*** 2008年10月26日〜 中国・鎮江/上海 ***

No.1〜3:10月26日
No.4〜14:10月27日
No.15〜30:10月28日
No.31〜40:10月30日

1.果物屋
(上海浦東地区)
2.ホテル近くの通り
(上海浦東地区)
3.伊藤先生と
(中華レストラン
にて)
4.上海国際会議場と
テレビ塔1
(浦東地区)
5.上海国際会議場と
テレビ塔2
(浦東地区)
6.甘粛省からの
チベット族僧侶
(明珠公園にて)
7.黄浦江上流側
(明珠公園より)
8.外灘地区の夕暮れ1
(明珠公園より)
9.上海海関1
(明珠公園より)
10.上海海関2
(明珠公園より)
11.黄浦江を下る
家方観光船
(明珠公園より)
12.連凧1
(明珠公園にて)
13.連凧2
(明珠公園にて)
14.明珠公園の夕暮れ 15.伊藤先生
&I.Kさん
(江蘇大学
レストラン)
16.??の鳥料理
(江蘇大学
レストラン)
17.??の肉料理
(江蘇大学
レストラン)
18.I.Kさん
&伊藤先生
&Cさん1
(江蘇大学
キャンパス)
19.スモッグに霞む
長江1
(江蘇大学
本館屋上より)
20.スモッグに霞む
長江2
(江蘇大学
本館屋上より)
21.I.Kさん&Cさん
(江蘇大学
キャンパスにて)
22.I.Kさん
&伊藤先生
&Cさん2
(江蘇大学
キャンパスにて)
23.I.Kさん
&Cさんと
(江蘇大学
キャンパスにて)
24.江蘇大学体育館
(江蘇大学
キャンパスにて)
25.キョウチクトウ
の花
(江蘇大学
キャンパスにて)
26.白い花
(江蘇大学
キャンパスにて)
27.運河
(江蘇大学
キャンパスにて)
28.江蘇大学近くの
果物屋
29.伊藤先生
&I.Kさん
(江蘇大学近くの
露天商)
30.新幹線和諧号
(鎮江駅)
31.スモッグに霞む
アパート群1
(浦東地区)
32.スモッグに霞む
アパート群2
(浦東地区)
33.雨の通勤?
(上海市内)
34.Steyr製
トラック?
(上海市内)
35.明石大橋
(NH920便より)
36.神戸空港
(NH920便より)
37.関西空港
(NH920便より)
38.セントレア空港
(NH920便より)
39.房総半島の
夕暮れ1
(NH920便より)
40.房総半島の
夕暮れ2
(NH920便より)

