*** 2019年4月12日 皇居周辺の桜 ***

1.地下鉄丸の内線
霞ヶ関駅ホーム
2.東京地裁1 3.法務省 4.法務省&
東京地裁2
5.桜田濠1 6.凱旋濠 7.桜田門1 8.桜田門2 9.渡櫓門1 10.ソメイヨシノ1
11.ソメイヨシノ2 12.ソメイヨシノ3 13.ソメイヨシノ4 14.ソメイヨシノ5 15.ソメイヨシノ6 16.ソメイヨシノ7 17.ソメイヨシノ8 18.ソメイヨシノ9 19.ソメイヨシノ10 20.ソメイヨシノ11
21.ソメイヨシノ12 22.ソメイヨシノ13 23.ソメイヨシノ14 24.桜田濠2 25.オオバン1 26.オオバン2 27.ソメイヨシノ15 28.ソメイヨシノ16 29.ソメイヨシノ17 30.ソメイヨシノ18
31.二重橋1
(正門石橋)
32.伏見櫓 33.皇居正門 34.二重橋2
(正門鉄橋)
35.ソメイヨシノ19 36.渡櫓門2 37.渡櫓門3 38.桜田濠3 39.ソメイヨシノ20
(半蔵門方面)
40.法務省&
東京地裁2

 4月12日(金)、東京地裁で打ち合わせがあったので、早めに出かけて、皇居周辺を散策することにする。思えば、20数年前の"地下鉄サリン事件"の際、東京地裁前のA1出口から、被害にあった方々が救出される場面がテレビ中継されたが、今でもそのシーンが私の脳裏に鮮明に残っている。ここを出てから東京地裁前を通り過ぎ、皇居の"桜田門"に向かう。最近、カルロス・ゴーン他の重大事件の度毎に、この高層ビルが放映されるので、私も同じ角度から撮影することにする。交差点まで来ると、その先に"桜田門"が望める。江戸末期、"桜田門外の変"があった場所だが、旧彦根藩邸が桜田門から約600m離れた所(現在の警視庁辺り)にあった関係で、井伊直弼が登城する際、桜田門の手前(外)で水戸浪士等によって暗殺されたことになる。この事件を扱った同名映画は、2010年に公開され、そのオープンセットも水戸市の千波湖辺りに残されていたが、現在は取り壊されてしまったようである。2013年に、大山さん/小林君/私で訪れた際の写真(2013年2月22日参照)を改めて眺めてみると、"桜田門"やその奥の"渡櫓門"が寸分違わぬ姿で再現され、雪景色も旨く表現されていることが分かる。また、No.60の写真からすると、"夢"と書かれた垂れ幕のある門を出て、"井伊直弼"一行が登城している際に、"桜田濠"に架かる橋の手前で襲われたことになる。事件の首謀者・水戸浪士"関鉄之助"は、二年余り逃亡した末捕らえられ、斬首の刑にあっている。これもテロの一種であり、如何なる理由が有るにせよ、許されるものではないが、故郷太子町では今でも人気者のようである。我に返り、"桜田門"を潜ると、"渡櫓門"の脇に、"ソメイヨシノ"が目に留まる。近づいてみると、花芯は既に赤くなっており、散る寸前であることが実感できる。余計なことであるが、人間も散り際は、潔くしたいものである。日比谷公園近くまで来ると、お濠に水鳥が浮かんでいる。"カモ"かと思ってカメラを向けたところ、何と"オオバン"である。この鳥が、皇居のお濠まで勢力を拡大しているのは驚きだが、水質悪化が原因でないことを願うばかりである。二重橋までくると、多くの観光客が押し寄せており、風貌/話し言葉から、殆どが外国人のようである。中には、バリケードをすり抜けて記念撮影をする猛者もおり、警備員から警笛を鳴らされている。時間が迫ってきたので、ここで引き返すことにする。

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