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2022/08/28
タチウオ 久里浜港 五郎丸
8月28日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からタチウオに出撃してきました。

タチウオ釣りは今季5回目になりますかね。近年ではかなり多い方になります。アカムツやマダイが調子良くないのもあって、今年はスポットで出船してくださるのでやる機会がおのずと増えます。先週W五目で大撃沈しましたしね。元々タチウオ釣りが下手クソで苦手意識解消のためにも回数やってますが、好釣果は出ないもののだいぶ手が馴染んできたと言ってもいいかも知れません。しかし、活性の高い時間なんぞはほぼ無いので、低活性時にどうやって口使わせるか、1回噛んで次が来ないケースをどうやって針に掛けるかが永遠の課題と言えそうです。



本日は釣友、Sちゃんと3人で到着すると、私はタチウオ、釣友とSちゃんはW五目に分かれました。タチウオ船は4名様で右舷にOさん親子、左舷に私とマダイのT達人。お隣W五目船は勇太船長で釣友とSちゃんと新ちゃんの3名。W五目船に続いて7時前に出船すると港前で待機。15分ほどプカプカ待って定刻7時15分いざ発進。大塚根の赤ブイの手前を取舵に進路を取って北方へ。観音崎を回って航程25分程走って減速すると、猿島の南東沖に船団ができかけており合流。



7時40分、はい、やっていいですよ〜!で第1投。北東の弱風で曇り、空は暗めでいつ降り始めてもおかしくない感じ。海上気持ちポチャポチャするも問題無し。水色は濁ってますがここんとこやった中ではキレイな方?大潮の最終日で朝から下げ潮で11時45分頃が干潮の予報。指示ダナ55m〜45m、もしくは55m〜40mといったところ。最初の流しはアタリ出ず10分弱で回収指示。周り直してタナは一緒。下げ潮に乗せて猿島南東沖から走水沖までの大流し。



少し流したところテンヤのT達人に船中初物。流石テンヤ、けっこういい型。ところで私なんですけど、困ったことに今日はアタリが出ません。1時間ほど経ってコツン!と1回噛んで、その後追って来ないのが4回あって、これじゃ掛けるまでもって行けないわ。けっこうなスピードで流しているので自分が動いちゃうのも関係あるかな?朝だけ割と活性高めの日が多いのですが、今日は朝イチから激渋状態でどうしたもんだか。しかも開始1時間を過ぎると掛かんないアタリすら出なくなり魚の気配皆無。細かい魚が居なくなった感じもあってアタリ少な過ぎ、今日はマジでヤバイぞ!



開始2時間、テンヤのOさんに良型がヒット。おめでとうございます!9時前から案の定の雨となり、9時過ぎから風が強くなったと思ったら10時頃にはプチシケ状態。こんな予報だっけ!?10時ジャストOさんお父さんがドラゴン級をゲット。テンビンだそうで、2本針に2本掛かったそうですが、先針は切られちゃった模様。ドラゴンのダブル?上がってたらスゲェな。自分にはまったくアタリは出ないのですが、他の皆さんはほぼ良型オンリーで型は回ったようです。



少し東寄りの走水沖から観音崎沖に船団ができ始めて本船も移動。指示ダナは60m〜45mもしくは50m。10時20分、T達人に大物がヒット。無事船に上がったのは120cm超の正真正銘のドラゴンクラス。やったね!その後、忘れた頃に何方かがポッツンくらいでアタリが続く場面は無し!ただし、上がる魚が小さくても90cm超なので、やはり90cm以下の小振りが居なくなったと思われ、魚の絶対数の関係で必然的にアタリが少なくなっていることは確信。11時頃に一旦風が収まったと思ったらお昼頃からまた雨風が強まり船揺れ過ぎ。



12時ジャスト、朝の1時間以来のアタリが出て、慎重になり過ぎてアワセが遅れたと思ったら、巻き上げ始めの叩き込みでハリス切れ。あちゃ〜!デカかったよ。切れた箇所の5cm上くらいにも歯の跡が!?こうなったら多少食いが落ちてもいいから6号〜チモト12号5cmのテーパー仕掛けに交換。時間的には上げっ端で自分のチャンスか?12時20分、魚デカイからモタレアタリに即アワセでガッツリヒットしたのが後の計測で104cmの良型。皮肉なものでテーパー仕掛けにしたらいいトコに掛かる・・・というか要は早アワセが正解の様です。



