*** 2016年11月17日 寸又峡 ***

1.ふれあい
コテッジの朝
2.宿泊したコテッジ
(朝日&天王)
3.コテッジ傍の地蔵 4.コテッジ傍の神社 5.ミズナラの黄葉1 6.ヤマモミジの紅葉1 7.ヤマモミジの紅葉2 8.クマシデの黄葉1 9.山麓の紅葉1 10.山麓の紅葉2
11.峡谷の紅葉1 12.峡谷の紅葉2 13.山麓の紅葉3 14.小無間山?1 15.小無間山?2 16.猿並橋 17.大間ダム湖1 18.大間ダム湖2 19.大間ダム湖3 20.大間ダム湖4
21.夢の吊橋1 22.大間ダム湖5
(夢の吊橋より)
23.峡谷上流側1
(夢の吊橋より)
24.峡谷上流側2 25.夢の吊橋2 26.山麓の紅葉4 27.大間ダム湖6 28.ヒメシャラ
の黄葉
29.タカノツメ
の黄葉
30.イヌシデの紅葉
31.ミズナラの黄葉2 32.ミズナラの黄葉3 33.ダンコウバイ
の黄葉1
34.ダンコウバイ
の黄葉2
35.山麓の紅葉5 36.ヤマモミジ
の紅葉3
37.ヤマモミジ
の紅葉4
38.ヤマモミジ
の紅葉5
39.大間ダム湖7 40.山麓の紅葉6
41.山麓の紅葉7 42.山麓の紅葉8 43.山麓の紅葉9 44.山麓の紅葉10 45.山麓の紅葉11 46.ミズナラの黄葉4 47.ヤマモミジ
の紅葉6
48.ヤマモミジ
の紅葉7
49.ヤマモミジ
の紅葉8
50.ヤマモミジ
の紅葉9
51.山麓の紅葉12 52.山麓の紅葉13 53.山麓の紅葉14 54.ヤマモミジ
の紅葉10
55.ヤマモミジ
の紅葉11
56.メグスリノキ
の黄葉
57.雑木林の紅葉1 58.雑木林の紅葉2 59.雑木林の紅葉3 60.雑木林の紅葉4
61.山麓の紅葉15
(飛龍橋より)
62.峡谷の紅葉3
(飛龍橋より)
63.峡谷の紅葉4
(飛龍橋より)
64.峡谷の紅葉5
(飛龍橋より)
65.山麓の紅葉16
(飛龍橋より)
66.前黒法師岳
の紅葉1
(飛龍橋より)
67.前黒法師岳
の紅葉2
(飛龍橋より)
68.前黒法師岳
の紅葉3
(飛龍橋より)
69.ヤマモミジ
の紅葉12
70.ヤマモミジ
の紅葉13
71.ヤマモミジ
の紅葉14
72.ヤマモミジ
の紅葉15
73.大間ダム湖8 74.大間ダム湖9 75.ヤマモミジ
の紅葉16
76.ハイキングコース 77.大間ダム湖10 78.大間ダム湖11 79.大間ダム湖12 80.大間ダム湖13
81.イロハモミジ
の紅葉1
82.イロハモミジ
の紅葉2
83.イロハモミジ
の紅葉3
84.イロハモミジ
の紅葉4
85.イロハモミジ
の紅葉5
86.イロハモミジ
の紅葉6
87.イロハモミジ
の紅葉7
88.イロハモミジ
の紅葉8
89.イロハモミジ
の紅葉9
90.イロハモミジ
の紅葉10
91.イロハモミジ
の紅葉11
92.イロハモミジ
の紅葉12
93.ドウダンツツジ
の紅葉1
94.ドウダンツツジ
の紅葉2
95.ドウダンツツジ
の紅葉3
(千頭駅)
96.ドウダンツツジ
の紅葉4
(千頭駅)
97.イタヤカエデ
の紅葉1
(千頭駅)
98.イタヤカエデ
の紅葉2
(千頭駅)
99.イタヤカエデ
の紅葉3
(千頭駅)
100.川根の
やんばい像
(千頭駅)

 11月16/17日の両日、"北白川会"の"川根温泉"一泊旅行に出かける。この会は、60年代後半から70年代前半にかけて、銀閣寺近くの北白川に下宿していていた元京大生がメンバーであり、半年毎に開催されているとか。常連は、アルファベット順にH.I氏,H.K氏,K.M氏,N.Y氏,T.K氏(幹事),T.M氏の6名、私は初参加である。また、私を除き何れも囲碁を嗜む仲間で、最強はアマ六段のT.M氏、次いでH.I氏,H.K氏の順で、夕食後に各人の対局が予定されている。なお、内4名(T.K氏,K.M氏,N.Y氏,酒井)は写真マニアであり、翌日の散会後に、一緒に景勝地"寸又峡"に出かけることにする。中でもK.M氏は、最新のCANON EOS5D Mark4を持つ本格派である。
