*** 2018年11月24日 櫨紅葉(はぜもみじ)と戸塚の秋 ***

1.櫨紅葉1 2.櫨紅葉2 3.櫨紅葉3 4.櫨紅葉4 5.櫨紅葉5 6.櫨紅葉6 7.櫨紅葉7 8.櫨紅葉8 9.櫨紅葉9 10.櫨紅葉10
11.櫨紅葉11 12.櫨紅葉12 13.櫨紅葉13 14.櫨紅葉14 15.櫨紅葉15 16.櫨紅葉16 17.櫨紅葉17 18.櫨紅葉18 19.櫨紅葉10 20.櫨紅葉20
21.ガマズミの実1 22.ガマズミの実2 23.くわくわ森 24.櫨紅葉21 25.櫨紅葉22 26.櫨紅葉23 27.櫨紅葉24 28.櫨紅葉25 29.櫨紅葉26 30.櫨紅葉27
31.櫨紅葉28 32.櫨紅葉29 33.櫨紅葉30 34.櫨紅葉31 35.櫨紅葉32 36.櫨紅葉33 37.櫨紅葉34 38.色付き始めた櫨1 39.色付き始めた櫨2 40.色付き始めた櫨3
41.ノジギク1 42.ノジギク2 43.コンギク1 44.コンギク2 45.コンギク3 46.サンインギク1 47.サンインギク2 48.サンインギク3 49.タイワン
ホトトギス1
50.タイワン
ホトトギス2
51.クサボケ 52.栽培菊1 53.栽培菊2 54.栽培菊3 55.メキシカン
ブッシュ
セージ1
56.メキシカン
ブッシュ
セージ2
57.メキシカン
ブッシュ
セージ3
58.メキシカン
ブッシュ
セージ4
59.メキシカン
ブッシュ
セージ5
60.メキシカン
ブッシュ
セージ6
61.コンギク4 62.コンギク5 63.コンギク6 64.コンギク7 65.シュウメイギク1 66.シュウメイギク2 67.キク科の花 68.竹林 69.富士山1 70.大山
71.マガモ1 72.マガモ2 73.マガモの雄 74.境川遊水池 75.茜雲1 76.茜雲2 77.ヤブコウジの実1 78.ヤブコウジの実2 79.富士山2 80.富士山3

 11月24日(土)、ハイツの"ハゼノキ"が見頃になったので、ポケデジを忍ばせて散歩に出かける。昨年、"くわくわ森"の"ハゼノキ(2017年12月3日参照)"を撮影した際は、ハイツのそれは既に落葉したあとであったので、今回はその一週間前の訪問とあいなる。所で、見事に紅葉した"ハゼノキ"は、"櫨紅葉(はぜもみじ)"とも言われ、俳句の季語としても用いられるとか。だが、北海道の"ツタウルシ(2008年10月13日参照)同様"ウルシ科"であり、被れる可能性大なので、触らない方が賢明である。
 14:52、ハイツ駐車場に到着する。その隅には、高さ4〜5mもありそうな"ハゼノキ"が、真っ赤に色付いており、正に"櫨紅葉"真っ盛りと言えそうである。この艶やかな姿を、色んな角度から撮影していたところ、その奥に灰白色の実が目に留まる。まるで、小粒のブドウの房のようであるが、これから取れる"木蝋"が、嘗て和製ロウソクの原料となったようである。また、"ハゼノキ"は、江戸時代になって、殖産興業の観点から関東以西に植えられるようになり、生産性の良さから、次第に日本古来の"ウルシ"を駆逐していったようである。ふと、藤沢周平の絶筆となった長編小説"漆の実のみのる国"が思い浮かんだが、"ハゼノキ"は関東が北限で、寒地に強い"ウルシ"は東北以北と、棲み分ける結果になったと考えられる。我に返ると、この実自体が、艶やかな"櫨紅葉"を妨げる色合いではないので、この存在を気にせず撮り続けることにする。5分程経ったであろうか。略全景を撮り終えたので、次の"櫨紅葉"を求めて"くわくわ森"に向かう。
 15:18、"くわくわ森"入口に到着すると、"ガマズミ"の実が真紅に色付いている。遊歩道を奥に進み、高圧線近くまで来ると、その真下に色付き始めた"ハゼノキ"が垣間見える。こちらは、上半分が色付いており、場所に因って紅葉の進行度合が異なるようである。ただ、急斜面に生える大木で近寄れないため、望遠中心で撮影する。5分程で撮り終え、そろそろ引き上げようとしたところ、藪の中に色付き始めた紅葉が目に留まる。場所柄、この大木から落ちた種が発芽したものだろうが、グラデーションが何とも見事である。本来なら、"ハゼノキ"か"ヤマハゼ"か特定するため、葉を裏返し繊毛の有無を確認したいところだが、被れる可能性大なので、諦めることにする。ここから、"天王森泉公園"に立ち寄り、様々な色合いの菊を写真に収めることにする。変わったところでは、"メキシカンブッシュセージ"だが、艶やかな紫色が印象的で、マクロで狙うと、ビロードのような繊毛が密生しているのが分かる。また名前の語尾が"セージ"とあるので、芳香を放つ植物のようである。最後に、渡り鳥の飛来状況を確認するため、"境川遊水地公園"まで足を延ばすことにする。
 16:19、"境川遊水池"に到着する。辺りは既に薄暗くなっており、渡り鳥も根倉に帰ってしまったかと思いきあ、数羽の鳥が悠然と回遊している姿が確認できる。これをアップで狙うと、
"マガモ"の一団と分かる。人間の"夜盲症"を俗に"鳥目"と言うが、鳥達は暗闇の中でも意外と活動できるようである。ふと、遊歩道傍の水辺で見かける"オオバン(2018年2月14日参照)"が気になったが、こちらは未だ飛来していないようである。夕闇迫る中、富士山や茜雲を撮影しつつ家路を急ぐ。

★活動量計データ(上り階段数:260,早歩き歩数:10,339,総歩数:12,153,歩行距離:9.6km(本年累計:1651.3km),活動カロリー:887kcal,一日総消費カロリー:2,625kcal,脂肪燃焼量:41.3g)
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《後日談》11月29日、散歩の帰路、"カワセミ(2018年2月14日参照)"の姿を確認するため、境川に架かる"鷺舞橋"を渡っていたところ、何と橋下の湧水池を、"オオバン"が首を振り振り、
悠然と泳いでいる。どうやら、五日前の私の推察が間違っていたようなので、改めて、ネット上で"境川遊水地公園の冬鳥飛来状況"を確認してみると、"オオバン"が9月30日、"マガモ"
が10月10日とあり、意外と早く第一陣が到着していたことになる。


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