風のメモランダム

にがうりの和え物


2005.8.19.Fri

 

■にがうりの和え物
 
coyote No7(特集「動物園で会いましょう」)に、
奄美大島に住む島尾ミホと孫のしまおまほとの「会話」が載っている。
そのなかでまほさんの叔母、和子さんの
「どうぶつえんのお弁当」というレシピがあり
そのなかに「にがうりの和え物」というのがあった。
 
先日、今は宮崎にいる母から
今年漬けた梅干しとそれからいろんな野菜などが届いた。
そのなかににがうりが2本入っていた。
そういえば最近にがうりを食べていない。
 
宇和島にいたころによく通っていた定食屋のおばさんは
このにがうりをよくだしてくれた。
やはり少し南のものなんだなとあらためて思い出す。
沖縄に出かけたときにも毎日にがうりを食べていた。
この苦みは、好きな人は好きだが、嫌いな人は嫌いなようだ。
宇和島で同じ職場だった後輩は
このにがうりをはじめて食べさせられて怒り始め
二度とその定食家に出かけなかった。
その前にイカのスミにも怒っていたが
このにがうりでキレてしまったようだ。
ぼくはどちらも大好きなのだけれど。
 
さて、2本のにがうりをどうやって食べようかと思っていたところ
このレシピを見つけることができた。
このレシピには梅干しも必要だからちょうどいい。
 
美味しそうなので、記しておくことにする。
 
	にがうりを切って種を出して、薄くスライスしたものを少し塩揉みして
	水を切る。苦みがそのまま欲しい人は塩揉みしなくてもよし。それに梅
	干しと鰹節と氷砂糖を加えて和えて、冷蔵庫に入れて一日ほどおくだけ。
	調味料を入れなくても、鰹節から旨味が出るので大丈夫。
 
そういえばぼくはどちらかといえば南生まれなのだなと思う。
そして海がわりと近しい。
ネットをしていて、KAZEさんは海女族なんですねと言った人もいた。
 
司馬遼太郎は宇和島が好きだったようだが、
宇和島は魚が安くて旨い。
瀬戸内のここらへんもいいが、
太平洋にも近く瀬戸内にも近い宇和島は魚が豊富だ。
少しばかり情が濃すぎて疲れるところもあるけれど。
 
 

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