風日誌


健康診断


2004.02.05

 

毎年この時期になると、会社の決まりで
健康診断なるものを受けることになっているが、
こういう検査でいったい何がわかるのかいつも疑問に思っている。
今日もその健康診断なるもので、むしろ体調が悪くなった。
 
そういえば、会社勤めをするようになってから3年目。
かなりなストレスもありバランスをもっとも崩していた頃、
健康診断の結果、胃腸の再検査が必要ということで、
バリウムを飲まされ、医師の診断で一ヶ月の入院が必要という宣告を受けたが、
こんな感じの検査漬けではむしろそれが原因で病気になりそうな感じがして
結局、病院には通わず、自分でなんとかすることにしたところ、
一ヶ月ほどで当初の症状は消えてしまいその後もなんともなかった。
健康診断も再検査も反面教師的な意味以外のものはなかった。
 
今日の健康診断でも、短い間にバリウムを飲まされ
機械の上であっちを向けこっちを向け・・・とされた上、
最後に下剤をもらって、結局それで一日中調子を悪くした。
 
日頃から無茶をしている人にとっては、
こうした健康診断でも病気の発見とかには有効なのかもしれないが、
そうでない場合、こういうベルトコンベアー方式の健康診断とかは
あまり意味があるとは思えないし、
むしろこれで病気になる人、もしくは、
病名を付されてしまう人のほうが多いように思えてならない。
 
意味があるとすれば、やはり予防医学的な在り方だろうし、
日頃からできるだけ過剰なまでの無茶を避けることなのだろうと思う。
けれど、あまり健康、健康といいすぎるのもあまり好きになれなかったりする。
人はみんな死ぬべき存在なのだし、死に方もいろいろなのだから、
健康でなければならないとか、死なないような対策をこうじるとかいう、
あまり画一的な価値観を強要するのもいかがなものか。
もちろん、自殺とかいうのは避けたほうがいいとは思うけれど。
 
 

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