●型へ/からの展開(メモ)4 「型と守破離」 ・伝統的にいわれる「守破離」という言葉がある。 ・ある意味で「型」はそのうち「守」として位置づけることができるだろう。 ・「型」をしっかりと身につけるために「守」が必要であるが、 それを習得するだけではなく、それを「破」によって超えていかなければならない。 しかしただ「破」とするだけでは、真の創造とはいえない。 その守を破するということを「離」しなければならない。 そこにおいてはじめて「自由」が得られる。 ・と、このようにある意味で図式的に整理することができるだろうが、 おそらく「型」は単なる「守」を超えたものとしてとらえることもできる。 というか、「守」と「破」と「離」は段階的にとらえるだけではなく、 それらが相即しているものとしてもとらえることが重要になる。 「守」は「破」と「離」によって生かされ、 「破」は「離」と「守」によって生かされ、 「離」は「守」と「破」によって生かされている。 ・そういう意味で、「型」には、型へ向かう方向性と同時に、 「型」から展開していく方向性があり、 その二つのベクトルは逆の方向のように見えながら、 その実、超越的内在・内在的超越というように、 同じありかたの二つの表層的な現れにすぎないともいえる。 ・「型」からはじまり「型」へ向かう。 そのはじまりの「型」と獲得された「型」、 そしてそのプロセスにおいて創造される「型」がある。 その展開において、「型」は常なるプロセスとして創造的であり得る。 |
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