*** 2016年4月11日 茨城県高峯の山桜と縦走 ***

1.高峯の山並 2.高峯七曲り付近 3.高峯山頂付近 4.平沢の田園風景1 5.平沢の田園風景2 6.八重桜1
(高峯登山口付近)
7.八重桜2
(高峯登山口付近)
8.五大力堂 9.山桜1
(五大力堂)
10.山桜2
(五大力堂)
11.山桜3
(五大力堂)
12.山桜4
(五大力堂)
13.山桜5
(五大力堂)
14.山桜6
(五大力堂)
15.山桜7
(五大力堂)
16.山桜8
(五大力堂)
17.山桜9
(五大力堂)
18.山桜10
(五大力堂)
19.山桜11
(五大力堂)
20.山桜12
(五大力堂)
21.芝桜1
(Kさん宅)
22.芝桜2
(Kさん宅)
23.芝桜3
(Kさん宅)
24.芝桜4
(Kさん宅)
25.招き猫
(Kさん宅)
26.芝桜5
(Kさん宅)
27.芝桜6
(Kさん宅)
28.芝桜7
(Kさん宅)
29.源平梅1
(Kさん宅)
30.源平梅2
(Kさん宅)
31.山桜13
(平沢)
32.芝桜8
(平沢)
33.山桜14
(平沢)
34.山桜15
(平沢)
35.山桜16
(平沢)
36.山桜17
(平沢)
37.山桜18
(平沢)
38.山桜19
(平沢)
39.山桜20
(平沢)
40.山桜21
(平沢)
41.山桜22
(平沢)
42.山桜23
(平沢)
43.山桜24
(平沢)
44.山桜25
(平沢)
45.ムスカリ1 46.ムスカリ2 47.タチツボスミレ1 48.土筆とタンポポ 49.山桜26
(平沢)
50.山桜27
(平沢)
51.第二展望台への道 52.山桜28
(第二展望台)
53.山桜29
(第二展望台)
54.山桜30
(第二展望台)
55.山桜31
(第二展望台)
56.山桜32
(第二展望台)
57.加波山1
(第二展望台)
58.山桜33
(第二展望台)
59.山桜34
(第二展望台)
60.山桜35
(第二展望台)
61.山桜36
(第二展望台)
62.山桜37
(第二展望台)
63.山桜38
(第二展望台)
64.山桜39
(第二展望台)
65.山桜40
(第二展望台)
66.山桜41
(第二展望台)
67.山桜42
(第二展望台)
68.山桜43
(第二展望台)
69.山桜44
(第二展望台)
70.山桜45
(第二展望台)
71.山桜46
(第二展望台)
72.山桜47
(第二展望台)
73.山桜48
(第二展望台)
74.山桜49
(第二展望台)
75.山桜50
(第二展望台)
76.山桜51
(第二展望台)
77.山桜52
(第二展望台)
78.山桜53
(第二展望台)
79.山桜54
(第二展望台)
80.山桜55
(第二展望台)
81.山桜56
(第二展望台)
82.山桜57
(第二展望台)
83.山桜58
(第二展望台)
84.山桜59
(第二展望台)
85.山桜60
(第二展望台)
86.山桜61
(第二展望台)
87.ヤマツツジ1
(第二展望台)
88.ヤマツツジ2
(第二展望台)
89.ヤマツツジ3
(第二展望台)
90.ヤマツツジ4
(第二展望台)
91.山桜62
(第二展望台)
92.山桜63
(第二展望台)
93.山桜64
(第二展望台)
94.山桜65
(第二展望台)
95.アカネスミレ
またはオカスミレ1
96.アカネスミレ
またはオカスミレ2
97.山桜66
(七曲り)
98.山桜67
(七曲り)
99.加波山2&
筑波山1
100.筑波山2
101.山桜68
(七曲り)
102.山桜69
(七曲り)
103.山桜70
(七曲り)
104.山桜71
(七曲り)
105.山桜72
(七曲り)
106.ヤマツツジ5 107.日光三山1 108.日光三山2 109.男体山 110.女峰山
111.筑波山3 112.加波山3 113.吾国山 114.平沢の田園風景3 115.カタバミ1 116.カタバミ2 117.タチツボスミレ2 118.タチツボスミレ3 119.高峯への階段1 120.高峯への階段2
121.茨城の山並み
(ハンググライダー
飛行台)
122.加波山4&
筑波山4
(ハンググライダー
飛行台)
123.大山さん
(高峯山頂)
124.酒井
(高峯山頂)
125.アオキ1 126.アオキ2 127.トウゴク
ミツバツツジ1
128.トウゴク
ミツバツツジ2
129.トウゴク
ミツバツツジ3
