*** 2016年6月3日 新緑の舞岡公園 ***

1.小学生の
校外学習1
2.新緑の若葉1
(南門手前)
3.新緑の若葉2
(南門下)
4.アジサイ1 5.アジサイ2 6.アジサイ3 7.アジサイ4 8.田圃1 9.田圃と蒸気発生器 10.小学生の
校外学習2
11.小谷戸の里
入口1
12.小谷戸の里
入口2
13.土産物ショップ 14.納屋と母屋1 15.納屋の農機具1 16.納屋の農機具2 17.納屋と母屋2 18.制作中の
竹ぽっくり
19.母屋の縁側1 20.母屋の座敷1
21.藁細工 22.母屋の竈 23.母屋の縁側2 24.母屋の縁側3 25.母屋1 26.母屋と納屋 27.柏葉 28.キキョウ 29.小谷戸の里1 30.田圃2
31.ヤマボウシ1 32.ヤマボウシ2 33.ヤマボウシ3 34.田圃3
(瓜久保)
35.ガクアジサイ1 36.ガクアジサイ2 37.ガクアジサイ3 38.ガクアジサイ4 39.ヤマボウシ4 40.ヤマボウシ5
41.河童像1 42.河童像2 43.ヤマボウシ6 44.ヤマボウシ7 45.ヤマボウシ8 46.ヤマボウシ9 47.新緑の若葉3 48.新緑の若葉4 49.新緑の若葉5 50.新緑の若葉6
51.モミジの種1 52.モミジの種2 53.モミジの種3 54.モミジの種4 55.新緑の若葉7 56.新緑の若葉8 57.ヒルガオ1 58.ヒルガオ2 59.ビヨウヤナギ1 60.ビヨウヤナギ2
61.新緑の若葉9 62.新緑の若葉10 63.新緑の若葉11 64.新緑の若葉12 65.ヤマボウシ10 66.新緑の若葉13 67.新緑の若葉14 68.新緑の若葉15 69.新緑の若葉16 70.新緑のモミジ
71.新緑の若葉17
(狐久保手前)
72.新緑の若葉18
(狐久保手前)
73.狐石像1
(狐久保)
74.狐石像2
(狐久保)
75.散策路 76.田圃4 77.田圃5 78.田圃6 79.カルガモ1 80.カルガモ2
81.カルガモ3 82.小谷戸の里
入口3
83.小谷戸の里
入口4
84.竹ぽっくり 85.母屋の縁側3 86.母屋の座敷2 87.母屋の二階 88.母屋の囲炉裏 89.母屋入口 90.小谷戸の里2

