*** 2015年4月18日 茨城県雨巻山登山と高峯の山桜 ***

1.雨巻山1 2.雨巻山2 3.シャクナゲ1 4.シャクナゲ2 5.枝垂れ桜1 6.枝垂れ桜2 7.山桜1
(高峯方面)
8.ナノハナ1 9.ナノハナ2 10.山桜2
(高峯手前)
11.門毛城跡 12.門毛城土塁跡 13.雨巻山
凍坂コース1
14.山桜3
(凍坂コース)
15.雨巻山
凍坂コース2
16.ホオの枯葉 17.ホオの新芽 18.ヤマツツジ1 19.ヤマツツジ2 20.ヤマツツジ3
21.モミジの新芽1 22.モミジの新芽2 23.山桜4(凍坂コース) 24.アオキの実 25.モミジイチゴ 26.フモトスミレ1 27.フモトスミレ2 28.ヤマツツジの蕾 29.ウグイスカグラ 30.ミヤマシキミ
31.大山さん
(雨巻山山頂)
32.キジムシロ
または
ミツバツチグリ1
33.キジムシロ
または
ミツバツチグリ2
34.タチツボスミレ1 35.タチツボスミレ2 36.スミレ群1 37.紫のスミレ1
(ニオイ
タチツボスミレ?)
38.紫のスミレ2
(ニオイ
タチツボスミレ?)
39.スミレ群2 40.タチツボスミレ3
41.加波山&筑波山 42.筑波山 43.山桜5
(凍坂コース)
44.山桜6
(凍坂コース)
45.ヤマツツジ4 46.新緑の若葉1 47.新緑の若葉2 48.高峯 49.雨巻山3 50.山桜5
(高峯第二展望台
手前)
51.山桜6
(高峯第二展望台)
52.山桜7
(高峯第二展望台)
53.紫のスミレ3
アカネまたは
オカスミレ
(高峯第二展望台)
54.紫のスミレ4
アカネまたは
オカスミレ
(高峯第二展望台)
55.加波山と山桜1 56.加波山と山桜2 57.山桜8
(高峯第二展望台)
58.山桜8
(高峯第二展望台)
59.山桜10
(高峯第二展望台)
60.山桜11
(高峯第二展望台)
61.山桜12
(高峯第二展望台)
62.山桜13
(高峯第二展望台)
63.山桜14
(高峯第二展望台)
64.山桜15
(高峯第二展望台)
65.山桜16
(高峯第二展望台)
66.山桜17
(高峯第二展望台)
67.山桜18
(高峯第二展望台)
68.山桜19
(高峯第二展望台)
69.山桜20
(高峯第二展望台)
70.山桜21
(高峯第二展望台)
71.ヤマツツジ5
(高峯第二展望台)
72.ヤマツツジ6
(高峯第二展望台)
73.ヤマツツジ7
(高峯第二展望台)
74.ニワトコ 75.キブシ1 76.キブシ2 77.山桜21
(平沢)
78.山桜22
(平沢)
79.山桜23
(平沢)
80.山桜24
(平沢)
81.山桜25
(平沢)
82.山桜26
(平沢)
83.山桜27
(平沢)
84.山桜28
(平沢)
85.山桜29
(平沢)
86.山桜30
(平沢)
87.山桜31
(平沢)
88.山桜32
(平沢)
89.山桜33
(平沢)
90.山桜34
(平沢)
91.山桜35
(平沢)
92.山桜36
(平沢)
93.山桜37
(平沢)
94.シバザクラ1 95.シバザクラ2 96.シバザクラ3 97.グミと高峯 98.グミの花 99.モクレン1 100.モクレン2

