*** 2003年3月29日 丹沢 大山 ***

1.大山 2.大山
(阿夫利神社)
3.三ノ塔
(ヤビツから
の合流点)
4.三ノ塔
(ヤビツから
の合流点)
5.丹沢連峰1
6.丹沢連峰2 7.丹沢山頂 8.塔ノ岳山頂 9.丹沢連峰
(大山山頂)
10.大山をバックに


 帰省時の3月29日(土)に、I氏と共に表丹沢の信仰の山"大山"(1252m)に挑戦する。彼との登山は、四国三嶺
(1893m)以来約10ヶ月ぶりである。今回は、私が登山を5ヶ月程御無沙汰していることを考慮して頂き、彼の
日頃のトレーニングコースをスローペースで登る事にする。但し標高差約1000mと、私にとっては久々のハー
ドな登山である。
 小田急伊勢原駅で合流し、神奈中バスで大山ケーブル駅に向う。ケーブル駅手前の階段の両脇には、多く
の土産物屋が並んでいるが、休日にも拘らず閑散としている。人事ながら、これでやって行けるのか心配に
なる。バス停から20分程で大山ケーブル駅に到着する。ここで、ケーブルの誘惑を振り切って、駅の左脇を
抜けて女坂に入る。女坂とは言え日頃の鍛錬を怠った体にとっては結構応える。ここで艶やかな躑躅でも咲
いていると、元気倍増なのだが。
 略中間点の阿夫利神社を過ぎ、ヤビツ峠からの登山道との合流点に向う。このからヤビツ峠側に少し戻っ
た所に、丹沢山系全体が見渡せる絶好の撮影ポイントが有る。本日は、春霞がかかっているものの、三ノ塔
(1205.2m)から塔ノ岳(1491m)にかけての雄大な稜線が望める。三ノ塔を300mm望遠で狙うと、崩落防止の柵が
幾重にも設けられているのが確認できる。石川達三の名著"傷だらけの山河"ならね"傷だらけの丹沢"である。
右手には薄っすらと残雪を頂く丹沢山(1567m)、左手奥には不動ノ峰(1614m)が望める。過去何回か、喘ぎな
がら登った思い出多きルートである。
 合流点に戻り、ここから大山山頂を目指す。スローペースのせいで、4時間強もかかって山頂に到達する。
所で、2000年夏にヤビツ峠から初めて大山に登った際は、山頂で大鹿に遭遇したが、今回は大勢の登山客が
煩わしいのか姿を見せない。山頂の社も閉めたままで何となく殺風景である。ここでは、登山客が周辺の
彼方此方で弁当を広げており、座る場所を確保するのが困難なので、山頂北側に建つ中継基地迄下って休憩
する。ここから元来た道を辿らず、"見晴台"を経て"日向薬師(ひなたやくし)"に向けて下る。
 今回は業務で帰省時に、I氏と共に丹沢の信仰の山"大山"に挑戦した。I氏には色々御迷惑をおかけしたが、
私自身登山の楽しさを途中から再認識出来る事が出来た。機会を見つけて、別の山にI氏と共に挑戦したい。 

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