバン(2018年2月14日参照)"の番いに出くわす。先般のNHK番組では、北に帰る渡り鳥と説明していたが、関東に残り子育てする"オオバン"もいるようである。ここから自宅に戻る。途中見掛けた里山の"キンラン"が、何とも見事である。


★活動量計データ:上り階段数:220,早歩き歩数: 10,945,総歩数:15,451,歩行距離:12.2km,活動カロリー:917kcal,一日総消費カロリー:2,646kcal,脂肪燃焼量:46.8g)

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