*** 2003年7月3日 中国・ハルピン ***

1.Harbin1 2.Harbin2 3.Harbin main
street
4.Center of
Harbin1
(Russian house)
5.Center of
Harbin2
6.Center of
Harbin3
7.Center of
Harbin4
(Russian House)
8.東方餃子店 9.黒龍江省
教育庁1
10.黒龍江省
教育庁2
11.female police
officer
12.Russian
church1
13.Russian
church2
14.Russian
church3
15.party with
Heilongjiang
Univ.
16.crubeen
(豚足)
17.nightscape1 18.nightscape2


  7月2日(水)、本学への博士課程留学候補者面接試験他の目的で、O先生と共に半年振りにハルピンに出
かける。今回は、中国のSARS問題が完全に沈静化していないこともあって、北京を経由しないハルピン−
新潟間直行便を利用する。この便は、ロシアのハバロフスク上空を経て、ハルピンに至る最短コースを飛
行するが、高知から新潟までは国内便を二度乗り継ぐため計7時間程かかる。ハルピン空港に到着すると、
入国検査場手前で長い行列ができている。その先端では、係官が赤外線装置で旅行者の体温を計測してい
るが、段取りが悪く遅々として進まない。苛々して待っていると、搭乗員や一部の乗客がもう一方のゲー
トを問診だけで通過して行く。彼等とて同じ条件のはずなのに、実にいい加減な検査体制である。結局30
分以上もかかってやっと入国する。所で、今回のハルピンは僅か2日の滞在であり、且つスケジュールが
立て込んでいた関係で、移動中に垣間見た街中の印象他について簡単に記す。
 ハルピンは発展し続ける東北部最大の都市であり、街の彼方此方には建築中の高層ビルが見られる。
中心部のロータリーでは、凛々しい婦人警官が交通整理をしている。余りにもスタイルが決まっている
ので、ズームの望遠側(216mm相当)で撮影する。所が、この交通整理が本当に役に立っているか甚だ疑問
である。なぜなら信号無視は当たり前で、通行人と車の運転手との微妙な駆け引きで、お互いに衝突を
避けている。ただ駆け引きの出来ない我々は、交差点を渡る際は命がけである。一方街中には旧ソ連時代
の名残か、ロシア風建築やレストランも散在する。ハルピン工業大学(中国超重点大学の一つ)の先生方か
ら、この一角のロシアンレストランに招待される。ボルシチやサラダが中々美味である。
 午後、黒竜江省教育庁にて来年度の留学生招聘の打ち合わせを行った後、黒竜江大学の諸先生方との
会食に向かう。O先生はハルピン出張は初めてで、名所見物無しでは気の毒なので、途中回り道をしてロシ
ア教会に向かう。文革の影響で、教会中の祭壇は全て取り去られ味も素っ気もないので、建物を一周して
次の中華レストラン会場に向かう。此処では、50度を越す地酒と共に私が大の苦手とする海鼠,豚足,鶏
足等の高級料理が出る。グルメ通のO先生は乾杯を繰り返し、十二分にこれらの高級料理会食を楽しんで
おられる。朝が早いので、記念撮影後早めにホテルに戻る。
 今回は留学生の面接試験のため、7月2日から4日にかけて初夏のハルピンを訪問した。分刻みの強行ス
ケジュールであったが、ハルピン工業大学,黒龍江省教育庁,黒竜江大学の絶大な御協力のお陰で、有意
義な2日間を過すことが出来た。機会があれば、今年中にハルピンを再訪したい。
《7月4日新潟空港での一幕:伊丹への便に乗るため待合室に入った所、NHKの記者が乗客にインタビュー
するため、まるで獲物を探すような目付きで、うろうろしているのが目に留まる。捉まって堪らないので、
一番奥の隅に腰掛けていたところ、先ずO先生が餌食になる。止せば良いのに、O先生が記者に私にも質問
するように勧める。一寸怪訝な顔をしながら、私にマイク,カメラ,照明を向けてくる。"新潟空港はハル
ピンを結ぶ貴重な存在云々"の話をすると、ニコニコした顔付きで礼を言って去って行く。多分我々のイン
タビューが翌日のローカルニュースで放映されたことと思う。》

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