風日誌


シュタイナーの誕生日


2004.02.27

 

今日2月27日はシュタイナーの洗礼日。
シュタイナーは1861年2月25日に生まれて27日に洗礼を受けたが、
慣例に従ってその27日を自分の誕生日といっていた。
 
その日、麻原彰晃は死刑判決を受けたが、
一方で、yuccaからきいたのだけれど、
網野善彦さんが亡くなった日にもなったらしい。
これはかなり悲しい。
網野善彦さんはほんとうは白川静さんくらい生きてほしい人なのだから。
 
ところで、このところいろんなお店のオープンやらでただただ慌ただしく
少なくともまとまってなにかをじっくり考える余裕がない。
とても古いたとえだけれど、まるでツイスターゲームのようだ。
明日も明後日も仕事で休みもとれないのだけれど、
なにはともあれシュタイナーの誕生日くらいは
思い起こせるようでありたいと思う。
実は、yuccaからきいてはじめて思い出した。
 
昨日は、「おとなのためのディック・ブルーナ入門」
という特集を組んでいる芸術新潮3月号を買った。
じつは、ぼくはなぜミッフィーちゃんが気に入っていたりする。
とくに1963年バージョンのがいい。
その不思議な抽象性というか。
ミッフィーちゃんの絵本もなかなかよくできている。
空所がおそろしいほどたくさんあって
そのなかにたくさんいろんなものを容れることさえできる。
とても子どものための絵本とはいえないような。
だから、「おとなのためのディック・ブルーナ入門」というのは
なるほどという企画だと感心してしまった。
 
この芸術新潮3月号を買ったのにはもうひとつ理由がある。
「日本美術応援団 鉄斎の富士を仰ぐ」という
赤瀬川原平と山下裕二の対談である。
鉄斎の富士というのはやはりとても気になるのだ。
ミッフィーちゃんと同じくらい。
 
 

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