風のトポスノート542

 

型へ/からの展開(メモ)3
「形而下の世界における型の意味」


2005.3.25.

 

●型へ/からの展開(メモ)3 「.形而下の世界における型の意味」
 
・言語におけるソフトとしての「型」という考え方は、
 この形而下の世界における形而上的なものから持ち込まれた「型」の
 ひとつの例として見ることができるだろう。
 
・従って、言語以外のさまざまな形而下の世界においてにも、
 さまざまな「型」とそれを使った展開を見いだすことができるだろう。
 
・そのそもこの身体そのものがさまざまな「型」によって潜在的に動かされている。
 肉体=ハードを動かすさまざまな「型」があってはじめて、
 なにがしかの活動が可能になるといえる。
 
・従って、人が生まれつきさまざまな差異を持つというのは、
 ハードとしての肉体の差異と同時に、
 それを動かすソフトとしての「型」の差異でもあるということがいえる。
 
・しかし重要なのは、その「型」を見いだすことであると同時に、
 その「型」を使って活動するものとその展開を見いだすことであろう。
 
・人は「型」を必要とするが、それは「型」そのものを目的とするのではなく、
 その「型」を使ってどうするかということなのである。
 


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