*** 2006年5月4日 鷹巣山&浅間山(箱根) ***

1.ツツジ(小涌谷) 2.若葉の山道 3.千条ノ滝にて 4.鷹巣山への道 5.山桜1(鷹巣山)
6.山桜2(鷹巣山) 7.鷹巣山山頂にて 8.箱根駒ヶ岳&神山 9.スミレ 10.旧街道の石畳
11.クサボケ1 12.クサボケ2 13.山桜1(浅間山) 14.山桜2(浅間山) 15.山桜3(浅間山)
16.山桜4(浅間山) 17.モミジ 18.記念撮影

 5月4日(木)のゴールデンウイークの真っ只中、IWご夫妻のお誘いで、お知り合いのSご夫妻,Hさん,Mさんと共に、箱根・浅間山(センゲンヤマ)に挑戦する。この方々のエピソードはおいおい御披露するとして、要はIW御夫妻の豪華海外ツアー並びにトレッキング仲間である。
 当初10時06分に箱根登山鉄道・小涌谷駅前に集合し、そこから歩き始める予定であったが、待てど暮らせどIWさん御一行が現れない。すし詰め状態の電車を何台も遣り過したあと、結局30分過ぎに全員集合となる。聞けば、箱根湯元駅が大混雑し、中々登山電車に乗れなかったとのこと。私は横浜からの単独参加であったので、すんなりと潜り込めたようである。
 車道を暫く歩いた後、緑豊かな山道に入る。暫く歩むと"千条の滝"(チスジノタキ)に到着する。やや大げさな名称ではあるが、ミニ"白糸の滝"ともいうべき中々趣のある形をしている。記念撮影のあと、道なりに進むと浅間山(標高802m)と鷹巣山(標高834m)との分岐点に出る。当初、浅間山のみの登山を計画していたが、少々物足りないので"メラちゃん"(IWさんの奥さんの愛称:由来は極秘)と相談の結果、急遽鷹巣山にも挑むことにする。所が、鷹巣山と浅間山の鞍部手前まで来たところで、何とSさんのハット(アラスカ製)が無くなっているのが判かる。Sさんは脱兎の如く、もと来た道を下って行かれる。我々は、そのままスローペースで鷹巣山へと向かう。
 鷹巣山手前の斜面には、新緑の若葉に混じって清楚な山桜が咲いている。また登山道側には、艶やかな"クサボケ"が所々顔を出している。私自身は、遠回りして何か得したような気分であるが、IWさんは美しい花には全く興味が沸かない模様で、"ウスラボケ","テンネンボケ"等の悪口雑言を、何処か(誰か)に向けて浴びせている。
 撮影に熱中したせいで遅れを取ったが、12時過ぎに山頂に到着する。ここから北西に、箱根・駒ヶ岳(標高1327m)や神山(同1438m)が望める。何度も登った思い出多き山々である。
 芝生の一角では、これから宴まさにたけなわで、各自の手料理もご披露中である。旬の筍や漬物を美味しく頂く。ただ私は自前のものがないので、北海道の銘菓"わかさいも"をそっと差し出す。所で、先ほど紛失された帽子も、親切な人のお陰で、小涌谷駅に届けられたとのことである。Sさんも安堵されたのか、ザックから茶色の液体を取り出し、一人で祝杯をあげておられる。ノストラダムス他何冊もの自著がある博学な方である。
 記念撮影後、本命の浅間山に向かう。不思議なことに、登り坂のあちこちに、30cm程度の大穴が瓢箪状に開いている。ある方から猪の仕業説が出たが、私の経験からして正にその通りだと思う。嘗て六甲山中で、泥まみれになってのたうちまわっている大猪に、ばったり出くわしたことがある。その時は、特に襲ってくることもなく、事なきを得た。当時を察するに、猪殿は体の寄生虫を掃うのに忙しく、人間様にはかまっておれなかったのであろう。(ウリ坊を連れた写真は2001年8月13日六甲参照)
 鷹巣山から約30分で浅間山に到着する。山頂直下では、山桜の大木が正に見頃を向かえている。何枚か撮影したあと、Sさんからソメイヨシノの由来を聞きつつ帰路に付く。
 今回は、絶好の行楽日和の中、IWご夫妻,Sご夫妻,Hさん,Mさん(ウマちゃん)と共に箱根の山に挑戦した。最初は人混みにうんざりしたが、最後は温泉入浴もあり十二分に箱根を満喫できた。機会があれば、同メンバーで北海道の山々を踏破したい。

総歩数:約16,000歩
登りの厳しさ:▲

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