《夜明け》 |
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2014.3.6 |
夜明けの歌を歌おうか
明けない夜はないという
かごめかごめ
籠の中の鳥が外に出る
夜明けの晩に
すべる鶴と亀
まだまだ深い闇の中
星たちは空でまたたきながら
神秘の舞踏を遊んでる
夜が明けるときには
気をつけるがいい
光のなかに溶け込んで
星たちの歌が聞こえなくなってしまうから
耳をすませて
ほら
後ろの正面をふりかえれ
聞こえてこないかい
星たちの裏声が
ほんとうの夜明けの歌が
わたしの深い深いところから
夜明けの歌を歌おうか
星の消えない夜明けの歌を
光のなかで見えてくる
後ろの正面を歌うのだ
ほんとうの夜明けを祝うために