*** 2020年5月2日 くわくわ森のキンランとギンラン ***

1.キショウブ1 2.キショウブ2 3.バラ 4.ツツジ1 5.ツツジ2 6.ツツジ3 7.サツキ 8.クスノキ 9.キンラン1 10.キンラン2
11.キンラン3 12.キンラン4 13.キンラン5 14.キンラン6 15.竹林1 16.竹林2 17.竹林3 18.クレマチス1 19.クレマチス2 20.クレマチス3
21.ミヤコワスレ1 22.ミヤコワスレ2 23.フジ1 24.フジ2 25.フジ3 26.鷺舞橋1 27.ヤグルマギク1 28.ヤグルマギク2 29.ヤグルマギク3 30.ヤグルマギク4
31.鷺舞橋2 32.鷺舞橋3 33.ギンラン1 34.ギンラン2 35.ギンラン3 36.ギンラン4 37.ギンラン5 38.キンラン7 39.ホウチャクソウ1 40.ホウチャクソウ2

 5月2日(土)、"ギンラン"が咲く季節になったので、"くわくわ森”に向かう。2週間程前、"舞岡公園(2020年4月16日参照)"で偶然お会いした方と、この花の盗掘が話題に上ったが、今となっては、"くわくわ森"は貴重な生育場所と言えよう。また、一週間程前、この森を管理されているYさんにお会いした際、"ギンラン"の開花時期を伺ったところ、"イカリソウ"の花の後と仰っていたので、今週辺りから咲き始めると思われる。
 14:08、艶やかなバラやツツジが咲く俣野公園を通り抜け、約20分で"くわくわ森”に到着する。笹原の斜面は"ホウチャクソウ"の白花に覆われ、その一角に”キンラン”が10株以上点在している。先日の舞丘公園から2週間程経過しているので、殆どの花が満開(半開き)を迎えており、そろそろ花も終わりの時期になったことが分かる。だが、一部は未だ蕾の状態の花も残っており、結構ばらつきがあるようである。一方、肝心の"ギンラン"は、昨年撮影した場所には見当たらず、盗掘に会ったか枯れてしまったかのどちらかであろう。結局5分程探したが見つからないので、帰路に立ち寄ることにして、隣の天王森泉公園に向かう。
 14:19、公園に到着すると、緊急事態宣言下で、勝手口は閉じられていたので、正門に回ることにする。奥に向かうと、普段通路側に設置されている平ベンチは、人が座れないように、二段重ねにして隅に追いやられている。それでも、花壇の手入れは欠かさず行われている模様で、クレマチスが大輪の花を咲かせている。ここから、境川遊水地公園に向かう。途中の公道には、路駐車が列をなしており、狙いは、この時期恋の季節を迎える"雉の雄"と考えられる。
 14:49、下飯田ビオトープに到着する。この東側に位置するサッカー場やテニスコートは、緊急事態宣言に合わせて閉鎖されているものの、この周辺を散策する高齢者や、球技に興じる若者達は、少なからず見受けられる。花壇には、艶やかな青色の"ヤグルマギク"が開花している。日本では、青色の花は珍しいので、改めてネット上で検索したところ、やはりヨーロッパの雑草だったとか。だが、園芸用に改良された結果、このような艶やかな色彩になったようである。ふと、中国青海省日月山(標高3520m)で見かけた"青い花(2003年7月27日参照)"が目に浮かぶ。名前は依然として不明だが、高山では紫外線が多く降り注ぐ関係で、"ヒマラヤの青ケシ"同様、深い青色になったと考えられる。我に返り、ここを3周したのち、鷺舞橋に大回りして戻ることにする。狙いは、先程の鳥マニア同様、田圃に飛来する"雉の雄”であるが、本日は姿どころか声さえ聞こえてこない。
 15:32、"くわくわ森"まで戻り、改めて昨年"ギンラン"を見かけた辺りをチェックしたが、やはりそれらしき花は見当たらない。所が、何気なく数メートル先に目を遣ると、叢の中に"ギンラン”がひっそりと咲いている。高さも、"キンラン"の1/3位しかないので、草の陰に隠れていたのを、見落としていたことになる。何れにせよ、新たな場所で生育している姿を見つけ、安堵した次第である。ここから、元来た道を通って自宅に戻る。

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