*** 2017年6月19日 アジサイ満開の舞岡公園 ***

1.公園手前の階段 2.南門手前の広場 3.田圃1 4.ネジバナ 5.ガクアジサイ1 6.ガクアジサイ2 7.ガクアジサイ3 8.小谷戸の里
(休館日)
9.ヒョウタンボク
の実1
10.ヒョウタンボク
の実2
11.水車小屋 12.新緑のモミジ1 13.新緑のモミジ2 14.田圃2 15.葦原 16.ホタルブクロ1 17.ホタルブクロ2 18.ホタルブクロ3 19.ホタルブクロ4 20.オカトラノオ
21.谷戸 22.ガクアジサイ4 23.ガクアジサイ5 24.ガクアジサイ6 25.ガクアジサイ7 26.カッパ1 27.カッパ2 28.瓜久保1 29.瓜久保2 30.新緑の若葉1
31.新緑の若葉2 32.新緑の若葉3 33.新緑の若葉4 34.新緑の若葉5 35.新緑の若葉6 36.新緑の若葉7 37.新緑の若葉8 38.新緑の若葉9 39.ルリシジミ1 40.若葉のトンネル
41.新緑の若葉10 42.狐久保 43.エンジュ1 44.エンジュ2 45.エンジュ3 46.狐石像1 47.狐石像2 48.キタキチョウ 49.中丸の丘
への道1
50.中丸の丘
への道2
51.アジサイ1 52.アジサイ2 53.アジサイ3 54.アジサイ4 55.アジサイ5 56.アジサイ6 57.アジサイ7 58.アジサイ8 59.アジサイ9 60.アジサイ10
61.アジサイ11 62.アジサイ12 63.アジサイ13 64.アジサイ14 65.アジサイ15 66.アジサイ16 67.アジサイ17 68.アジサイ18 69.アジサイ19 70.アジサイ20
71.アジサイ21 72.アジサイ22 73.モミジ1 74.モミジ2 75.モミジ3 76.モミジ4 77.モミジ5 78.モミジ6 79.モミジ7 80.モミジ8

