・詩人からのメール ・講談師からのメール ・美空ひばりのジャズ HPやこうしたメーリングリストをやっていると その関係でときどき個人メールをいただいたりもする。 ぼくをまるで解答マシーンのようにみなして いきなり質問を当然のごとくあびせてくる人などもいて そういうときには正直閉口してしまうわけだが、 逆にとてもうれしくなるときもある。 少し前には、ぼくの書いた感想に共感してくださった詩人の方がメールをくださり、 ぼくがシュタイナーについて書いていることについて 大変的を得た(とぼくには思えたわけだが)感想をいただいた。 その方は、シュタイナーのことはまったく知らないにもかかわらず、 その内容そのものについて理解を示してくださったわけである。 そういうときには、ほんとうにうれしくなる。 つい数日前には、講談師の方から、HPをお気に入りに入れてくださり 「理論はわからないが面白い」という感想をもらったのがうれしかった。 実際のところ、ぼくはなにか学者のような知識的なことを書いているわけではなく、 こういう見方は面白くありませんか?と書いているので、 それを面白いと感じていただけるのがなによりなのである。 それで、HPもリンクさせていただいた。 http://www8.ocn.ne.jp/~akabi/ その講談師、田辺鶴英さんという女性の講談師で、師匠は有名な田辺一鶴さん。 これを機に、これまであまりきいたことのない 講談もきく機会がふえてくるのだろうと思う。 おそらくそういうきっかけをいただいたということなのだろう。 実際、芸術&芸能関係の方の視点は基本的に知識や理屈ではないというのがいい。 もちろん知識がまったくいらないというわけではないけれど、、 それを超えているところが重要だということなのだ。 さて、今日の音楽は、美空ひばりの「ジャズ&スタンダード」。 ぼくの知人にめちゃくちゃマニアックなのがいて、 ジャズやらにも、ジャケットのデザインなどもふくめて こだわっているんだけれども、 もう10ほど前にその人からこれは面白いということで その美空ひばりのジャズをカセットでもらって そのときは一度きいて、少しいいなと思った程度だったのだけれど、 一昨日、「ほぼ日」のほぼ日「はじめてのJAZZ」 第24回「美空ひばりの歌はすごい!」で その美空ひばりのジャズについての話があったので、 きいてみようとおもったら、それが見つからない。 で、ネットで探してみたらそれが見つかったのであらためてきいてみたら そこで語られているようにけっこうすごい! やはり、美空ひばりの「芸」というのは、 ジャンルをこえてすごいのだなと実感。 ついでに美空ひばりのヒット曲などをふくめて ネットで少しひろってきいてみたら、ちょっと感動ものだったりした。 参考までに、その「ほぼ日」の記事を引用しておきたい。 http://www.1101.com/jazz/2005-05-19.html 糸井 「この人がジャズを歌ったらいいだろうな」 と思った、アーティストのかたはいますか? タモリ これはびっくりしたんですけど、 美空ひばりですね。 山下 そう。うまいんだよね! タモリ 美空ひばりのジャズ、残ってますよ。 山下 残ってる。めっちゃくちゃ、うまい! タモリ 16歳くらいのときに ジャズを歌ったのが残ってるんですけど、 ものすごいうまいです。 美空ひばりって思えないですね。 山下 思えない……。 タモリ ジャズボーカルの人って、 ジャズっぽくうたうようにするんです。 なんだか、ヘンなジェスチャーで……。 なんだかよくわかんないんだけど、 鼻の奥あたりで歌うんです。 「♪イヤァ!」(ジャズのマネ)とか。 糸井 (笑) タモリ そういう歌をきくと、 わたくしはかなりムカつくわけですけど。 なんで素直にやらないのかと。 自分の中の「ジャズ」という 概念でやってしまうんですね。 糸井 なるほど。 タモリ だけど、美空ひばりは、まったくふだんどおり、 ほぼ譜面どおりに、歌ってるんですよね。 山下 『A列車で行こう』があったと思います。 タモリ うん。スローなやつもある。 ぼくはスローなやつを聴いたんですけど、 あれには、驚きましたね。 日本で最大のジャズ歌手だと思います。 (・・・) 世界に出しても、ぼくは有数だと思いますよ、 あの美空ひばりのジャズは……。 (・・・) 天才ですね、あの人。 天才は、ジャンルを超えるんですね。 (・・・) 糸井 美空ひばりっていうのは、群を抜いているんだ。 タモリ ええ。世界的なレベルだと思います。 |
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