風日誌


鯉が窪湿原・金ボタル

2004.07.05

 

・鯉が窪湿原(岡山県哲西町)
・金ボタル(岡山県哲多町)
 
昨日は、台風の影響で天候の崩れを心配しながらも、
ほぼ一年ぶりの鯉が窪湿原散策(岡山県哲西町)、
二年ぶりの金ボタル見学(岡山県哲多町)に出かける。
 
道の駅「鯉が窪」で、格安で豪華版の山菜定食を食べた後、
鯉が窪湿原には午後3時頃到着。
yuccaも同じことを感じたらしいのだが、
なぜかとても優しい空気につつまれていた。
これまで何度も訪れているが
ここまでやわらかい印象を受けたことはなかった。
 
胸の奥まで、そして感覚の深いところまで
その空気を吸い込みながら1時間ほど、
ハンカイソウ、クサレダマ、ノハナショウブなど
写真を撮影しながら湿原を回遊。
途中、yuccaがクロツグミらしき鳥の声に気づき、
デジカメの録音機能を使ってなんとか録音。
 
その後、少し早かったが、哲多町方面に向かい、
今日の一番の目的地である金ボタルの見学に向かう。
 
一昨年にもこの地でわずかながら金ボタルを見ることができ
とても感動したことがありここでもご紹介したことがあるのだけれど、
そのときはすでにピークが過ぎていた。
この哲多町の金ボタルは日本では珍しい陸生の蛍で
7月10日前後の10日間ほど、日暮れの1時間ほどに飛ぶのを観察できる。
詳しくは哲多町のHPを。
http://www.town.tetta.okayama.jp/hp/hare/hotaru.htm
 
今年は例年より少し早くこの土日はピークに近いほどだったようで、
昨日は、駐車場から急勾配の山道を20分ほど登ったところにある
神社のある山頂のあたりで待つこと約2時間半、
午後7時45分頃から約1時間ほど、
まるで蛍のイルミネーションのようになったような
ちょっと言葉にはできないほど素晴らしい光景が見られた。
写真は長時間露光のものしか見られないので
実際に見てみないと闇の中の蛍イルミネーションは
イメージしにくいかもしれない。
 
まだ光が続いているなか、名残惜しいものの、
午後9時を過ぎた頃下山。
真っ暗な山道を岡山市まで2時間ほどかけて帰路につく。
途中、まさに田舎ロードなので店とかもほとんどなく、
やっと食事できたのが午後11時を過ぎてからだった。
 
 

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