*** 2004年6月5日 丹沢 大山 ***

1.もみじ1 2.もみじ2 3.記念撮影1
(阿夫利神社下社)
4.江ノ島 5.ロシア美女1
6.ヤマツツジ1 7.ヤマツツジ2 8.富士六景1 9.箱根 10.富士六景2
11.ヤマツツジ3 12.藤の花 13.ヤマツツジ
大木1
14.ヤマツツジ
大木2
15.ヤマツツジ
大木3
16.富士六景3 17.丹沢連邦 18.富士六景4 19.塔ノ岳
(1491m)
20.横浜
みなとみらい
地区
21.記念撮影
(大山山頂)
22.ロシア美女2
(大山山頂)
23.富士六景5 24.富士六景6

 帰省時の6月5日(土)に、本年2度目の"大山"(1252m)に挑戦する。何時もはI氏と一緒だが、今回は東工大の
H先生,博士課程ロシア人留学生E,Aさん,日本人の院生S君、更にはI御夫妻と、何と総勢8名の登山である。
 小田急伊勢原駅に9時に集合し、当初神奈中バスで登山口まで行く予定であったが、本日は絶好の行楽日和
とあって、バス停では大勢の登山客が列を成している。そこで、少し贅沢して2台のタクシーに分乗して、
登山口へと向う。
 ここから石段を20分程登ると、大山ケーブル駅に到着する。私は既にばて気味であったので、楽してケーブ
ルで下社(標高700m)まで行こうと企てていた所、何と本日は点検整備のため運休している。仕方が無いので、
何時もの通り女坂から登り始める。
 暫く行くと、赤い帽子と涎掛けを着けた"子育て地蔵"(由来については2004年2月10日参照)が現れる。ここ
で早速小休止する。腰を下ろして上を眺めると、鮮やかな新緑のモミジが目に留まる。何枚か撮影した後、
重い腰を上げる。
 30分程でケーブル中間点となる大山不動尊に到着する。東工大の若人達は、お参りのため勇んで急な石段を
登っていく。年寄組は不動尊には寄らず、本殿の横の山道をそのまま進む。ケーブルの運休と好天が重なった
せいで、何時もになく多くの登山客を見かける。更に急坂を30分程登ると、豪壮な阿夫利神社下社が現れる。
手前の二軒の茶屋では、大勢の登山客を勧誘しようと、金切り声を上げて呼込み合戦をやっている。しかしな
がら、殆どの登山客はそれを無視して、どんどん先に行ってしまう。我々も同様に、石段を登って奥へと進む。
南の彼方には、江ノ島が霞んで見える。
 小休止後、山頂の阿夫利神社(1252m)に向かう。急な山道の脇には、ヤマツツジが垣間見える。この時期に
未だ残っていたとは感激である。I御夫妻を道端に待たせたまま、藪中に駆け込み急いで撮影する。更に進むと、
今度は西側の斜面にヤマツツジの大株が顔を覗かす。藪が深く、そこまで辿り着くのが大変だが、笹を掻き分
け進む。何とか足場を確保し、この見事なツツジを撮影する。アングルを変えて、富士をバックにと考えたが、
笹が邪魔して意図した構図で撮影ができない。仕方がないので諦めて山道に戻る。優しいIさんは、疲れの見え
る私を気遣ってか、重いデジカメを持って下さる。ひょっとして、何か下心があるのかも知れない。
 更に登ると、藪の切れ間から西方を眺めている登山客に出くわす。見ると、富士山をバックに鳥か飛行機か
判からない物体が宙を舞っている。何と数機のハンググライダーである。地上から見上げると、優雅に飛んで
いるように見えるが、これで中々難しいのであろう。そういえば、最近パラグライダーの初心者が、操縦不能
に陥り、高圧線に引っかかる事故があったばかりである。
色々道草したにも拘らず、下社から約1時間半でヤビツ峠の分岐点に到達する。此処から少しヤビツ峠側に
戻って、絶好のビューポイントへと向かう。またとない好天で、富士や丹沢連邦が一望できる。嘗て何度も登
った表尾根ではあるが、今の体力ではとても踏破できないように思える。
 最後の急坂を登りきると、左手に阿夫利神社が見えてくる。奥に進むと、H先生他は雛壇上の特等席で、宴ま
さに酣という所である。場所が狭いので、我々は山頂近くの広場に腰を下ろす。その内、寒い寒いと、H先生他
も日当たりの良い我々の側に引っ越してこられる。山頂で記念撮影後、I氏の提案で、眺めの良いヤビツ峠に下
るルートを取ることにする。小一時間ほどでヤビツ峠に辿り着いたが、次のバスの出発まで1時間弱もあるので、
またもI氏の提案で、林間コースを蓑毛まで下ることにする。
 今回は、帰省時に東工大H先生御一行,I御夫妻,I氏と共に大山に挑戦した。東工大の若人組は言うに及ばず、
H先生も初めての大山にも拘らず、その健脚ぶりを遺憾なく発揮された。美人にめっぽう弱いIさんやその逆の
I氏も、ロシア美女との日露合同登山に痛く御満悦の様子であった。機会があれば、H先生御一行と共に、別の
山にも挑戦したい。

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