*** 2017年9月10日 天王森泉公園の秋 ***

1.天王森泉公園
本館
2.野草苑入口の
ススキ
3.ハナトラノオ1 4.ハナトラノオ2 5.ハナトラノオ3 6.ベニバナ
ゲンノショウコ1
7.ベニバナ
ゲンノショウコ2
8.ベニバナ
ゲンノショウコ3
9.園内の渓流 10.カリガネソウ1
11.カリガネソウ2 12.カリガネソウ3 13.カリガネソウ4 14.キツリフネ1 15.キツリフネ2 16.キツリフネ3 17.キツリフネ4 18.キツリフネ5 19.ヤブミョウガの
花と果実
20.シュウカイドウ1
21.シュウカイドウ2 22.タイワン
ホトトギス1
23.タイワン
ホトトギス2
24.タイワン
ホトトギス3
25.タイワン
ホトトギス4
26.ヤマホトトギス 27.散策路 28.湧水池の
山葵田
29.竹林1 30.竹林2
31.カカシコンテスト
会場1
32.カカシ1
(優秀賞)
33.カカシ2 34.カカシ3 35.カカシ4 36.カカシ5 37.カカシ6
(最優秀賞)
38.カカシコンテスト
会場2
39.ノコギリ
クワガタ1
40.ノコギリ
クワガタ2

 9月10日(日)、久々の晴天に恵まれたので、ポケデジを忍ばせて散歩に出かける。この際、良く立ち寄る"天王森泉公園"も、9月に入って艶やかな"キツリフネ"が咲き出したせいか、急にカメラを担げた写真マニアが、見られるようになった模様である。ただ、私自身は、今回は運動を優先するため、重い一眼レフは持参せず、ポケデジによる撮影に留め置くことにする。
 15:10、天王森泉公園の門を潜り、野草園に分け入ると、通路左側に花壇が現れるが、青葉が生い茂り、正に荒れ放題である。ただ、奥に向かうと、"ベニバナゲンノショウコ"が、ひっそりと咲いている。近寄ってみると、中々艶やかな色合いであり、"チシマフウロウ(2009年6月28日参照)"の如く、縦方向の黒い筋も確認できる。別途、"ベニバナゲンノショウコ"で検索したところ、分類上は"フウロソウ科フウロソウ属"と何と同属であり、花形が酷似しているのも納得できる。 山葵田のある湧水池手前まで来ると、"キツリフネ"が正に見頃を迎えている。何とも艶やかな黄色であるが、この花の色違いに当たる"ツリフネソウ(2006年9月3日参照)"を、室蘭の水元沢で見かけた際も、やはり山道脇の湧水地帯に分布していたと記憶している。ふと足元に目を遣ると、"タイワンホトトギス"が咲いている。昨年も見かけた花だが、"ツリフネソウ"同様、湿地帯に生育する植物のようである。垣根の傍では、"タイワンホトトギス"同様、紫色の斑点がある花が目に留まる。ただ、花の構成が大幅に異なっており、どうやら異種のようである。ふと、濃霧の丹沢大倉尾根で見かけた"ヤマホトトギス"が思い浮かんだが、改めて名前を特定するため、このユニークな姿をマクロで撮影することにする。帰宅後、Aさんに改めて確認したところ、やはりそれに間違いないようである。ここから、園内を一周して、近くのカカシコンテスト会場に向かう。
 15:47、カカシコンテスト会場に到着する。道端には、昨年同様十数体のカカシが列をなしているが、時節を反映してか、パンダ関連が4体も占めている。ユニークな所では、早実の清宮選手であるが、垂れ目で、"日本のベーブルース"にはとても見えないのが残念である。更に、中学生プロ棋士の活躍に綾かってか、将棋の駒形も見られるが、これが果たして"カカシ"と言えるのか、判断が分かれる所であろう。なお、案内板には審査/集計は9月20日とあったので、後日結果を見届けたい。撮影を終え、秋の一泊登山のためのトレーニングのため、"くわくわ森"に向かう。余談ではあるが、この森にはクヌギ類が多く見られ、夏場は"クワガタ"や"カブトムシ"のオアシスとなっていることから、こう呼ばれるようになった模様である。更に、標高差25m程度の階段があるので、山の標高に応じて、この階段を相当回数往復することにより、累積ではあるが、簡易的な事前登山訓練も可能となる。
 15:50、"くわくわ森"に入り階段を登り始めると、枯葉の中に黒い塊が目に留まる。近付いてみると、どうやら裏返った"クワガタ"のようなので、摘まみ上げてみると、まだ生きてはいるものの、角の先端は欠け、大分弱っているようである。可愛そうなので、訓練を切り上げて自宅に戻り、回復を試みることにする。その後、ネットで検索したところ、角の特徴から、"ノコギリクワガタ"と判明する。つまり、越冬できないクワガタの一種で、今が丁度寿命を迎えた時期とも言えよう。結局、数時間で死んでしまったので、それを証明する結果となってしまったのは、残念至極である。来年は、早目に、孫と共に昆虫採集に訪れたい。

★活動量計データ(上り階段数:110,早歩き歩数:4,009,総歩数:6,232,歩行距離:4.9km,活動カロリー:526kcal,一日総消費カロリー:2,241kcal,脂肪燃焼量:23.2g)

《後日談》9月30日、散歩の帰りに、"カカシコンテスト"の結果を知るために立ち寄ったところ、最優秀賞は私の予想通り、"清宮選手(No.37写真)"であった。また、優秀賞は二作品で、"浦島太郎(No.32写真)"と"トランプ大統領(私の好みの関係で撮影せず)"であった。私見ではあるが、前者は中々の力作で順当と思われるが、後者は日本の伝統からすると、一寸違和感がある。でも、生き物(人間を含む)を威嚇して追い払う効果は、抜群かもしれない。なお、"将棋の歩(No.34写真)"も、予想通り優秀作品に選ばれなかったが、もし"藤井四段"を彷彿させる姿なら、善戦したかもしれない。つまり、入賞するには、カカシ本来の人型を狙うべきであろう。 

戻る