 10月26日(日)〜30日(木)にかけて、中国に出張する。今回は、上海にて開催される国際学会Internoise2008にて、論文を発表するのが目的だが、偶然、タイ・チェンマイ大客員教授の伊藤先生(三重大名誉教授)から連絡が入り、何と同時期、チェンマイから上海近郊の鎮江市に出張されるとのことである。所で、伊藤先生は、私の学生時代の事実上の恩師にあたり、以来約40年の長きに渡って、ご指導を賜っている。そこで、先生のご尽力で、約2年ぶりに上海で再会を果たすと共に、鎮江市の名門・江蘇大学訪問が実現することになった。
所で、私自身海外出張のたびに、不思議な出会い(シンクロニシティ)に遭遇するが、今回は最初からそれが用意されていたようなものである。更に、江蘇大学を訪問する際にも、楽しい出会いが待ち受けていた。それについては、本文の中で紹介したい。
 10月26日(日)7:20、ホテルの連絡バスにて、成田空港第一ターミナルに向かう。2006年6月にリニューアルしたこのターミナル、以来利用するのは4度目であるが、出国に時間を要せず、中々快適である。ただ、ネクタイとタイピンを忘れたため、急遽免税店を探し回る羽目になる。だが、最近はタイピンを付ける人が減ったせいか、どの店にも置いていない。結局、"フェラガモ"で、やっと一個見つけたが、何とも高価な買い物に、なってしまった。
 9:40定刻、NH0920便は成田を離れる。晴天なら、約20分で富士山が姿を現すのだが、本日は残念ながら雲海の下である。撮影を諦め、学会のプレゼン資料作成に取り掛かる。この季節、中国大都市ではスモッグが発生し、着陸不可となることもあるが、当機は定刻通り、上海浦東空港に着陸する。入国審査場は長蛇の列で、通過に時間を要したが、出口には伊藤先生と江蘇大の学生が出迎えてくださる。所で、伊藤先生にお会いするのは、2年前の室蘭以来だが、先生はその後もタイ/中国の大学を中心に、精力的に活動されている。簡単にご挨拶したあと、タクシーにて、学会会場近くのホテルに向かう。その後、近くの中華レストランにて、遅い昼食を取る。四川風麻婆豆腐は、山椒が効いて中々の美味である。明後日の再会を約束して、お別れする。
 10月27日(月)夕刻、学会から戻り、ホテルの部屋でプレゼン資料を作成していると、明日鎮江までご案内頂く方から電話が入る。癖の無い綺麗な日本語を喋る方で、先ずは一安心である。明朝6:45、ロビー前で待ち合わせることにして、早めに就寝する。
 10月28日(火)、早朝目覚めたが、睡眠不足のせいか偏頭痛がする。それでも、本日は盛りだくさんなイベントが待ち受けているので、気を奮立たせて飛び起きる。ロビーに下りると、既に本日ご一緒して頂く方は、待っておられる。笑顔が爽やかな方である。タクシーで上海駅に向かう途中、改めて名前を伺うと、I.Kさんとのこと。どこかで聞き覚えのある名前である。それもそのはず、以前の大学で、私の秘書をして頂いていたR.Kさんと、何と同名である。漢字で、"毅"と書き、嘗てR.Kさんが、"男性みたいな名前なので嫌だ"と言っていたのを思い出す。即ち、女性に付けられるのは、極めて稀な名前のようである。また、I.Kさんと四方山話をしていると、ふとR.Kさんと談笑しているような錯覚に陥る。そこで、改めて出身地を伺うと、何と同じ青海省とのこと。稀な名前と、出身地まで一致するとは、何という奇遇であろうか。一致する確率を、改めて計算するまでもないが、正に天文学的数値になるのは、間違いない。
 上海から2時間弱で、新幹線"和諧号"は鎮江駅に滑り込む。鎮江は、長江下流に発達した都市で、三国時代には呉の"孫権"が一時、ここを都と定めたそうである。時間が有れば、三国志の遺跡を写真に収めたい所であるが、本日は観光する余裕が全く無く、残念至極である。その後、江蘇大学にて伊藤先生と再会し、一緒に、同大との国際交流に関する打合せに臨む。約2時間に渡った会議は、伊藤先生のお陰で、友好裏に終了する。その後、関係者で昼食と相成るが、これまで食べたことがない料理が、次々と運ばれてくる。WEBに掲載した??の食材に関しては、ご想像に任せるが、伊藤先生は平気で平らげていらっしゃる。先生の勇気に敬服するばかりである。その後、自動車並びに材料関係の研究設備を見学させて頂いたあと、大学を後にする。帰路、新幹線・"和諧号"の車中で、四方山話をする中で、I.Kさんの母校訪問の話が持ち上がる。結局、同校の校長に、彼女から可能性を探って頂くことにして、23:30頃お別れする。大変、お疲れ様でした。
 10月29日(水)、愈々論文発表の日である。ただ、発表の練習を全然していなかったため、午前中はホテルの部屋で、発表原稿作成に取り掛かる。昼前に何とか書き上げ、大会会場に向かう。13:00前に発表会場に入ると、何と正副の司会者を含めて、数人しかいない。
最終日のせいか、人気が無いセッションなのか、理由は不明だが、いずれにしても寂しい限りである。それでも、最後から2番目の私の番になると、30人程度集まってくる。英語による発表自体は、ネイティブには比べようもないが、原稿を見ることなく無事終了する。
また、質疑応答の時間では、何処かの教授と思しき方から、本質を突いた鋭い質問が2件寄せられ、何とか英語で返答する。専門分野の話なので、内容は省略するが、この時頂いた貴重なご意見は、続く研究プロジェクトで、鋭意検証して行きたい。
 今回も、何時もの海外出張と同じく、不思議な出会いを体験する旅であった。また、論文発表でも、ネイティブの先生方から、貴重なご意見を頂戴し、私自身大変勉強になった。改めて、お世話になった伊藤先生/I.Kさんに、御礼を申し上げると共に、再会を願って筆を置く。

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