*** 2018年6月24日 6月の花々と夕焼け ***

1.アジサイ1 2.アジサイ2 3.ネムノキ1 4.ネムノキ2 5.ネムノキ3 6.ネムノキ4 7.赤色のバラ1 8.赤色のバラ2 9.八重咲の
クチナシ1
10.八重咲の
クチナシ2
11.濃赤色のバラ1 12.濃赤色のバラ2 13.ガクアジサイ1 14.ガクアジサイ2 15.ガクアジサイ3 16.ガクアジサイ4 17.ガクアジサイ5 18.くわくわ森 19.ホタルブクロ 20.キキョウ1
21.キキョウ2 22.ウズアジサイ 23.コオニユリ1 24.コオニユリ2 25.ハタザオ
キキョウ1
26.ハタザオ
キキョウ2
27.ヤブミョウガ1 28.ヤブミョウガ2 29.竹林 30.ナデシコ
31.カワミドリ 32.カワミドリと
クマンバチ1
33.カワミドリと
クマンバチ2
34.カワミドリと
クマンバチ3
35.カワミドリと
クマンバチ4
36.カワミドリと
クマンバチ5
37.八重咲の
ムクゲ
38.ネムノキ5 39.ネムノキ6 40.ネムノキ7
41.ネムノキ8 42.ネムノキ9 43.ネムノキ10 44.アジサイ3 45.アジサイ4 46.アジサイ5 47.富士山1&
丹沢1
48.富士山2 49.富士山3 50.大山1
51.塔ノ岳,丹沢山,
蛭ヶ岳1
52.黍殻山1
(きびがらやま)
53.丹沢2 54.丹沢3 55.東丹沢の夕焼け 56.富士山4 57.大山2 58.丹沢山,蛭ヶ岳2 59.丹沢三峰 60.黍殻山2
(きびがらやま)

 6月24日(日)、久々の好天に恵まれたので、6月の花々を求めて自宅周辺を散策する。ただ今回は、術後の治療効果を確認するのが主目的であり、撮影は二の次となる。思えば、2006年10月初旬の深夜、単身赴任先の室蘭で心筋梗塞を発症して以来、治療/体調管理に努めてきたが、ここにきて、異変に気付いたためである。つまり、ウォーキングを初めて20〜30分経つと、左奥歯が痛むようになったので、先月末に検査入院してカテーテル検査を受けたとろろ、病名は”労作性(ろうさせい)狭心症”で、心臓左冠動脈三カ所に狭窄が見られ、内一カ所は完全に閉塞していることが判明した。よって、この閉塞箇所に、もう一本ステント(金属製の金網状の輪)を挿入し、左心筋への血流量回復を試みることとなった。なお、本来なら心臓回りが痛むのが自然であるが、その周辺の肩/腕/歯/胃辺りが痛む場合も珍しくなく、これを医学用語で"関連痛"或いは"放散痛"と呼ばれ、時として診断を間違え、手遅れになる場合があるようである。最近では、胃痛を訴えた俳優・大杉漣さんの例が挙げられる。
 13:16、"メモリアルグリーン(以下霊園)"北側入口まで来ると、その手前には薄青色の”アジサイ”が開花している。この時期になると、多くの観光客がこの群落を求めて、鎌倉明月院他を訪れるが、霊園の一角にひっそりと咲く姿も、中々味わい深いものである。霊園の門を潜ると、多くの花芽を付けた"ネムノキ"が現れる。ふと、ハワイオアフ島のカピオラニ公園でよく見かけた"モンキーポッド"が思い浮かんだので、改めてWikipediaでチェックしてみると、同じマメ科で、花の形だけでなく、朝夕開閉する葉の特徴まで似ていることが分かる。ただ、繁殖力に大差があり、"モンキーポッド゛は巾50m/高さ25mにも及ぶ大木になり、”日立のCM”でも有名になったとか。話が横道にそれてしまったが、霊園に戻り、バラの花を撮りつつここを抜けると、"クチナシ"の甘い香りが漂ってくる。近寄ってみると、八重咲で、先月咲いていた一重のクチナシより一回り大きく、香りも強いようである。近くの家族連れも、この花に顔を近付け、甘い香りを楽しんでいる。ここから"くわくわ森"に向かう。
 13:42、”くわくわ森"入口に到着すると、その手前に”ガクアジサイ”が花開いている。花自体は、通常のアジサイより少なく、"ガクブチ"のように周辺を縁取るのみであるが、却って花が目立ち、色も鮮やかである。階段を下り、隣の”天王森泉公園”に入ると、花弁が窪んだ”ウズアジサイ”が目に留まる。”四季の山野草”によると、『アジサイの変種で、装飾花の縁が丸まってスプーン状になり、渦を巻くように見える。ウイルスによって変異したものを、江戸時代に園芸種として育てたそうです。園芸ではオタフクアジサイとして流通している。』とある。ウイルスは、病気を引き起こすだけでなく、遺伝子にも影響を与えるのは、動植物共通のようである。園内の花壇の花々を撮り終え、ベンチで休んでいると、羽音がしたので振り向くと、大型のクマンバチが、"カワミドリ”の周りを飛び交っている。この蜂は、一見獰猛に見えるが、実際は人を刺すことは無いようなので、近場から蜜を吸う姿を順次追うことにする。ここから、”境川遊水地公園”のグランドに向かい、本日の主目的を果たすことにする。
 14:25、遊水池公園北側グランドに到着する。ここには、サッカー場やテニスコートがあり、休日には多くの人々が訪れるが、現在は芝生養生のため、サッカー場が閉鎖されている関係で、ひっそりしている。一周約1qの周回路には、”ネムノキ”や”ムクゲ”の花が、彩りを添えており、ここを三周することで、治療効果が確認できる。つまり、時速6q程度の速足で約30分歩いて歯痛が発生しなければ、心筋への血流量が十分確保され、”労作性狭心症”の発作が起きなかった証明となる。結局、歯痛は起こらず、カテーテル手術の効果が確認されたことになる。改めて、お世話になったS病院循環器内科のE先生,I先生,看護師,薬剤師の皆様方に感謝しつつ、家路を急ぐ。
 19:16、夕食を終え自分の部屋に戻ると、窓のカーテンが赤く染まっている。窓を開けると、西の空に富士山と丹沢連山がくっきりと浮き上がり、正に息を呑むような光景が広がっている。そこで急遽ポケデジを取り出し、この見事な夕焼けを順次記録する。10分程経ったであろうか、満ち足りた気分で撮影を終える。

★活動量計データ(上り階段数:210,早歩き歩数:14,193,総歩数:17,195,歩行距離:13.5km,活動カロリー:968kcal,一日総消費カロリー:2,706kcal,脂肪燃焼量:52.1g)

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