 6月3日(金)、晴天に恵まれたので、今年二度目の"舞岡公園"に出かける。前回は、季節柄、彩に乏しかったが、今回は、目に染み入るような新緑の若葉や、水田の緑の絨毯も期待できそうである。ただ、この色彩をデジカメで忠実に再現するのは意外と難しく、画像に応じて、種々の補正が必要となる。
 13:05、公営駐車場に駐車到着する。所が、久々の好天のせいか、平日にも拘らず満杯であったため、奥の臨時駐車場に車を停め、南門に向かって歩き始める。暫くすると、専属カメラマンを従えた小学生の御一行とすれ違う。やはり自然豊かな舞岡公園は、小学生にとって、格好の校外学習の場となっている模様である。南門を抜け、木漏れ日が射す坂道を下って行くと、満開のアジサイが目に留まる。これを撮り終え、田圃(谷戸)に下りて行くと、既に田植は終わっており、等間隔に並んだ苗が風に揺れている。この光景を撮影し、散策路に戻ろうとしたところ、畦道の隅に敷かれ緋毛氈が目に留まる。その上には、大小の茶色の筒が置かれており、まるで野点(のだて)のようである。改めて、この光景をカメラに収めようとしたところ、背後から若い女性が現れ、慌てて片付け始める。そこで、このシーンを私のHPに掲載したい旨を伝えると、快く了解して下さる。立ち話の中で、この茶色の筒は茶器ではなく、陶器製の蒸気発生器で、謂わば小型サウナのようなものとか。彼女(以降Tさん)自身も、来月立上げ予定のHPに掲載するため、水田を始め色んなシーンを背景に、蒸気発生器を撮影していたようである。Tさんの容姿から類推すると、多分美容用と思われるが、医療用の可能性もあり、後日HP上で確認してみたい。ここから畦道を伝って、"小谷戸の里"に向かっていると、小学生の一行とすれ違う。こちらは、30〜40人もの大所帯であり、引率の先生は片側に寄る様に声を張り上げていらっしゃるが、一部の生徒は馬耳東風の模様で、私とぶつかりそうになる。やはり、全員に指示を徹底させるのは、至難の業のようである。
 13:30、"小谷戸の里"入口に到着する。鬱蒼とした若葉のアーチを潜ると、風格ある茅葺の母屋と納屋が現れる。先ず、納屋を覗いてみると、縄綯機/脱穀機等の農機具が、雑多に置かれている。母屋に回ると、その入口で、一人の男性が竹筒の底に色を塗っていたので、何に使うのか訊いてみたところ、ぶっきらぼうに"ぽっくり"と答える。母屋に入り、写真を撮っていたところ、先程のTさんにばったり出くわす。どうやら、重い道具を携えて、遅ればせながら母屋に辿り着いた模様である。彼女は、係員に断った上で、縁側の上に緋毛氈と蒸気発生器を置き、気合を込めて撮影している。何とも熱心な方であり、後日HPの出来栄えを拝見するのが楽しみである。ここから、"瓜久保"に向かっていると、休憩所の傍に、"ヤマボウシ"が開花している。場所柄、園芸種のようだが、近縁種の"ハナミズキ(2015年4月26日参照)"のような華やかさは無い代わりに、清楚な美しさが感じられる。
 13:59、"瓜久保"に到着する。周辺の"谷戸"も既に田植は終了しており、長閑な田園風景が広がっている。その脇には、"ガクアジサイ"と思しき花々が開花している。"谷戸"に沿って緩やかな坂道を上っていくと、"谷戸池"の傍にも"ヤマボウシ"が咲いている。こちらは、自然木の模様で、周りの木々に旨く馴染んでいる。午後2時を過ぎ、西日が強くなった関係で、逆光に透ける若葉が何とも美しい。そこで、更なる絶景を求めて、"前田の丘"に向かうことにする。だが、絶景には巡り合えなかったので、一旦"舞岡公園"を出て街中を歩き、北門から公園に戻ることにする。公園手前まで来ると、西側斜面に西日が射し、艶やかな若葉が浮き出て見える。結局、遠回りしたお蔭で、狙い通りの絶景に出会えたことになる。
 15:00、"瓜久保"に戻り、ここから山道を抜けて"狐久保"を目指す。所で、舞岡公園の固有名詞となっている"谷戸(2016年3月4日参照)"と"久保"の関係だが、秦野市資料委員会発行の"市史資料室だより"には、『"谷戸"という地形の特性上、丘陵地の窪んだような場所に見えることから"クボ(久保・窪)"がつく地名が多く、築かれた集落名にも"〜窪"が見られることから、北矢名・南矢名にはクボのつく地名が多い。・・・』とある。つまり、"・・久保"とは、"・・の窪地"という意味合いになる。また、人名の"久保田"は、"窪田"と同意語と言える。前置きが長くなったが、"狐久保"手前まで来ると、西日が射し、得も言えぬ雰囲気を醸し出している。"狐久保"の中には、二体の狐の石像が設置されているが、じっと見ていると、人が笑っているようにも見えてくる。ここから、"中丸の丘"を経て、一旦駐車場に戻りかけたが、未だ消化不良の感があったため、再度田圃に向かうことにする。人がいなくなった水田では、一羽の"カルガモ"が、熱心に水草を啄んでいる。この鳥は人が放ったものではなく、近くの河川から飛んできた模様で、これが"カルガモ農法"のあるべき姿であろうか。ここから、再度"小谷戸の里"に戻り、人気(ひとけ)がなくなった母屋で、じっくりと超広角で撮影する。
 今回は、新緑の時期に、Aさんお気に入りの"舞岡公園"を再訪した。期待に違わず、"舞岡公園"は美しい自然を見せてくれただけでなく、Tさんとも情報交換ができ、有意義な一時を過ごすことができた。次回は、紅葉の時期に訪問したい。

★活動量計データ(上り階段数:890,早歩き歩数:3,181,総歩数:11,680,歩行距離:9.2km,活動カロリー:680kcal,一日総消費カロリー:2,247kcal,脂肪燃焼量:33.2g)

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