 9:00、H.I氏,H.K氏,K.M氏と分かれ、私の車で一路"寸又峡"を目指す。ネット情報によると、一般車両は途中で通行止めとなっており、人気の"夢の懸け橋"までは車で行きつけないようである。県道63号線をひた走り、同77号線に分岐してトンネルを抜けると、左手に"大井川"の大屈曲部(通称七曲がり)が現れる。実に雄大な光景で、一時停止して写真に収めたいところだが、先を急ぐ関係で諦めることにする。"沢間"を過ぎ、"寸又川"沿いの道に入ると、急に道幅が峡くなり、すれ違いが困難な箇所が随所に現れる。それでも、こんな細道を、大型の路線バスが道幅一杯に走っているので、お互い譲り合えば、通行可能ということであろう。"寸又峡温泉"に近付くと、真っ赤に色付いた椛が列をなしている。場所柄、園芸種のようだが、余りも見事な色合いなので、T.K氏の希望を入れて、帰路に撮影することにする。温泉街を抜けると、想定通り通行止ゲートが現れたので、近くの有料駐車場に車を停めることにする。
 9:50、ここから"寸又峡プロムナードコース"を通って、ハイキング気分で絶景撮影に向かう。早速道端には、色付き始めた紅葉や黄葉が見られるようになる。こちらは、周りの自然に溶け込んでいるので、自生の"ヤマモミジ"と"ミズナラ"いうことになろう。崖下の峡谷には、赤や黄に色付いた木々が見られ、その先には"小無間山(しょうむげんざん;標高2150m)"と思しき高峰が悠然と聳えている。暫く歩むと、眼下につり橋が現れる。ネットで検索したところでは、"猿並橋(さんなみばし)"と呼ばれ、ここを渡った先が、手前の"朝日岳(1827m)"の登山口となっている。ただ、この山でさえ標高差1400m程度と、私の体力では到底登頂は不可能である。
 10:25、薄暗いトンネルを抜けると景色が一変し、紺碧の湖が現れる。これが、"寸又峡"の名所の一つである"大間ダム湖"であるが、別名"チンダル湖"とも呼ばれている。ただ、この別名には違和感があり馴染めない。改めてWikipediaで調べてみると、"チンダル現象"とは、『光の特性によって起こる物理化学的現象の一つ。分散系に光を通したときに、光が主にミー散乱によって散乱され、光の通路がその斜めや横からでも光って見える現象を言う。』とある。つまり、"徳峻瞥山頂(2008年10月4日,No.40参照)"から撮影した光景が、その具体例とも言えよう。また、水中には光の筋は確認できず、一様な色合いに見えるだけで、色自体も裏磐梯の"毘沙門沼(2013年10月15日参照)"に類似している。従って、これは"チンダル現象"でも何でもなく、水中の微粒子が短波長の白青色を反射して、このような色合いになったと考えられる。そうこうする内に、ダム湖への道が現れたので、ここを下って行くことにする。K.M氏によると、このダムは競合関係に有った間組が建設したものとか。ここから、ダム湖に沿って、"夢の吊橋"に向かう。
 10:38、"夢の吊橋"に到着する。何とも奇妙な名前だが、それはさて置き、この時期は一方通行になっており、ここを一旦渡ると引き返すことができず、対岸の急坂を登って林道に出て戻ることになる。それでも、T.K氏が渡り始めたので、私も更なる絶景を求めて後を追うことにする。このつり橋は、恐怖感を覚えるほど揺れないものの、シャッターを切るのを躊躇するレベルである。ただ、残念ながら湖面は乱反射し、神秘の色合いとは言い難い。対岸に渡ると、"イヌシデ"が黄金色に輝いている。椛の紅葉も良いが、この黄葉も目に染み入るようであり、ここまで渡ってきた甲斐があったと言える。