*** 2010年11月27日 鎌倉 円覚寺の紅葉 ***

1.大混雑の
円覚寺総門前
2.カエデ1
(円覚寺総門前)
3.カエデ2
(円覚寺総門前)
4.カエデ3
(円覚寺総門前)
5.カエデ4
(円覚寺総門前)
6.カエデ5
(円覚寺総門前)
7.手作り地蔵1 8.手作り地蔵2
9.居士林 10.カエデ6
(居士林周辺)
11.カエデ7
(居士林周辺)
12.カエデ8
(居士林周辺)
13.三門1
(龍隠庵)
14.カエデ9
(龍隠庵)
15.仏殿
(龍隠庵)
16.龍隠庵中庭
17.ノコンギク
(龍隠庵)
18.カエデ10
(龍隠庵)
19.カエデ11
(龍隠庵)
20.カエデ12
(龍隠庵)
21.カエデ13
(居士林裏)
22.カエデ14
(居士林裏)
23.ハゼ1
(居士林裏)
24.ハゼ2
(居士林裏)
25.カエデ15
(居士林周辺)
26.カエデ16
(居士林周辺)
27.カエデ17
(居士林周辺)
28.カエデ18
(居士林周辺)
29.カエデ19
(寿徳庵)
30.カエデ20
(妙香池周辺)
31.カエデ21
(妙香池周辺)
32.カエデ22
(妙香池周辺)
33.カエデ23
(妙香池周辺)
34.カエデ24
(舎利殿周辺)
35.カエデ25
(舎利殿周辺)
36.カエデ26
(舎利殿周辺)
37.カワセミ1
(妙香池)
38.カワセミ2
(妙香池)
39.カワセミ3
(妙香池)
40.カワセミ4
(妙香池)
41.カワセミ5
(妙香池)
42.カワセミ6
(妙香池)
43.カワセミ7
(妙香池)
44.カワセミ8
(妙香池)
45.カエデ27
(妙香池周辺)
46.カエデ28
(妙香池周辺)
47.カエデ29
(妙香池周辺)
48.カエデ30
(妙香池周辺)
49.カエデ31
(妙香池周辺)
50.カエデ32
(佛日庵)
51.カエデ33
(佛日庵)
52.カエデ34
(佛日庵)
53.紫式部1
(黄梅院)
54.紫式部2
(黄梅院)
55.木彫りの観音像
(黄梅院)
56.観光客で賑わう
参道1(佛日庵周辺)
57.カエデ35
(心字池)
58.カエデ36
(心字池)
59.カエデ37
(正伝庵)
60.カエデ38
(正伝庵)
61.カエデ39
(正伝庵)
62.カエデとイチョウ
(正伝庵)
63.イチョウ1
(正伝庵)
64.イチョウ2
(正伝庵)
65.石段
(正伝庵)
66.観光客で賑わう
参道2(正伝庵周辺)
67.シコンノボタン1 68.シコンノボタン2 69.カエデ40
(宗務本所)
70.ヒメツルソバ1 71.ヒメツルソバ2 72.三門2
73.カエデ41
(総門)
74.カエデ42
(総門)
75.カエデ43
(総門)
76.カエデ44
(総門)
77.カエデ45
(総門)
78.カエデ46
(総門)
79.カエデ47
(総門)
80.カエデ48
(総門)