 4月18日(土)、"雨巻山(あままきさん:標高533.3m)"登山と山桜撮影のため、桜川市を訪問する。当初は、3月初旬に谷川岳スノーシューツアーに出かけたこともあり、4月は恒例の桜川市訪問を控える予定であったが、当日はまたとない晴天が予想される聞き、急に撮影の虫が蠢き出す。そこで、早速大山さんの御都合を確認したところ、急遽私の我儘を受け入れて下さり、今年も桜川市再訪が実現することになる。但し、今回は雨巻山登山を優先し、下山後の残り時間に、高峯の山桜を狙うことにする。ただ、雨巻山の標高差は約440mと、左股関節痛のため1ヶ月間運動を控えてきた私にとっては、決して侮れない山ではある。
 07:30、自宅を後にし、一路待ち合わせ場所の笠間PAを目指す。何時も渋滞する首都高速横羽線を無事通過し、6号向島線に入ると、右手に東京スカイツリーが姿を現す。開業して既に3年ほど経つが、私自身未だに訪れたことはなく、何時の日にか、展望台から富士の絶景他を狙って見たいものである。ここまで順調にきたので、この分だと、集合予定の30分前には到着できると思いきや、三郷JCTの先が事故で大渋滞している。ただ、ここで焦ったところで仕方が無いので、流れに任せることにする。
 10:25、何とか笠間PAに到着する。図らずも、大山さんを長時間待たせる結果になったが、ここから2台並んで、雨巻山の登山口となる"門毛(かどげ)"を目指すことにする。笠間西ICで高速を降り、国道50号線沿いの長閑な田園地帯を西に向かう。だが高峯一帯は、春霞がかかり、山桜の状況も判然としない。それでも、山麓側の県道257号線に入ると視界が開け、昨年同様、見事な山桜の群落が点在しているのが確認できる。登山後の撮影が何とも楽しみである。
 11:00、"門毛・凍坂"の県道286号線の路肩に駐車し、この先の脇道から山道に分け入ろうとしたところ、直ぐ先の民家から、一人の男性がこちらに向かって来られる。これ幸いと、大山さんが雨巻山に行けるか否か確認したところ、何とこの先は行き止まりとか。ただ、この直ぐ南から、"門毛城址"を経て"凍坂コース"を登るルートと、更に大回りして、栃木県との県境である"栗生(くりゅう)尾根"を行くルートがあり、お勧めは"ツツジ"が綺麗な後者と仰る。所で、この聞き慣れない"門毛"だが、地元の古豪"門毛氏(?)"に由来するかと思いきや、実の所は「毛の国(古代下野毛の国(現在の栃木県))に入る門」と言う意味とか。御名前はYさんと仰り、村おこしの一環としてイチジク他の果物の栽培/販売他、ボランティアガイドもされているとか。道理で説明が旨いわけである。ここで、20分程度も立話をしたであろうか。名残惜しかったが、我々も先を急ぐ関係で、前者のルートを取ることにする。
 11:24、"シャクナゲ"の咲く庭の手前から、"凍坂コース"に入る。菜の花畑を過ぎ、林間地帯を行くと、"門毛城址"の標識が現れる。一帯は檜の灌木で覆われており、一見城址には見えないが、大山さんがその奥に、城の土塁らしきものを見つける。何れにしても、"城博士"の大山さんが仰ることだから、城址に間違いなかろう。ここから落葉の絨毯の坂道を登っていく。木の間からは、山桜が垣間見られるものの、高峯第二展望台の様な群落は確認出来ない。中腹辺りまで来ると、山桜の代わりに、艶やかな数輪の"ヤマツツジ"が顔を出す。また、周辺には、ツツジの木々が多く見られるものの、未だ蕾は硬く、五月の連休前後が見頃になろうか。そんな話をしつつ、スローペースで高度を稼いで行くと、今度は山道の一角に、小形の"白色のスミレ"が風に揺れている。ただ、私には種類は特定できないので、ここは"スミレ博士"のAさんにお願いするしかあるまい。"栗生コース"との合流点辺りから、更に傾斜がきつくなり、出発前の懸念が現実のものとなる。そこで、大山さんに先頭を譲り、私自身は撮影の合間に休憩しつつ、後を追うことにする。
 14:00、やっと雨巻山山頂に辿り着く。休日のせいか、山頂のテーブル席を占めているのは、我々以外は何れも家族連れである。ここで、遅い昼食を取り、記念撮影後に下山しようとしたところ、大山さんが日当たりの良い斜面に、花の群落を見つける。黄色/薄紫色/濃紫色と実にカラフルであるが、私自身は、薄紫色の"タチツボスミレ"くらいしか、馴染みが無いので、名前の特定はAさんにお願いすることになろう。ここから、元来た道を急いで下る。

 15:28、元の駐車位置まで戻り、高峯の展望台に向かおうとしていたところ、先程のYさんが、こちらに向かって来られる。見れば、御自身で纏められたと思しき登山地図や門毛の歴史資料を持参されており、それを有難く頂戴する。改めてお礼を言いつつ、暫し立ち話をしたが、
私自身も、六度に渡る北茨城訪問で、私の先祖とも少なからず所縁(2012年2月4日2013年2月21日,22日参照)があることがわかったので、機会が有れば、じっくりとYさんと情報交換したいものである。なお、今回の不思議な出会いも、一種のシンクロニシティーであることは、間違いなかろう。ここから、車で高峯第二展望台に向かう。

 16:03、第二展望台に到着する。ただ、4月7〜27日の間は、車両通行禁止なので、先程のYさんのアドバイスに従い、その約500m手前の車止め周辺に駐車し、ここまで歩いてきたわけだが、何故か2台の車がこの展望台広場に駐車している。いつの世も、ルールを守れない輩がいるのは困ったものである。早速、絶景ポイントに駆け寄ると、昨年同様見事な山桜が谷間を覆っている。更に、脇道を降りて行くと、樹高30m以上もありそうな山桜の大木の間から、優美な加波山(標高709m)が顔を出している。クローン種の"ソメイヨシノ"では、寿命は60年程度と言われているので、ここまで大きくなりえないであろう。更に、420mm超望遠で谷間を狙うと、清楚な白花と赤芽のコントラストが実に見事で、生命の躍動が感じられる。日没までに、未だ時間があったので、最後に平沢の絶景ポイントに向かうことにする。
 今回は、雨巻山登山と山桜撮影のため、何時もの大山さんと共に、急遽桜川市の門毛/平沢地区を訪問した。特に、Yさんの的確なアドバイスの御蔭で、桜川の自然を十二分に堪能することが出来た。機会があれば、当地の歴史と私のルーツの関係についても、情報交換したいものである。

総歩数:約15,000歩
登りの厳しさ:▲(一部▲▲) 

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