*** 2018年10月6日 空中散歩7 ***

1.羽田空港
第二ターミナル
駐機場1
2.トーイング
トラクタ
3.羽田空港
第二ターミナル
駐機場2
4.誘導員の方々 5.東京湾上空 6.川崎扇島付近 7.鶴見つばさ橋
付近
8.相模湾上空
9.江の島 10.富士山1 11.富士山2 12.富士山3 13.富士山4 14.富士山5 15.伊丹空港1 16.伊丹空港2

 10月6日(土)、台風25号が襲来する中、母の病気見舞いのため空路で帰省する。当初、欠航が懸念されたが、台風24号並に強まらず、予定通りの出発と相成る。ただ、三連休初日とあって、空港駐車場は大混雑が予想されるため、久々に横浜市営地下鉄と京急を乗り継いで、空港に向かうことにする。無事機内に着席すると、窓から紺碧の空が望め、この分だと、富士山も雄姿を見せてくれそうである。出発前とあって、"トーイングトラクタ"が、ミズスマシのように動き回っており、何ともユーモラスに映る。結局、定刻より15分遅れで、ANA023便は静かに65番ゲートを離れる。この際、誘導員の方々が、乗客に向かって手を振って下さるが、海外空港では決して目に出来ない日本独自のお見送り風景と言えよう。
 12:36、シートベルトサインが消え、電波を発する機器の使用が可能となると、眼下には絵巻物を開くように、次々と"東京湾","川崎扇島","鶴見つばさ橋"が現れる。暫くすると、窓の先に雄大な相模湾が望め、その手前の海には"江の島"が、その奥には雲海に浮かぶ"富士山"が確認できる。近付くにつれ、茶褐色の"富士山"が眼前に迫る。やはり、"宝永火口(2018年2月17日参照)"が隠れている方が、"富士山"の優美さを倍増させるようである。正面を通過する際、25倍ズームで山頂火口を狙うと、僅かながら残雪が確認できる。ここを順次撮影したところ、わずか数分違いで雲が湧いては消えていくことが分かる。方丈記をもじると、『ゆく"雲"の流れは絶えずして、しかも、もとの姿にあらず。"山頂に浮かぶ雲"は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。・・・』というところか。以降については省略する。
 18:00、伊丹空港にて復路のANA036便に搭乗し、出発を待っていると、茜色の夕空に飛行機が次々と吸い込まれていく。これを眺めていて、ふと京大写真部時代に同空港を訪れた思い出が蘇る。当時は、滑走路南側に三脚を据えて、着陸する機影をレンズ開放で数十秒間撮影したわけだが、数本の光跡が一点に収束するような面白い写真が撮れ、これを”閃き”と称する題名を付けて、京都河原町の展覧会に出品したわけである。写真自体は、逆に一点から光が拡散しているようにも見えるので、強ち的外れな題名とは思わないが、当時観覧者から被写体と撮影方法について、質問が集中したのは言うまでもない。ふと我に帰ると、羽田空港が混雑している関係で、伊丹空港も15分遅れの出発とのアナウンスが流れる。

★活動量計データ(上り階段数:370, 早歩き歩数:7,265, 総歩数:10,904, 歩行距離:8.6km(本年累計:1354.9km), 活動カロリー:819kcal, 一日総消費カロリー:2,557kcal, 脂肪燃焼量:33.4g) 

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