この先から、愈々急登が始まる。T.K氏は、私と同じ病を患っているにも関わらず、快調に登って行く。やはり、私より若干若いせいもあろうか。当方は、途中で"タカノツメ"や"ヒメシャラ"の黄葉を撮りつつ休憩し、マイペースで登ることにする。15分ほで林道に合流すると、目の前に黄葉の大木が現れる。やや茶色がかったのが"ミズナラ"、先端が三裂するのが"ダンコウバイ"ということになろう。渓谷側に目を転じると、艶やかな紅葉の先に、雄大な"朝日岳"の稜線が望める。そこで、レンズを交換しつつ、これらの絶景を撮影する。20分程撮影に熱中したであろうか。そろそろ切り上げて、戻ることにする。林道を下り始めたところで、ばったりとN.Y氏に出くわす。訊けば、我々の帰還が遅いので、心配して迎えに来てくれたとか。お詫びを言って、T.M氏とも合流して、一緒に帰ることにする。途中の"飛龍橋"下の峡谷には、紅葉/黄葉/緑葉が混在した明るいモザイク模様が見られる。目を峡谷上流に転じると、"前黒法師岳(標高1943m)"山麓も、ダーク調のモザイク模様に包まれている。ここから2分程下ると、N.Y氏推薦の椛が現れる。奥久慈の"永源寺(2016年11月8日参照)"のような派手さはないものの、実に深い色合いで中々趣がある。また、黄色の椛とのコントラストも見事なので、ここで暫し撮影することにする。このあと、紺碧の"大間ダム湖"他を撮りつつ、駐車場へと戻る。結局、"寸又峡プロムナードコース"の所要時間は、標準の1時間半を越える約2時間20分となったが、超過分は撮影時間ということになろう。ここから、T.K氏お気に入りの"紅葉公園?"に向かう。
 12:16、寸又温泉を出てほんの数分で、"紅葉公園?"に到着する。道端を真っ赤な"ドウダンツツジ"が縁取り、その奥に紅葉真っ盛りの椛が数メートル間隔で並んでいる。先程の"ヤマモミジ"も良いが、この"イロハモミジ"並木は、より艶やかで見ごたえがある。また奥久慈の初日と異なり、日差しも十分あり、彩度/質感共申し分ない。ただ、難を言えば、風が強いことだが、少し弱まる瞬間を待って、強引にシャッターを切る。ここから元来た細道を通って、"千頭駅"へと車を走らせる。
 13:10、"千頭駅"に到着する。ここで、N.Y氏が降り、我々3人は一緒に車で横浜に向かうことにする。駅舎に入ると、何と列車待ちのH.I氏に出くわす。時刻表を眺めると、次発は2時過ぎなので、寸又峡4人組は、駅前で遅い昼食を取ることにする。店に入ると、客は2人しかおらず、閑散としている。味は別段悪くなかったが、勘定の段になると、何故か値段表(税込み)より100円以上も高い値段を吹っ掛けられる。文句を言おうかとも思ったが、田舎の店にありがちなことなので、捨ておくことにする。駅舎まで戻ってくると、今度はT.K氏が、不要となった帰路の切符を、近付いてきた観光客に無償で差し上げている。何とも心優しい方である。最後に駐車場の"イタヤカエデ"や"川根のやんばい像"を撮り終え、駅のトイレに立ち寄ると、何とH.I氏と鉢合わせする。これも、"やんばい様"のお引き合わせかもしれない。ここから、元来た"川根温泉"を経由して帰路に就く。《その後、東名・鮎沢PA付近では、事故による大渋滞に巻き込まれ、K.M氏/T.K氏には多大のご迷惑をおかけすることになる。高齢者による事故が増加している昨今、私自身も気を引き締めて運転したい。》

★活動量計データ(上り階段数:10,早歩き歩数:2077,総歩数:9722,歩行距離:7.6km,活動カロリー:1019kcal,一日総消費カロリー:2738kcal,脂肪燃焼量:39.5g) 

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