*** 2001年10月26日,27日 丹沢蛭ヶ岳 ***

1.三ノ塔を望む
(行者岳先)
2.ヤシオツツジ
(木ノ又大日付近)
3.モミジ1
(塔ノ岳北面)
4.モミジ2
(塔ノ岳北面)
5.モミジ4
(塔ノ岳北面)
6.ナナカマドの実
(塔ノ岳北面)
7.モミジ5 8.紅葉1
(日高)
9.黄葉(日高) 10.紅葉2
(日高)
11.紅葉3
(日高)
12.紅葉5
(日高)
13.紅葉6
(日高)
14.紅葉7
(日高)
15.I氏
(竜ヶ馬場)
16.赤富士
(蛭ヶ岳山頂)
17.御来光1
(蛭ヶ岳山頂)
18.御来光2
(蛭ヶ岳山頂)
19.御来光3
(蛭ヶ岳山頂)
20.朝焼けの富士
(蛭ヶ岳山頂)
21.朝焼けの
富士3
(蛭ヶ岳山頂)
22.I氏
(蛭ヶ岳山頂)
23.酒井
(蛭ヶ岳山頂)
24.箱根方面
(蛭ヶ岳山頂)
25.蛭ヶ岳
(鬼ヶ岩)
26.岩場
(鬼ヶ岩)
27.富士&
蛭ヶ岳
(鬼ヶ岩)
28.檜洞丸への
尾根道
(鬼ヶ岩)
29.熊木沢の
紅葉1
(鬼ヶ岩)
30.熊木沢の
紅葉2
(鬼ヶ岩)
31.熊木沢の
紅葉3
(鬼ヶ岩)
32.蛭ヶ岳山荘
(鬼ヶ岩)
33.南アルプス
甲斐駒ケ岳
(鬼ヶ岩)
34.蛭ヶ岳への
尾根道
(不動ノ峰)
35.不動ノ峰
への登り
36.富士と鬼ヶ岩
の頭
(不動ノ峰)
37.ヤシオツツジ1
(丹沢山頂)
38.ヤシオツツジ2
(丹沢山頂)
39.赤い実
(丹沢山頂).
40.富士&
ユーシン渓谷
(日高)
41.紅葉1
(日高)
42.紅葉2
(日高)
43.紅葉1
(新大日)
44.紅葉2
(新大日)
45.紅葉3
(新大日)
46.紅葉1
(カイサク小屋)
47.紅葉2
(カイサク小屋)
48.紅葉3
(カイサク小屋)
49.紅葉4
(カイサク小屋)
50.紅葉5
(カイサク小屋)
51.紅葉6
(カイサク小屋)
52.黄葉
(カイサク新道)
53.紅葉
(セドノ沢手前)
54.台風の爪痕
(セドノ沢)
55.紅葉
(セドノ沢)
56.I氏&酒井
(戸沢山荘前)

 10月26/27日の両日、I氏と蛭ヶ岳に再挑戦する。今回は水無川沿いの戸沢(標高560m)まで車で行き、政次郎尾根を経て
表尾根の行者岳先に抜けるルートを取る。この道は檜林の暗がりを急登するルートで、見晴らしは良くない。
表尾根に出ると、三ノ塔辺りから黒雲が湧き出て来て、そのうち視界が全く利かなくなる。下界は晴天なのに、山の天気
は解からないものである。これから先が思いやられる。
 新大日茶屋で早めの昼食を取り、塔ノ岳山頂(標高1493m)に向かう。平日にも拘わらず、山頂では10数名の人が昼食を
取っている。小休止後丹沢山(標高1567m)に向かう。塔ノ岳北面から日高にかけての紅葉を期待していたが、ややピーク
を過ぎていたのか、良い被写体に中々恵まれない。
 丹沢山(標高1567m)から通称ツルベ落しを下る。前回未整備だった急斜面が修復されており、実に歩き易い。更に進む
と不動ノ峰辺りから槌の音が聞こえてくる。近づくと、4人の方が懸命に登山道の修復作業中である。先頭の責任者と思
われる方にお礼を言って通り過ぎようとすると、”この前お会いした方”と声をかけられる。何と10月初旬に蛭ヶ岳山荘
でお会いした長岡さんである。お互いの再会を喜び、10分程立ち話をして立ち去る。
 蛭ヶ岳山荘には夕刻にたどり着く。既に酒が回って赤ら顔の爺さんが、I氏に寄って来てウイスキーをせびる。I氏は
きっぱりとはねつけるが、夕食時も側に寄ってきて更にせびる。結局爺さんは一人でビールや日本酒を飲み続け、益々
おかしくなる。禁煙の部屋で堂々と煙草を吸い始めると、堪忍袋の緒が切れたのか、I氏が外で吸う様に注意する。
爺さんは憮然たる態度で、周りの人に同情を求めるが、誰も相手にしない。結局皆から厄介者扱いされて、ロビーの隅
で一人寂しく眠ることになる。酒を飲まなければ悪い人ではないと思うが、マナーを守れなかったり人に絡んだりする
のは困りものである。I氏の勇気ある行動に敬服する。
 山荘の主人の杉本さんと四方山話をする。杉本さんは3年前に会社を希望退職し、就職支援会社には頼らず自分で職を
見つけたとの事である。私も就職内定のお話をして、前回お世話になったもう一人の管理人の梶原さんに礼状を託する。
就寝前には他の登山者の方と写真談義になる。後日私の写真のHPアドレスの連絡を約束する。
 翌朝は打って変って快晴となり、御来光を撮影する為蛭ヶ岳山頂(標高1673m)に20分程留まる。山頂の見晴台には霜が
下りており、すこぶる寒い。シャッターを押す指がかじかんでくるが、粘った甲斐有って御来光、赤富士、南アルプス
他を写真に納める。
 8時前に山荘を出発し、元来た道をひたすら下る。めったにない好天に恵まれ、フイルムをどんどん消費する。
不動ノ峰では長岡さん等が既に仕事の真最中である。再会を願って更に下る。撮影の度に立ち止まるので、中々前に
進まない。I氏は一服しながら待ってくれているが、何か申し訳ない。昨日下ったツルベ落は整備された為、急斜面
ではあるが登り易い。長岡さん始め、鈴木建設の方々に感謝する。
 丹沢山を経て塔ノ岳山頂で昼食を取る。ここは先週の金時山にも劣らぬ盛況ぶり。元来た道を下り、カイサク小屋前で
休憩していると、小屋の主人でカイサク新道の開祖渋谷書策さんがひょっこり現れる。I氏がこの新道について質問する
とぶっきら棒に返答されるが、根が正直な方のようである。時間はかかるが見晴らしの良いこの道を行くことにする。
途中の沢は台風の爪痕が残り、少々危険であったが何事も無く戸沢の駐車場まで辿り着く。
 今回は前回お世話になった方と再会したり、飲んだくれの爺さんに会ったり、変化に富んだ登山となった。

登りの厳しさ:★★★

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