風日誌


i-Bookと舟沢さんの新譜


2004.05.16

 

今使っているi-Macの調子が悪くすぐにハングアップしてしまうので
近々修理にだすことにしたが、おそらく3週間以上はかかるだろう。
ということで、ちょうどi-Bookの新製品がでたところなので、
思い切って14インチ液晶のついたものを購入した。
 
とはいえ、いちばん心配なのはシステムの問題である。
これまで使っていたOSの9.2ではなくヴァージョンがXになってしまう。
設計そのものが根本的に変わっているということなので、
処理能力は高速化しているものの、OSの9.2はそのままの形では載らず、
これまで使っていたソフトはClassic環境で作動することになるという。
つまりOS XのなかにOS 9.2が擬似的に立ち上がっている状態である。
よくよく中を見てみるとかなりアクロバットのような感じになっている。
 
で、危険だけれど、例の如くマニュアルも満足にみないままあれこれやってみた結果、
これまで使ってきた基本的なソフトはなんとか使えそうだという結論に。
古いプリンタ等もなんとか動いてくれた。
しかし、OS Xでつくったファイルは
そのシステムで稼働する周辺機器でしか使えないようだし、
もちろん9.2専用のソフトはXでは動いてくれない。
それに、このClassic環境はかなり不安定で
ときにはソフトが立ち上がりにくくなってしまうこともある。
 
入力に使っていたATOKもヴァージョンが14なので対応していない。
今度のMAC専用の「ことえり」は使ってみるとまずまずだけれど、
やはり「ことえり」に対する不信感はぬぐえず、
やはりXでもATOKを使うことにしVer16を併せて購入することにした。
で、面白いことに、というか、Classic環境下ではこれまでのATOK14を使うことになる。
なんか変な感じもするけれど、まあ仕方ないか、という感じ。
 
で、このメールも、そのi-BookのClassic環境下で立ち上げた
Eudraというメールソフトで書いている。
OS Xには専用のメールソフトがついていて
これはけっこう使えそうなのだけれど、
とりあえずしばらくはClassic環境下で過ごすことになりそうだ。
 
ともあれ、なんとかi-Macも無事修理に出せそうだし
ハングアップ等も基本的になくなるので
「うんざり」シーンも減りそうでやっと一息というところ。
しかし、新しいパソコン環境に以降したりするごとに
けっこうな手間と時間を食われてしまうのはちょっとシンドイ。
 
さて、舟沢さんの新譜CDをブッククラブ回で木曜日に頼んだところ
もう金曜日には届いていたのでさっそくyuccaときいてみたところ
やはり期待どおり?というか、
きわめて舟沢さんらしい作品になっている。
2つの作品もそれぞれにそれぞれの世界を立ち上げてくれる。
 
しかし、これだけの世界をコンピューターでつくるのは
なまじの感性ではできないだろうなといつも思ってしまうが、
ある意味では、「自我」をもってこの地上に暮らしている人間であるがゆえに
その自我をもった私たちだからこそ、
私たちが「世界」と関わろうとするときにでてくるとても重要なプロセスに
舟沢さんの音楽世界は深い示唆を与えてくれるのだろうと思う。
 

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