 11月27日(土)、絶好の行楽日和となったので、カメラ/レンズ一式をザックに詰め込み、紅葉撮影に出かける。今春まで、北の大地に赴任していた関係で、紅葉の最盛期に鎌倉を訪問するのは、何と9年ぶりである。ザックを肩にかけ、バス停に向かっていると、髭をそらずに家を出てきたのに気がつく。それでも、まさか知合いに会うことはなかろうと、そのまま加奈中バスに乗り込む。
 10:17、JR北鎌倉駅で下車すると、その先が人でごった返している。これまで見たこともない混雑ぶりである。人をかき分け、円覚寺総門前までくると、何と入場制限をしており、多くの観光客が、石段上で今や遅しと開門を待っている。門前では、色艶やかなモミジが風に揺れており、境内のそれは、さぞかし見事であろう。気は焦るものの、門前の列は長くなる一方なので、早々に周辺の紅葉を撮り終え、別のルートから境内に入る。総門から黄梅院に至る大通りは、正に人の洪水で、各所で渋滞が生じている。何とか居士林まで辿り着くと、色とりどりのモミジが、この門を傘のように覆っている。だが、居士林をバックに紅葉を狙うと、人の後頭部が画面の大半を占め、何とも締まらない写真になってしまう。そこで、居士林の裏側に回って、この光景を逆光で撮影する。陽光に映える色とりどりのモミジが、何とも見事である。ただ、この先も大混雑しているので、暫し人混みを避け、居士林の裏道を抜けて、"龍隠庵"に向かう。普段は、人が殆ど近づかないこの庵でも、観光客が三々五々探訪している。10数分程度、ここで粘ったであろうか。大通りに戻り、"寿徳庵"まで来ると、"カメラ女子"ならぬ"カメラ・・・"が、絶好の位置を占拠しつつ、大声で仲間と話しこんでいる。暫く傍で待っていたが、中々場所を譲ろうとしないので、諦めて次の場所に移動する。それにしても、若手や中高年の女性写真マニアが増えたものである。また、男女に拘わらず、庭内で堂々と三脚を立てて撮影する輩も、少なからず見受けられる。このままでは、庭園の破壊が進む一方なので、境内では三脚の全面禁止処置を取るべきではなかろうか。また、ぶれていない写真を撮りたいなら、マニアたるもの、足腰を鍛え、ブレ補正付レンズを使用する等、三脚に頼らない撮影を、心掛けるべきであろう。"妙香池"まで来ると、ここでも多くの観光客が、周辺を取り囲んでいる。大通り側には、人垣まで出来ており、何かを狙っている風でもある。そこで、池の脇の高台から、舎利殿前の見事な紅葉を狙うことにする。絶好の場所を確保しつつ、この紅葉にレンズを向けていると、隣の方から、"そのレンズなら写せそうですね"と、声をかけられる。聞けば、何と"カワセミ"が、池の鎌倉石の上に留まっているとか。どうやら、先程の人垣は、"カワセミ"を狙っていたマニア達のようである。私も、早速標準ズームで狙うが、点にしか写らない。そこで、急いでザックから超望遠(420mm)を取りだし、この優美な姿を物にする。更に、正面に回って、その愛らしき仕草を、数十枚連写する。改めて、"カワセミ"の画像をチェックしてみると、頭部は鱗模様の艶やかな青,長い嘴の下側は真っ赤,その襟元は蝶ネクタイのような白い羽毛等、実にカラフル且つ優美な姿をしている。"Wikipedia"によると、嘴の下が赤いのは、雌の特徴とか。鳥類で、こんなに派手な色彩の雌は、珍しいのではなかろうか。何か得をしたような気分で、足取りも軽く、奥の院に向かう。白壁に枝垂れかかる紅葉も、何故か新鮮に映る。黄梅院まで辿り着くと、奥の聖観音堂前にも、長い行列ができている。ここでは、紅葉は見られないので、代わりに"紫式部"を撮影して、この場を立ち去る。階段を下っていると、前を行くカップルが、"久しぶり"と行き交う人と挨拶している。他にも、"中学以来ね!、・・・"との声も聞こえてくる。正に"シンクロニシティー"の典型であろうが、本日の私には無縁のような気がする。ここから、新たな被写体を求めつつ、元来た坂道を下る。総門を出ると、色付き始めた紅葉が、日の光に透けて見える。真っ赤な紅葉も良いが、淡いピンクも中々趣がある。周辺からも、ここの紅葉が一番との声が聞こえてくる。ここから、嘗ての尼寺"東慶寺"に向かう。

戻る