*** 2007年10月7日 羊蹄山の秋 ***

1.羊蹄山1
(真狩村ユリ畑)
2.羊蹄山2
(真狩村ユリ畑)
3.羊蹄山3
(真狩村ユリ畑)
4.パークゴルフ場
(羊蹄山自然公園)
5.ツタウルシ1
6.ツタウルシ2 7.ツタウルシ3 8.ツタウルシ4 9.南こぶ展望台
への道
10.ツタウルシの落葉
11.色付き始めた
ツタウルシ1
12.色付き始めた
ツタウルシ2
13.色付き始めた
ツタウルシ3
14.色付き始めた
ツタウルシ4
15.見頃の
ツタウルシ1
16.見頃の
ツタウルシ2
17.見頃の
ツタウルシ3
18.見頃の
ツタウルシ4
19.ツリバナの実 20.ホオの黄葉
21.羊蹄山4
(南コブ展望台)
22.羊蹄山5
(南コブ展望台)
23.羊蹄山麓の紅葉
(南コブ展望台)
24.羊蹄山自然公園
(南コブ展望台)
25.有珠山&
洞爺湖方面
(南コブ展望台)
26.ガマズミの実
(南コブ展望台)
27.イワツツジ?1
(南コブ展望台)
28.イワツツジ?2
(南コブ展望台)
29.夕暮れの羊蹄山1
(羊蹄山自然公園)
30.夕暮れの羊蹄山2
(羊蹄山自然公園)
31.夕暮れの羊蹄山3
(羊蹄山自然公園)
32.イロハモミジ1
(羊蹄山自然公園)
33.イロハモミジ2
(羊蹄山自然公園)
34.イロハモミジ3
(羊蹄山自然公園)
35.イロハモミジ4
(羊蹄山自然公園)

 10月6日からの3連休の初日、天候に恵まれたので、紅葉を求めて羊蹄山に出かける。今年はこれで4度目であるが、訪れる度に新しい発見がある、中々魅力的な山である。
 正午過ぎ、急に思い立って、愛機と望遠レンズをザックに詰め込み、羊蹄山麓の"真狩村"に向かう。ナビの表示では80キロ弱、約1時間半の行程である。途中道草したせいで、真狩村に着いた時点で既に14時を回っていたが、来た甲斐あって、羊蹄山は惜しげもなく、その雄姿を見せている。更に畑作地帯を進むと、何やら収穫中の景色が目に留まる。ここで道草して、この光景を写真に収めることにする。ただ、作業の邪魔になると悪いので、遠方からの撮影に留めおく。そのうち、農家の方が作業を中断して、近づいてこられたので、一言二言話をする。その中で、最初馬鈴薯と思ったのが、"ユリネ"と判かる。改めて見てみると、丸い塊ではあるが、鱗片が確認できる。我ながら馬鹿な質問をしたものである。トラクタに近づくと、ラジエタグリルのネームプレートには、"MF"(Massey Ferguson製)とあり、何と高価な"外車"であることが判かる。"ビート"他も栽培されており、広大な畑を耕すには、"クボタ","イセキ"等の国産品では、間に合わないのであろう。
 結局、14時40分頃に、やっと羊蹄山自然公園に到着する。ここで、"ツタウルシ"の紅葉を求めて、脇道に分け入る。薄暗い山道には、崩落を防ぐためか、延々と砕石が敷き詰めてあり、その隙間に足を取られそうである。従って、隙間を避けつつ、踏石を飛ぶように、南コブ展望台へと向かう。展望台直下まで来ると、木々の間から、真赤な"ツタウルシ"が垣間見れる。更に接近し、じっくりと腰をすえて、この光景を撮影する。急坂を登りきり、ふと振り返ると、色付き始めた"ツタウルシ"が、逆光の中で浮き上って見える。艶やかな赤も良いが、淡い色合いのものも中々趣がある。結局、"行き交う旅人"も無く、南コブ展望台に辿り着く。狭い展望台には、真っ赤な"ガマズミ"の実や、"イワツツジ"と思しき紅葉が点在する。一方、望遠レンズに切り替えると、迫力満点のガレ場が眼前に迫る。2005年9月後半に、大山氏と訪れた際には、緑のハイマツ帯に"紅葉"が確認できたが、今は全体が"ダケカンバの黄葉"に、覆われている。そうこうする内に、16時を過ぎ体も冷えてきたので、元来た道を急いで下る。
 約1時間で、羊蹄山自然公園に辿り着いたが、日は既に傾きかけ、撮影にはすこぶる不利な条件である。この中で、最後に公園内の"イロハモミジ"を狙う。数十枚撮影した後、早速液晶モニターを拡大して、手振れをチェックする。幸運にも、1/13秒の超スローシャッターでも、何とか鑑賞に耐える写真が数枚存在する。何とも頼りになるレンズ(CANON EF300mm F4L IS USM )である。やや満ち足りた気分で、夕闇迫る公園を後にする。

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