風日誌


カセットライブラリー


2004.02.12

 

あまりに無秩序になったまま放置されている感のある
我がカセットライブラリーの整理をしはじめている。
 
基本的に処分できるものを処分しようという計画である。
何を録音してあるのかすでにわからなくなってさえいるものを含め
1000本を超えるカセットがあり今回はそれをとりあえず
カセット収納ケースに収まる750本に収めようとしているのだが
処分しようとして少し聞いてみようとしたりすると
なかなかに情が移ってしまい、ままならなくなる。
 
それでもある基準をつくって
それを満たした場合、情の移る前に
有無を言わさないようにして(自分にだが)
どんどん捨てる方向性で計画を敢行しつつあるものの
最後の50〜100本ほどというのがなかなか決心がつかなかったりする。
ええい、優柔不断なやつめ。
 
ところで、あらためてカセットテープに録音した
音楽の録音の日付をみてみると
80年代のものが多く90年代に入るとかなり少なくなっている。
 
中島みゆきのものなどさえもレコードとカセットとあわせると
80年代までのものはなぜかほとんど手元にあったりして驚いた。
最近では中島みゆきのアルバムとかをほとんど知らないでいる。
懐かしくなって『寒水魚』をきいてみたが、
「鳥になって」とか「歌姫」とか、涙なしにはきけなかったりする。
いまきいてもとてもいいアルバムで、あまりに懐かしすぎる。
 
そういえば録音はほとんどがレコードからの録音になっている。
レコード針が戻る音などが入ってたりする。
その頃は片面5曲ほどをカセットの片面ずつに録音していたのだ。
それがCDへメディアが移行していくとともに
A面・B面という区別がなくなっていった。
そして、CDが手軽なものだから、次第にカセットテープのほうも
あまり使わなくなったともいえる。
そういう意味で、A面・B面という時間の感覚がなくなって
同じ音楽でも聴き方がかなり変わってきているようだ。
 
今ではもちろんCDが「我がライブラリー」になっている。
最近ではCDの複製さえ簡単にできるようになってさえいる。
ううむ、CDの整理のほうもちゃんとしないと
そのうち大変なことになりそうだ。
 
 

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