130.トウゴク
ミツバツツジ4

 4月11日(月)、桜川の山桜が今年も見頃となったため、何時もの大山さんと"高峯(標高519.6m)"に出かける。今回で五度目となるが、山桜撮影後は高峯を縦走し、池亀側の登山口へと下る計画である。なお、NET情報によると、今年は全山で一斉に開花する当たり年とか。晴天にも恵まれ、この絶景を写真に収めるのが、何とも楽しみである。ただ、絶景スポットである"第二展望台"に通じる平沢林道は、8日からか閉鎖されているため、それなりの対応が必要となる。
 7:10、待ち合わせ場所の笠間PAにナビをセットし、自宅横浜を後にする。距離にして157q、首都高速の朝の渋滞を考慮すると、2時間半はかかろうか。だが、途中で渋滞に巻き込まれることもなく、何と2時間弱で現地に到着する。早速大山さんに連絡すると、あと20分程度かかるとか。そこで、エリア内の売店で待っていると、到着したばかりの大型バスから、大勢の観光客がこちらに向かってくる。店内に入るや否や、大声で中国語で喋りまくり、騒々しいこと極まりない。仕方がないので、ここから退散して屋外で待っていると、数分で"X-TRAIL"に乗った大山さんが到着する。早速本日のルートについて相談した結果、私の"PREMIO"を池亀側の登山口に駐車して、大山さんの"X-TRAIL"で平沢を巡り、門毛を通る県道286号線に迂回して、"高峯第二展望台"に向かうことにする。笠間西ICで高速を下り、国道50号線を西に10分程ひた走ると、懐かしき"平沢の里"が現れる。ここから望める高峯は、NET情報通り全山一斉開花という状態ではなく、山麓から中腹にかけて満開になっている。ここから、"池亀の里"を抜けて高峯登山口に向かう。途中Kさん宅(2013年4月12日参照)を通過するが、庭先で山ガールと思しき御二人と談笑中である。確か現在85歳のはずだが、お元気そうで何よりである。
 10:30、一先ず私の車を高峯登山口に駐車し、大山さんの車で"池亀の里"へと下って行く。途中の"五大力堂"周辺では、大振りの山桜が丁度満開を迎えている。序に堂内も覗いてみたが、平安時代の作と言われる5体の仏像は確認できない。大山さんによると、山麓の"月山寺"にて展示中とか。道理で、何時来ても蛻の空のわけだが、機会があれば、一度当寺でじっくり鑑賞してみたいものである。ここから、緩やかな坂道を下って行くと、Kさん宅の前に出る。そこで、手前の坂道に駐車し、年に一度の挨拶を交わすことにする。艶やかな芝桜に縁取られた庭に入ると、丁度Kさんがいらしたので、大山さんが声をかけると、我々のことを覚えて頂いていたようで、早速母屋に招き入れて下さる。天井には極太の梁が渡っており、彼の東日本大震災でも、びくともしなかったとか。今年86歳になられるそうだが、我々を接待しながら、61年前に笠間市から嫁いで来られて以降のK家の歴史を、掻い摘んで話して下さる。既に、ご主人を亡くされているが、独力で周辺の田畑を維持管理されているせいか、認知症などどこ吹く風である。また、部屋の手前の"上框(あがりまち)"には、黄金の"招き猫"が置かれており、何となくKさんのお人柄が表れているような気がする。ただ、最近は周辺の過疎化が進み、猪による被害が増加しているとか。だが、Kさんの畑は四方が網で囲まれ、その入口には頑丈な住宅用の扉が設置されているせいか、今のところその被害は及んでいないようである。20分程お邪魔したであろうか、丁度二人のお孫さんが見えたので、来年の再会を願ってお別れする。
 11:29、平沢の山桜撮影スポットに到着する。今が丁度見頃で、山腹一帯には、山桜と若葉のモザイク模様が広がっている。ただ、手前には、昨年無かった筈の"山桜絶景"なる石碑まで設置されており、その宣伝効果のせいか、10人程度のマニアと思しき人達が、大型三脚を畦道に据えて、絶景ポイントを占拠している。手持ち撮影派の私には、超重量級の機材を持ち込んで、マイペースで撮影する人々の心理は理解できないが、長閑な山里が、人や車で踏み荒らされないことを祈るばかりである。ここから、念のために、通行止めになっている筈の"平沢林道"に向かったところ、ここにも10名程度が、600o以上と思しき超望遠レンズを大型三脚に据えたまま、手持無沙汰気に周辺を徘徊している。穿った見方かもしれないが、撮影が目的と言うより、"セウォル号"の元オーナの如く、高価なレンズを見せびらかしているように見えなくもない。それはさて置き、この先は予想通り通行止めになっていたので、ここでUターンして、"門毛"に迂回し、栃木県側から第二展望台手前の駐車場を目指すことにする。県道286号線から"平沢林道"に入ると、数分で通行止めゲートが現れる。この手前の空きスペースに、昨年同様駐車して、"第二展望台"に向けて歩き出す。それでも、"七曲り"の下から登り始めるより、遥かに楽である。
