*** 2014年4月11日 茨城県高峯の山桜と雨巻山登山 ***

1.山桜1
(池亀)
2.山桜2
(池亀)
3.山桜3
(池亀)
4.五大力堂 5.芝桜1
(池亀Kさん宅)
6.芝桜2
(池亀Kさん宅)
7.芝桜3
(池亀Kさん宅)
8.芝桜4
(池亀Kさん宅)
9.源平梅1
(池亀Kさん畑)
10.源平梅2
(池亀Kさん畑)
11.源平梅3
(池亀Kさん畑)
12.源平梅4
(池亀Kさん畑)
13.加波山1 14.池亀の里 15.山桜4
(高峯)
16.高峯1
(平沢)
17.高峯2
(平沢)
18.高峯3
(平沢)
19.ハナモモ1
(平沢
20.ハナモモ2
(平沢
21.高峯4
(平沢)
22.高峯5
(平沢)
23.高峯6
(平沢)
24.山桜5
(高峯)
25.山桜6
(高峯)
26.山桜7
(高峯)
27.山桜8
(高峯)
28.山桜9
(高峯)
29.山桜10
(高峯)
30.山桜11
(高峯)
31.山桜12
(高峯)
32.山桜13
(高峯)
33.山桜14
(高峯)
34.山桜15
(高峯)
35.山桜16
(高峯)
36.山桜17
(高峯)
37.山桜18
(高峯)
38.山桜19
(高峯)
39.畦道1
(平沢)
40.畦道2
(平沢)
41.山桜20
(高峯第二展望台)
42.山桜21
(高峯第二展望台)
43.山桜22
(高峯第二展望台)
44.山桜23
(高峯第二展望台)
45.山桜24
(高峯第二展望台)
46.山桜25
(高峯第二展望台)
47.山桜26
(高峯第二展望台)
48.山桜27
(高峯第二展望台)
49.山桜28
(高峯第二展望台)
50.山桜29
(高峯第二展望台)
51.山桜30
(高峯第二展望台)
52.山桜31
(高峯第二展望台)
53.山桜32
(高峯第二展望台)
54.山桜33
(高峯第二展望台)
55.山桜34
(高峯第二展望台)
56.筑波山1
(高峯第二展望台)
57.筑波山2
(高峯第二展望台)
58.山桜35
(高峯第二展望台)
59.山桜36
(高峯第二展望台)
60.山桜37
(高峯第二展望台)
61.雨巻山登山口 62.スミレ1 63.スミレ2 64.最初の急登 65.スミレ3 66.スミレ4 67.ツクバ
ギンモンソウ
68.アオキ1 69.アオキ2 70.ウグイスカグラ
71.ミヤマシキミ1 72.ミヤマシキミ2 73.ヤブレガサ1 74.ヤブレガサ2 75.加波山&筑波山 76.加波山 77.筑波山 78.山桜38
(雨巻山山麓)
79.山桜39
(雨巻山山麓)
80.大山さん
(雨巻山山頂)