  6月19日(月)、梅雨真っ只中、久々の好天に恵まれたので、今年二度目の"舞岡公園"に出かける。前回は、3月末に、小学校入学前の孫に自然に親しませるために訪問したが、今回は、"北白川会"のK氏が撮影した"開成町あじさい祭り"フォトビデオに、触発された結果である。端的に言えば、清楚な"ガクアジサイ"や、目の覚めるような青色の"アジサイ"を、自分自身で撮影したくなったためである。
 12:32、公営駐車場に到着する。ここに車を停め、南門に向かって歩き始める。陸橋を渡り、南門手前まで来ると、芝生が日光を浴び、艶やかな緑色に輝いている。南門を抜け、木漏れ日が射す坂道を下って行くと、急に視界が開け田圃が現れる。早速、田圃に降りていくと、既に田植は終わっており、畦道には"ネジバナ"と思しき花も見受けられる。この光景をカメラに収め散策路に戻ると、水が染み出す湿地に、"ガクアジサイ"がひっそりと咲いている。ジャポニカによると、『アジサイの原種で、高さ1.5〜2メートル。7月ころ大形の集散花序をつけ、外周の中性花には花弁状の大きい萼が4個あり、結実しないが、内方の多数の両性花は小さく、卵形の果を結ぶ。』とある。"ガクアジサイ"は、園芸種の"アジサイ"のような派手さはないものの、素朴な美しさが感じられる。
 12:55、"小谷戸の里"入口前に到着する。だが門は閉じられており、"本日休館日"なる木札がかかっている。仕方がないので、散策路に戻ろうとしたところ、真っ赤な木の実が目に留まる。幼い頃、田舎で食べた"ユスラウメ"に似ているので、一寸摘まんで食べてみようかとも思ったが、何となく違うように見える。そこで、取り敢えず写真に収めて、帰宅後ネット上で品種を特定することにする。その結果、赤い実が瓢箪状に繋がっている特徴から、"ヒョウタンボク"と判明する。更に、この実は、"トリカブト"に次いで強い毒を有するとか。子供の手の届く所に、このような危険な植物があること自体問題であり、即刻撤去すべきであろう。ここから、"瓜久保"に向かっていると、道端に"ホタルブクロ"が開花している。ふと、北海道で何度か見掛けた"イワブクロ(2005年7月9日,17日参照)"を思い出す。
 13:14、"瓜久保の家"に到着する。周辺の"谷戸"も既に田植は終了しており、長閑な田園風景が広がっている。その手前には、"ガクアジサイ"が開花しているが、先程のそれと違って大振りで、先端がピンクがかったものも見受けられる。"谷戸"に沿った緩やかな坂道を登っていくと、干上がった池の傍に、二匹のカッパが現れる。先日の福崎町のそれ(2017年5月21日参照)とは異なり、正に"陸に上がった河童"ではあるが、元気に相撲を取っている。更に奥に向かうと、"瓜久保"が、スポットライトを浴びたかのように、光り輝いている。中に入ると、周りの木々も、瑞々しい青葉に覆われており、正に生命溢れる空間に思える。ここから階段を登って隣の"狐久保"に向かう。
 13:38、"狐久保"に到着すると、先程の"瓜久保"同様、得も言えぬ雰囲気を醸し出している。では、何故似たような光景になるかだが、カギは共通する名前"久保"にありそうである。つまり、"久保"は"窪"と同意語であり、窪地の底が芝生に覆われていた関係で、日光が射し込んだ際に、神々しい光景になったと考えられる。見上げると、"エンジュ"と思しき若葉が、逆光に映えている。次に、狐の石像を撮っていると、どこからともなく、蝶が飛んでくる。更に、"ネムノキ"の周りをしきりに飛び交い、尾を丸めて一旦止ったあと、飛び去ってまた元の枝に戻ってくる。この様子から察するに、どうやらこの枝に産卵しているようである。別途ネット検索したところ、"ネムノキ"等のマメ科に産卵する特徴から、"キタキチョウ"と考えられる。ここから、山道を通って、"中丸の丘"を目指す。
 13:50、"中丸の丘"に到着すると、休憩用ベンチの一段下がったところに、何と満開の"アジサイ"が列をなしている。これまで、"ガクアジサイ"の素朴な美しさに引かれていたが、これだけ密集して咲いている"アジサイ"も、何とも見事と言う他ない。特に、"青色アジサイ"が、目に染み入るようである。Wikipediaによると、『アジサイの花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれている。これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花となる。』とある。所で、一般的に青色の花は少ないようだが、標高3520mの"中国青海省日月山(2003年7月27日参照)"を訪問した際は、青紫色の"デルフィニウム"や、"青色の小花"が目立ったように記憶している。つまり、生物にとって有害な紫外線(以下UV)が大量に降り注ぐ高地では、外側の花弁の波長(色合い)をUVに近付けて光共鳴吸収を起こさせ、中心部の雄蕊/雌蕊のDNA損傷を極小にする必要があると考えられる。実際に花弁が発するスペクトルも、紫外線領域まで伸びている可能性があり、一部で吸収スペクトルが存在することも考えられる。だが、人間には紫外線領域は見えないので、目視で検証できないのが残念なところではある。ただ、もし私の仮説が正しいとすると、ヒマラヤの標高4000m以上の高地で、"ブルーポピー"が見られることも説明が付く。ここから一旦坂道を下って田圃を渡り、"もみじ休憩所"に辿り着くと、6月後半だというのに、赤褐色に色付いているモミジが見られる。去年の12月に訪れた際は、このモミジも真っ赤に色付いていた筈なので、今後どのような葉色に変化するか興味が湧くところであるが、これ以上深入りしないことにする。ここから元来た駐車場に戻る。

★活動量計データ(上り階段数:400,早歩き歩数:3,445,総歩数:8,329,歩行距離:6.5km,活動カロリー:731kcal,一日総消費カロリー:2,446kcal,脂肪燃焼量:32.0g)

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