・岡山県立森林公園 ・シュタイナー『精神科学による教育の改新』 ・舟沢虫雄『For Butoh Vol.1』 昨日は久しぶりに、県北にある岡山県立森林公園で山歩きを楽しんだ。 夏鳥の声がそろそろ聞こえるのではないかということだったが 少しばかり寒さの戻ってきているのもあるのだろう 生憎夏鳥の飛来には少し早すぎたようである。 天候も少しばかり雨の気配。 そんななか森は新緑のなか すっかり霧に包まれていた。 yuccaもぼくもほぼ同時に ヘッセの「霧の中」という詩を思い出したくらいだった。 「霧の中を歩くのは不思議だ」というあれである。 たしかその詩は「人生とは孤独だ」というテーマだったと思うが、 yuccaと彷徨う森は孤独というのではなく、 静けさのなかでの幻想的な歩行となった。 霧のせいもあり鳥の撮影はできなかったが、 その霧に包まれた森の幻想的な風景は 近いうちにミュージアムに登録してみようと思っている。 さて、シュタイナーの新刊 『精神科学による教育の改新』(西川隆範訳/アルテ)が出ている。 1919年に設立されたシュトゥッツガルトのヴァルドルフ学校の 教育学的な基礎づけを行なった講演で GA300のなかから最初の4つの講義を除く部分が収録されている。 その収録されなかった講義のなかには 「未来の人間の魂内容の造形者としての教育者」という講義もあったようで それは読みたかったなと少し残念。 収録されているのは主に授業の仕方についてのもののようである。 ちなみに、この本の最後にある訳者プロフィールに 西川隆範氏のHPアドレスが載っていたので、 参考までにご紹介しておきたい。 http://i-debut.org/ivalue/0000403/ それによると、近刊で『聖杯の探求−キリストと霊界』(イザラ書房)が出るらしい。 それから、『美しい暮らし方』(仮題、風濤社)の翻訳を開始したということ。 『聖杯の探求』に関しては、イザラ書房のHPですでに知っていたが、 『神秘劇』が新田義之氏により全訳したものもそのうちでるらしい。 現在出ている『神秘劇』の訳はその一部で、人智学出版社から刊行されている。 さて、今日の音楽は、舟沢虫雄さんの『For Butoh Vol.1』。 森の中の幻想的な彷徨というのとは少し違うが、 夜更けに聴くこの音楽は、さまざまなイメージを喚起させてくれる。 実は昨夜もこの音楽を聴きながら眠りこんでいたところ 不思議な不思議な夢を見ることになった。 ちょっと怖い近未来SFのようなストーリーだったような・・・、 よく覚えてないけれど、久しぶりにリアルに感じたのだけは覚えている。 |
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