 12:36、約10分で"第二展望台"に到着すると、崖下の山桜が滝のように枝垂れている。やはり、山麓から見上げるより迫力があり、ここが山桜撮影のベストスポットに間違いなかろう。超望遠で覗くと、花びらが舞っている姿も確認でき、正にベストシーズンの訪問であったことが実感できる。15分余山桜撮影に没頭したであろうか。他にも、真紅の"ヤマツツジ"や紫の"スミレ(Aさんによると"アカネスミレ"か"オカスミレ")"を撮影しつつ、元来た道を戻ることにする。展望台に上ると、平沢林道の"七曲り"周辺にも、新たな絶景が広がっており、茨城県側からこの林道を登ってきたと思しき人達が、三々五々"桜狩"を楽しんでいる。私も加わりたいところだが、このあと高峯縦走が控えているので、諦めざるを得ない。更にその上の展望台に辿り着くと、北側の木の間から、春霞がかかった山並みが確認できる。大山さんによると、"日光三山(男体山,女峰山,太郎山)"とか。その両端の二山の山頂付近には、薄っすらと残雪も懸かっている。
 13:36、愈々"高峯"に向けて出発する。標高差にして230m程度なので、1時間以内で登れれば、御の字であろう。この傍には、マウンテンバイク専用コースが通じているが、平日でもありライダーも見られないので、当分このコースを登ることにする。暫くすると、並行する登山道が現れたので、念のためこちらに移動する。山頂近くになると、階段が現れるが、"愛鷹山"ほど急ではないので、息も切れない。ここを登り切ると急に視界が開け、カヤトに覆われた斜面が現れる。その先には、茨城の山々がくっきりと姿を見せている。大山さんによると、ここはハンググライダーの基地とか。通りで、見晴らしが良いわけだが、大山さん自身も、ここまでクリアな山々を見たのは初めてとか。また、大山さんにとっては、富士登山の事前訓練のため、この峰々を縦走した思いで多きルートでもある。標高自体は大したことないが、アップダウンが激しく、踏破するのは至難の業であるのが実感できる。ここで四方山話をしつつ、30分程休憩したであろうか。そろそろ高峯山頂に向かうことにする。
 14:50、高峯山頂に到着する。ここで記念撮影をしたのち、池亀に向けて下って行くと、山道は各所で猪に掘り返され、荒れ果てている。ふと、先程のKさんの話を思い出し、"熊避け"ならぬ"猪避け"のため、鈴を付けて下ることにする。"仏頂山"手前まで来ると、分岐点が現れるが、ここの案内板には、池亀に下るルートは記されていない。大山さんによると、これは栃木県側が設置したもので、茨城県側には全く配慮していないとか。正に登山者の安全を無視したお役所仕事の典型で、呆れる他なかったが、ここでルートを間違えると遭難の可能性もあるので、大山さんが新調したばかりのスマホで、茨城県側へ下るルートをチェックして頂く。この画像には、実際に衛星から地球を眺めた時同様、人間が勝手に決めた区域のみでなく全体が表示されるので、ここを右に折れると池亀に行きつけることが判明する。結局、昨年の"至仏山(2015年10月28日参照)"の失敗が生かされた格好で、改めて大山さんに感謝申し上げると共に、いざという場合のスマホの有効性を実感する形になった。ここから、落葉に覆われた急斜面を、用心しながら登山口に向けて下る。
 今回は、昨年に引き続き、山桜の絶景を求めて、大山さんと桜川市を訪問した。美しい山桜だけでなく、Kさんやお孫さんの温かい人柄に接し、心が洗われる思いであった。また、登山の際のスマホの有効性を実感できたので、私もそろそろガラケイからスマホに更新したい。

★活動量計データ(上り階段数:1300,早歩き歩数:1602,総歩数:12639,歩行距離:9.9km,活動カロリー:1341kcal,一日総消費カロリー:3064kcal,脂肪燃焼量:56.8g)   

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