午後になってようやくボーズ脱出ですわ!イヤな汗出ますよ。プチシケ状態の中、しばらくマジメにやって12時50分、ほらアワせなさいと言わんばかりのアタリにドスっと針掛かり。コレもデカイぞ。バレるなよ〜っ!無事回収したのが後の計測で116cmの準ドラゴン級。デカっ!今日はアタるのこのサイズばっかだもん、アタリ少ないのもわかる気がしますが、一時はボーズ覚悟も上げっ端からアタリ3回出て初回ハリス切れも2本ゲット。3本目を狙いますがなかなか簡単じゃないです。



その後、上げ潮が本格的に効いてくると水がキレイになってしまって船中気配ナンモ出なくなり、もはや万事休すか!?海悪の中、諦めずにシャクりましたが、13時40分、雨風強く30分程残して早上がりとなりました。いや〜キビシイっすよ。アタればデカイけどほぼほぼアタリが出ないという、やっと掛けたら切れるし。結果、T達人4本でトップ、その他3名は仲良く2本づつ。しかし全部良型。この状況でボーズが出なかっただけでもスゴイんじゃないでしょうか?と思わせられる一日でした。



【本日の釣果】
タチウオ2本(116cm、104cm)、以上。アタればデカイけどアタリが無い!!掛けても切れる!!オス(上)とメス(下)のせいか人相(魚相?)が違いますね。特に目の大きさがだいぶ違いますよね。



タチウオの茹でキモポン。良質なキモが採れましたので茹でポンで賞味。珍味ですな〜。実はオスとメスだったので真子と白子も採れましたが、尿酸値とコレステロールが気になるのでゴメンナサイしました。



タチウオの叩き。翌日ですが魚がデカいのでまだ硬いだろうとのことで、尻尾側の身を叩いて賞味。案の定、デカいだけにまだピークには早いのですが、叩いて脂が引きだされて、コレはこれで新鮮且つ旨味が出てきて旨かったですよ。歯応えコリコリなのにジュワ〜って感じですかね。



タチウオ出汁の海老天蕎麦。出汁はタチウオのあら出汁なんですが、海老天が珍しく自家製。どういう風の吹き回しか前夜に海老天を揚げておいてくれて、そのまま食べればよいものの、食べずに翌朝の蕎麦に乗せるという贅沢。市販の海老天は切り込みを入れて伸ばして衣タップリですが、そのまま揚げてるのでスゴイ歯応え。今回の主役は海老天になりました。



タチウオの炙り刺身。2日寝かせて大きい方の真ん中の身で炙り。脂の乗り具合は今季釣った中でダントツ、なのに歯応えもあって絶品ですわ。小振りの魚でも美味しく食べましたが、脂の乗りなど別格としか言わざるを得ません。やっぱデカイのって旨いんですね。前回と同じく私は塩オリーブオイル、かみさんは山葵醤油で食べました。も〜サイコー!!



タチウオの握り寿司。小さい方の真ん中のイイトコ使って握り寿司。口に入れた瞬間、フワっとタチウオの香りが広がって、身はまだ硬いのですが、噛めば噛むほど脂と旨味が出てきて、酢飯との相性も抜群。炙って握るのもいいかもですね。貧果とはいえ型が良かったのでけっこう食べられます。映ってませんが、味噌汁はタチウオのあら出汁で脂ウキウキでした。



タチウオのヅケ茶漬け。握り寿司で切れっ端がでたりと、足りない分は追加で少し切ってヅケ茶漬け。大概の魚で美味しく頂けますが、タチウオもヅケるには一級品。汁もあらでイイ出汁が出るんですよ。もちろん頭と尻尾も出汁に使っています。



タチチオの炙り刺身。大きい方の釜下部分が塩焼きには余るかなというところでテキトーにいい場所掻き集めて炙り第二弾を頂きました。私はシンプルに岩塩のみ、かみさんは山葵醤油。4日寝かせてお刺身的には最高潮を迎え、噛めば噛むほどに口の中に旨味と脂がジュワ〜、これが良型タチウオの実力と思はせられる一品ですね。先日とは切り方を変えてますが、その辺りも食感が変わって面白いです。



タチウオの刺身。ポン酢とニンニクオイルを掛け、ネギをタップリ乗せてね。これも最近よくやる料理ですが、何回やってもハズレません。もはや定番化しつつあります。



タチウオの塩焼き。おおとりはコレです。デカイ方の釜下一番の塩焼き。炙りやオイルがけなど生食でけっこう脂あるのは分かってましたが、焼くとまた別の脂?の旨味が感じられて、とにもかくにも絶品と言っていいでしょう。他の魚だとあんまりデカイと大味になってイマイチだったりしますが、タチウオはデカくても旨いですね。ドラゴンと呼べるサイズは釣ってませんが、この調子だとたぶんもっと上があるのかな?さらにデカイの釣ってみないと判りませんねぇ。

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