*** 2007年4月30日, 5月2日 原宿&鎌倉写真 ***

1.サツキ1
(原宿)
2.サツキ2
(原宿)
3.サツキ3
(原宿)
4.サツキ4
(原宿)
5.スズラン
(深谷通信隊)
6.ピンクの花1
(イモカタバミ)
(円覚寺裏)
7.ピンクの花2
(イモカタバミ)
(円覚寺裏)
8.ピンクの花3
(イモカタバミ)
(円覚寺裏)
9.ウンナンンハギ1
(松嶺院)
10.ウンナンンハギ2
(松嶺院)
11.ウンナンンハギ3
(松嶺院)
12.ウンナンンハギ4
(松嶺院)
13.ウンナンンハギ5
(松嶺院)
14.ウンナンンハギ6
(松嶺院)
15.アヤメ
(松嶺院)
16.シャクヤク1
(松嶺院)
17.シャクヤク2
(松嶺院)
18.花(サクラソウ類)
(円覚寺中庭)
19.白い花
(コデマリ類)
(円覚寺中庭)
20.シャクナゲ
(円覚寺中庭)
21.露座の石仏 22.居士林裏 23.居士林表門 24.円覚寺本殿 25.モミジ1
26.モミジ2 27.モミジ3 28.モミジ4 29.波打ち際の
女子高生1
(由比ヶ浜)
30.波打ち際の
女子高生2
(由比ヶ浜)
31.ハマヒルガオ1
(由比ヶ浜)
32.ハマヒルガオ2
(由比ヶ浜)
33.ハマダイコン1
(由比ヶ浜)
34.ハマダイコン2
(由比ヶ浜)
35.白い花1
(スイカズラ類)
36.白い花2
(スイカズラ類)
37.江ノ島1
(稲村ケ崎)
38.江ノ島2
(稲村ケ崎)
39.江ノ島3
(七里ヶ浜)
40.江ノ島4
(七里ヶ浜)
41.江ノ電1
(鎌倉高校駅)
42.江ノ電2
(鎌倉高校駅)
43.江ノ電3
(鎌倉高校駅)
44.江ノ電4
(鎌倉高校駅)
45.夕日
(江ノ島付近)

 4月30日(月)、黄金週間の第2日目、春の光景を求めて自宅周辺を散策する。原宿交差点手前の民家の庭先には、色艶やかな"枝垂れサツキ"が、正に見頃を迎えている。今回は、このお宅のご主人が、丁度手入れをされている場面に出くわす。立ち話の中で、美しい花を咲かせるこつを伺うと、単に油粕を与えておられるだけとのことである。所で、永年に渡ってこのサツキを眺めて来たが、言葉を交わすのは今回が始めてである。ふと、あるプロの写真家が、"カメラがコミュニケーションの手段になる"と、テレビで語っておられたのを思い出す。私自身も、カメラを通じて会話が始まり、再会或いは新たな出会いに発展することが多々ある。これは、海外に出かけた際も同様である。それにしても、何とも見事なサツキである。撮影のお礼を言って、お別れする。
 5月2日(水)午後、好天に恵まれたので、運動を兼ねて鎌倉/江ノ島方面に出かける。いつもの通り、北鎌倉駅で下車し、先ず円覚寺内の花の寺"松嶺院"を訪問する。この時期、可憐な"ウンナンハギ"が、院内の随所に見られる。万葉の歌人が愛した、"日本の萩"より清楚であり、寺院の庭によく溶け込んでいる。一方、墓所の手前には、目の覚めるような"芍薬"が数輪咲いている。最近のデジカメ(CANON EOS5D)も良くなったもので、この艶やな赤を、見事に再現している。
所で、フリー百科事典"Wikipedea"によると、"芍薬"はその名が示す通り、中国伝来の"薬用植物"であるが、江戸時代に熊本藩他で色鮮やかな品種に改良され、19〜20世紀にかけては園芸種として、欧米に広がったそうでる。オーストリアの王侯貴族に愛された、"サツキ"(2007年3月11日オーストリア参照)同様、世界に誇るべき東洋の名花である。私にとっても、国際関係論/異文化交流の講義を担当している関係で、この辺りの経緯は実に興味深い。機会があれば、欧米で品種改良された"洋杓"も、是非写真に収めてみたい。
 円覚寺を出て江ノ島に向かう。由比ガ浜の波打ち際では、女子高生が波と戯れている。一方、海岸道路脇には、"ハマヒルガオ"が可憐な花を付けている。ふと、私の写真のHPをメンテナンスして頂いている、Aさんの姿が思い浮かぶ。かれこれ10年位前になろうか。以前勤務していた、いすゞ自動車川崎工場横の多摩川沿いに、この"ハマヒルガオ"が繁茂しており、"植物学博士"のAさんが、ややお歳を召した女子社員を引率して、体験学習をさせておられた光景を思い出す。私も、Aさんのお陰で、野山の花に興味を抱くようになった1人である。ただ、いすゞ自動車川崎工場は既に無く、"ハマヒルガオ"の群落の様子も不明であるが、何時の日にか撮影に訪れて見たいものである。ここから、稲村ケ崎を経て、江ノ島に向かう。 

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