 10:40、"かたくりの里公園"を後にし、大山さんのX-Trailを先頭に国道50号線を西に進む。周辺は長閑な田園地帯が広がっているが、山桜は見られず、開花状況はわからない。約1時間で、懐かしき"高峯"が姿を現すが、何となく殺風景で、山桜の開花も遅れている模様である。"池亀"への間道に入ると、車がやっとすれ違える道幅になったため、一旦池亀の中心部を抜け、麓の"五大力堂"前の駐車場に向かう。所が到着してみると、昨年と違って、何故か満車状態である。仕方が無いので、更に数百m山側に入った一角に駐車し、ここから"池亀"集落に徒歩で下って行く。10分程で、昨年お世話になったKさん宅前に到着すると、見事な芝桜が家の周りを覆っており、どうやら御健在のようである。道路の反対側では、紅白に咲く"源平梅"が満開を迎えているが、その先で、Kさんが何やら作業に勤しんでおられる。そこで、御挨拶をしたところ、我々のことを覚えておられた模様で、暫しここで立話をする。Kさんによると、東日本大震災で山麓の地盤が崩壊し、土石流発生の危険性があるため、"五大力堂"辺りに砂防ダムを建設中とか。してみると、先程の駐車場の車は、工事関係者のそれと言うことになる。また、Kさんは、地元の大地主さんのようだが、実際の耕作は、御子息が休日にされているとか。池亀でも兼業化が進み、1500万円以上もかけて各種農業機械を導入しないと、農業を維持できないようである。願わくは、この長閑な山里が、永久にあらんことを祈るばかりである。ここから、車まで戻り、途中の蕎麦屋で昼食を取ったのち、山桜のメッカ"平沢"へと向かう。
 14:07、指定の駐車場に私の車(プレミオ)を停め、ここから大山さんの車一台でビューポイントに向かう。毎日更新されるWEB写真をチェックした限りでは、昨年に比べて、開花が数日遅れているようであるが、実際に超望遠で覗いてみると、多くの白色の山桜が開花しているのが確認出来る。また、山桜に覆われた"平沢林道"を走行する車も垣間見える。次に、畦道の芝桜に近づくと、何と2本の電線が並行に走っている。去年は無かったはずだが、撮影上、何とも邪魔な存在である。どうやら、夜間のライトアップ用の配線のようだが、夜桜じゃあるまいし、やや演出過剰ではなかろうか。一方、大山さんも、昨年と違って、しきりに動き回っていたが、念願のシーンを撮り終え、満足気の様子である。ここから、明日以降通行止めとなる平沢林道を通って、第二展望台へと向かう。
 14:50、高峯の第二展望台の駐車場に到着する。偶然、昨年と同じ場所に、一台分の空きスペースが有ったので、ここに駐車し、周辺の山桜撮影に出かける。花自体は、清楚な白色だが、赤色の新芽と相まって、実にカラフルに写る。また、南側の急斜面では、山桜が滝のように流れ落ち、絵も言えぬ雰囲気を醸し出している。これらは、やはり足で稼がないと、得られない光景であろう。ここから駐車場に戻り、平沢林道を国道286号線まで下って、"雨巻山(標高533.3m)"を目指すことにする。
 15:29、愈々登山開始である。当初登山口が分からず、少々時間をロスしたが、この分だと日没までには十分帰還できそうである。登山道を5分程進むと、急に傾斜がきつくなり、この状態が延々と続く。体力のない私は、大山さんから徐々に離され始め、その内、欠伸が連続するようになる。これは、昨年の谷川岳(2013年11月6日参照)以来、トレーニングを怠ったせいで、心肺能力が更に低下したことを表わしている。大山さんからも、連続の登りに耐えられる体作りを示唆される。山頂が近付くにつれ、"ミヤマシキミ"や"ヤブレガサ"が目立つようになり、これらの写真を撮りつつ黙々と登る。なお、これ等の植物は、愛鷹山(2011年4月29日参照)の山頂付近(標高約1500m)でも見られたので、ざっと言って、静岡と北茨城の気温差は、1000mの標高差に相当することになる。こんな余計なことを考えていると、突然左手に木製の通称"展望塔"が現れる。実際は、"塔"と言うよりは"台"に近いが、周辺には木製のテーブルや長椅子まであり、山頂の休憩所と見紛うばかりである。試しに"塔"に登ってみると、眼前に茨城の山々(加波山&筑波山)が飛び込んでくる。また、眼下の雨巻山山麓では、山桜も開花しているが、中腹までは広がっていないようである。写真を撮り終え、"塔"から降りてくると、大山さんの呼び声が聞こえたので、急いでこの先の山頂に向かうことにする。
 17:12、やっと雨巻山に到達する。ここからは、栃木県側の展望しか効かず、先程の展望塔が、その弱点を補うための施設であったことが分かる。ただ、ここでゆっくりしていると、帰路"ヘッドライト"を使わざるを得ない羽目になるので、早々に記念撮影をして下山する。18:05、真っ赤な太陽が西の空に沈んでいく。本体なら、このシーンを超望遠で撮影したい所だが、雑木が邪魔して太陽全体を捉えきれない。仕方がないので、撮影を諦め、"グリーンフラッシュ"(空気が澄んだ空で、太陽が沈む瞬間に、緑色に輝く現象)の話をしつつ、尾根道を下る。機会が有れば、是非この"緑の閃光"を、ハワイで捉えてみたいものである。
 今回は、片栗と山桜の花を求めて、大山さんと共に水戸市/桜川市を再訪した。最後の雨巻山では、大山さんに迷惑をかる結果になったので、次回に備えて、トレーニングを開始したい。

総歩数:13,138歩
登りの厳しさ:▲(一部▲▲)

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