風のメモランダム

植田正治美術館・特別企画展「HOMAGE」


2005.8.30.Tue.

 

■植田正治美術館 特別企画展「HOMAGE」
 
先日の日曜日、鳥取県の米子の近くにある植田正治美術館の
特別企画展「HOMAGE」に出かけた。
植田正治の作品は、松江にある島根県立美術館や書籍などで
たびたび目にはしていていたのだが、
植田正治美術館は、いつもその横を素通りしていたが、
ひょんなきっかけで出かけることになった。
久しぶりの大山、蒜山も目にすることができた。
 
ひょんなきっかけというのは、
今回の企画展が
─オマージュ・植田正治に捧ぐ─〈福山雅治・菊池武夫・堀内誠一〉
というものであり、福山雅治ファンであるyuccaの妹がでかけるというので
いっしょにそちらまでドライブすることになったというわけである。
 
ラジオかテレビかの番組のなかで、
福山雅治がこの企画展について話したらしく、
山陰の片田舎というよりは大山の麓のロケーションにしてはめずらしく
たくさんの人でにぎわっていて、
そのファン層らしき人が、カメラをもってうろうろしていたりした。
話題のオリジナルオルゴールというのも飛ぶように売れていた。
 
それはともかく、企画展そのものは、なかなか面白かったし、
植田正治の作品そのものもあらためてその魅力を再発見することができた。
 
ちなみに、HPから、今回の企画展の趣旨を引いておきたい。
http://www.japro.com/ueda/
 
	植田正治写真美術館の開館10周年を記念する今回の展覧会は、「─オ マージュ・
	植田正治に捧ぐ─、福山雅治・菊池武夫・堀内誠一」と題し、植田正 治と福山雅治
	氏、菊池武夫氏、堀内誠一氏(故人)との親交を軸に構成されます。 植田の作品と
	人柄に魅かれた三氏と繰り広げられたさまざまなセッションを振り返 りながら、
	植田の作品が新たな出会いを通してどのような展開を見せたのかを振 り返ります。
	福山氏とはCDジャケットの撮影がきっかけとなり、菊池氏とはファッ ションの撮
	影で、堀内氏とは雑誌等の企画を通して交流は始まりました。
	それぞれの仕事は、それまでの植田の写真とはやや異なるものばかり でしたが、
	実験精神旺盛な植田はさまざまな刺激やインスピレーションを得て、 独創的な世
	界を展開したのです。さらに、各氏とのつながりのなかで、植田のホ ームグラウ
	ンドともいえる鳥取砂丘や砂丘に似た環境での撮影が行われています。
 
	1950年前後に撮影された砂丘での演出写真は植田の代表作ばかりですが、長い
	年月を経て1980年代以降再び生みだされたこれらの作品の数々には、以前の作
	品には見られない植田独特の美意識が感じられます。各分野の一流の クリエータ
	ー、アーティストである三氏が美術館開館10周年を迎えるにあたり、植田に捧
	げる最上のオマージュを通して、「植田正治の写真」の魅力を再認識 していただ
	けることでしょう。
 
この美術館にでかけるついでに、
大山の北麓の大山道路沿いにある
犬連れ可という喫茶店で食事をした。
松山のモンジュリという喫茶店も最近は犬連れ可らしく、
そういう喫茶店も増えているのだろう。
しかし敷地にゆとりのある場所でないとなかなか。
 
それにしても、大山、蒜山、そして山陰。
何度でも出かけたいところである。
 
 

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