■立川談春の初めてのCD、明日発売! 立川談春の初めてのCD「20年目の収穫祭」が、明日発売される。 演目は、「九州吹戻し」と「文七元結」で(2枚組)。 今落語界でぼくがいちばん気になる存在は、鶴瓶とこの談春。 特に談春は、「en-Taxi」などでもわかるように なぜか福田和也が連れ回しているほどで、 おそらく大器に違いないと確認している。 ちょうど、CD発売の前に、先日、 談春の二つ目の頃の「鮫講釈」を聞く機会があったが期待以上。 談志と志ん朝の要素を掛け合わせたイメージをもった。 それが20年目にしてはじめてCDを発売するというのだから、 これは期待しないほうがおかしいくらいだ。 ちなみに、「en-Taxi」では談春のエッセイが連載されている。 今回の10号は、「立川流修行のカタチ 切磋琢磨篇」。 ちょっと涙してしまうような入門からの話。 ■ラルフ・イーザウ『暁の円卓』第8巻も、明日発売! ラルフ・イーザウ『暁の円卓』第8巻「憤怒の歳月」も 談春のCD発売と同じく明日発売。 全9巻ということだから最後の追い込みに入っている。 20世紀の100年を生きる主人公に沿って 20世紀をふりかえってみるにはなかなかいいファンタジー。 最近おびただしいファンタジーものが多いなか、 おそらくもっとも骨太で内容の濃いファンタジーではないかと思う。 ■ソトコト8月号付録「楽園のハワイアン・ミュージック」と「雑穀ハンドブック」 ソトコトの8月号付録に、 日本人のハワイアン・ミュージックの第一人者らしい 山内雄喜さんによるハワイアン・ミュージックのCDが付録でついている。 ハワイアーナレーベルでリリースされている5タイトルから6曲を収録。 暑い夏のハワイアンでときにはこころをゆるやか〜にしてみるのもいいかも。 ついでに、別冊付録「チビコト」が特集「保存版・雑穀ハンドブック」。 我が家のごはんも、ずっと雑穀または/および黒米・赤米・発芽玄米たっぷり。 白米だけを食べるというのはまずなくなっている。 なによりおいしい。 その雑穀のミニハンドブックがこれ。 以前はそうでもなかったが、今や雑穀入りはあたりまえになりつつあるようだ。 ■coyoteNo.6 特集・植村直己 遅ればせながら、coyoteのNo.6の特集は植村直己「冒険の前に」。 植村夫人だった公子さんへのロング・インタビューが興味深い。 植村直己はすごく不器用で「トイレ棚さえ満足に作れない人だった」らしい。 結局、やりたいことがあれば、最初の能力は無関係ということだろう。 今できないということと、これからもできない、ということとは関係ない。 今考えることができないことと、これからも考えられないことも関係ない。 要は、自分がどうしたいかなのだ。 手先の不器用な哲学者はいない(シュタイナー)が、 であれば、訓練すればいいだけのことである。 ほぼ日の記事にあった宮大工・小川三夫さんの話でも、 そのことはよくわかる。 そしてすべては結果ではなくプロセスである。 でなければこうして生きているのは無意味ではないか。 というのが実感。 |
■「風日誌」メニューに戻る
■「風遊戯」メニューに戻る
■神秘学遊戯団ホームページに戻る