*** 2011年12月13日 東工大・大岡山キャンパスの紅葉/黄葉 ***

1.銀杏の黄葉1 2.銀杏の黄葉2 3.銀杏の黄葉3 4.銀杏の黄葉4 5.銀杏の黄葉5 6.銀杏の黄葉6 7.銀杏の黄葉7 8.銀杏の黄葉8
9.椛(カエデ)の紅葉1 10.椛の紅葉2 11.椛の紅葉3 12.椛の紅葉4 13.椛の紅葉5 14.椛の紅葉6 15.椛の紅葉7 16.椛の紅葉8
17.椛の紅葉9 18.椛の紅葉10 19.椛の紅葉11 20.椛の紅葉12 21.椛の紅葉13 22.椛の紅葉14 23.椛の紅葉15 24.椛の紅葉16
25.ミズキの黄葉1 26.ミズキの黄葉2 27.ミズキの黄葉3 28.ミズキの黄葉4 29.椛の紅葉17 30.椛の紅葉18 31.椛の紅葉19 32.椛の紅葉20

 ここ数日、東工大・大岡山キャンパス内の銀杏が色付き、"カメラ女子"がこの光景を激写する場面が、少なからず見られたので、私も負けじとこの絶景を写真に収めることにする。たが、通勤ラッシュのことを考えると、常用の一眼レフデジカメを持参するには、幾許かの困難さを伴うので、不本意ながら、ポケデジ(CANON IXY 920IS)で、間に合わせることにする。
 12月13日(火)9:40、正門をくぐると、石川台地区に通じる道路の先が、朝日を浴びて黄金色に輝いている。ここから、研究室のある石川台地区に向かいつつ、順次印象的な銀杏を撮影する。それにしても、何とも見事な光景であろうか。先日の台風15号の被害で、自宅横浜周辺の銀杏は、葉の先が枯れ、無残な姿を晒していたが、本キャンパスのそれは、何故かダメッジを受けた様子もなく、形の整った落葉が地面を覆っている。所で、銀杏をロゴマークに使っている大学は、東大を筆頭に、阪大,大阪府立大,熊本大と続き、キャンパスになじむ樹木であると言える。一方、東工大の約40本もの銀杏は、何千羽もの"ワカケホンセイインコ"の塒になっており、夕暮時ともなると、その騒音と糞害に悩まされることになる。Wikipediaによると、この鳥は、元来はスリランカ周辺に生息しているが、ペットとし
て輸入されたものが、飼主の不始末のせいで野生化し、都内で繁殖したとか。なお、この鳥の生態については、東工大・生命理工学部幸島研究室のWEBに詳述されている。ただ、私が見たところ、この"困り者"の中には、"ホンセイインコ属"以外に、"ヒヨドリ"も少なからず混っている模様で、こちらは"プラタナス"を定宿にしているようである。この鳥は、全国各地で見られるが、冬場に北海道の餌が少なくなると、津軽海峡を越えて、本州に渡って来るとか。従って、冬季は"ヒヨドリ"による糞害が増えることとなる。東工大HPによると、大岡山キャンパス内には、74種類もの樹木が植わっているとか。これが、多くの鳥類や人間様の憩いの場となっているのは、事実であろう。
 昼食後、散歩を兼ねて緑が丘地区に向かう。東急目黒線に架かる陸橋を渡り、線路に沿って坂道を下って行くと、右手に通称"ひょうたん池"が現れる。この周辺では、見頃となった椛が数本確認できる。早速、真赤に色付いた椛を試写し、画像を再生してみると、真赤が赤橙色に変化し、コントラストも若干低下してしまっている。やはり、無理してでも、一眼レフデジカメを持ってくるべきであったと悔やまれるが、"後悔先に立たず"である。ここは、記憶を元に、画像ソフトを使って補正するしかあるまい。所で、最近"ミラーレス一眼レフ"が話題を集めているが、軽くて持ち運びに便利であるものの、マニュアル撮影を多用する私にとっては、瞬時にピントやバックのぼけを確認できない点で、無用の長物に思える。今回の撮影の反省も踏まえて、それなりの写真を撮るには、安易な手段を選ぶべきではないと言うことであろう。椛を撮り終え、研究室に戻ろうとしたところ、艶やかな黄葉が目に留まる。逆光に映える黄金色が何とも見事である。ふと、道南の山々で良く見かけた"ダケカンバ"や"カツラ"を思い出す。だが、場所柄、北の大地の標高千メートル地帯に繁茂する、"ダケカンバ"でないのは確かであろう。何れにしても、別途名前を調べることにして、ここから石川台に戻る。

《後日談》Aさんからもコメントがあったが、不明の黄葉については、後日"ミズキ"と判明した。なお、"ミズキ"は、北海道でも自生しているようである。 

戻る