*** 2002年4月20日 六甲 荒地山 ***

1.ヤマツツジ
(城山)
2.躑躅
(モチツツジ)
(城山)
3.ヒメハギ
(城山)
4.岩梯子
(荒地山)
5.花崗岩巨石1
(荒地山)
6.花崗岩巨石2
(荒地山)
7.大阪湾
(荒地山)
8.六甲連山
(荒地山山頂)
9.ミツバツツジ1
(風吹岩付近)
10.ミツバツツジ2
(風吹岩付近)


 法事にて帰省時に、躑躅の花を求めて4月20日(土)に六甲手前の荒地山(549m)に登る。
こちらのルートはロックガーデンとは異なり、空いていると期待していたが、今回は好天のせいか
中高年の団体が多い。
 高座の滝の一キロ程手前を右に折れ、先ず鷹尾山に向かう。ここは通称城山と呼ばれ、16世紀に
細川高国、澄元の両軍が覇権を争った古戦場として知られているが、山頂(274m)に有ったと言われ
る城郭跡は既に消失している。登り始めると、ミツバツツジの落花があちこちに見られ、時既に遅
しという思いに駆られる。しかしながら、暫くすると大型のモチツツジが見られるようになり、
園芸種と思えるほど艶やかである。山頂近くになると、藪の陰から真っ赤なヤマツツジが顔を出し、
目を楽しませてくれる。道端では、トカゲやシマヘビが日向ぼっこをしているのに良く出くわすが、
逃げ足が素早いので中々写真に収められない。鷹尾山を越えた辺りから、花を付けているミツバツ
ツジも見られるようになるが、若干色あせて弱々しく見える。
 荒地山の登りにかかると、突如渋滞に巻き込まれる。前方を見ると、通称岩梯子の鎖場で恐る恐
る且つ大声で喚きながら、団体様が登っているのが判かる。更に上方の岩場では、岩のトンネルを
抜けていくのだが、阪神大震災の落石の影響で、人一人がやっと通れる位に狭まっており、これも
渋滞の一因の様である。巨石の上で小休止後、荒地山山頂に向かう。途中、ミツバツツジの群落が
目を楽しませてくれる。山頂に着くと、先ほどの団体が山頂を占領して昼食の真盛りで、良い休憩
場所が見当たらないので、記念撮影後早々に山頂を立ち去る。ここから、昨年見事なミツバツツジ
の大木が有った"太陽と緑の道"への合流点に向かう。お目当ての木を見つけるが、ごく一部に花を
残すだけで、既に時遅しという感じである。今年は桜と同様、ツツジも2週間以上開花が早まった
模様である。ここから風吹岩を経て、高座の滝へと下る。
 今回は最盛期を逃した感が有ったが、躑躅の花を十分鑑賞できた一日であった。

登りの厳しさ:★☆

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